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2020年6月23日 (火)

ゆっくりだけど

かなりの算数アレルギー状態で5年生の途中から来てくれている、今春中1になった子がいます。幸い拒否反応は徐々に和らぎ、小学校の授業ではほとんど困ることはなくなったとのことでしたが、レッスンをしていると、もどかしくなるほどじーっと止まっていることがあります。

考えているときも、考えられずに困っているときもほぼ表情が変わらないので、声をかけるタイミングが未だに結構難しいのですが、このスローペースだと、考えたらできる問題でも、授業のペースに置いていかれはしないかと気にかかってもいます。

幸か不幸か休校期間が長かったため、学校で授業が始まるまでに教室でじっくり理解を深めてもらえたのはよかったのですが、今後学校の進度が速まるとしたら、どのぐらいまで先取りで時間をかけられるかはわかりません。

ただ、その子を見ていると、初めはとても不安そうにゆっくりゆっくり時間をかけてようやく答えを書くのですが、1問マルになり、また1問マルになりしているうちに、少しずつ速くなり、途中式なども減らせるようになるのが感じられます。

これは、小さい子であれば割と頻繁に目にするのですが、高学年や中学生になってから来てくれる子は比較的少ないので、目にする機会はあまりありません。ただ、その子の姿を見ていると、学年が上がっていても、考える、理解する、消化する…というような流れは同じなのだなと感じます。

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