どうなりますやら
年長の頃から来てくれていたものの、スポーツをがんばり始めたことでだんだんと宿題その他取り組みが疎かになり、おうちの方ともお話をされて、お別れした子がいます。
時々、どうしてるかな、元気かなと思うことはありましたが、辞めるときに相当教室や私のことが嫌になっていたような気がするので、元気でがんばっていたらいいなと思うにとどめていました。
しかし、思いがけず、おうちの方からご相談を頂き、一度その子と話をしてみてもらえないかとのこと。
そして、今日久しぶりに会って話をさせてもらったのですが、本人は私や教室が嫌なわけではないけど、一度辞めたところに戻るのは嫌だと言っているそうなので、もちろん無理して戻ってきてもらうつもりは全くなく、うちでなくてもその子に合いそうな塾や教室があればそちらに行けばいいし、塾などに行かず、自分でがんばってみるというのであればそれでもいいのではということなど、思うところを色々とお話しし、おうちの方としては戻らせたいと思ってくださっていることもよくよくわかっていましたが、今日の時点では本人が家で自分でやってみるとのことだったので、それでお話を終えました。
その子にも話したのですが、家で自己管理をして学ぶというのは、私が子どもだった頃に比べて遥かに難しい環境になっているのは間違いないだろうと思います。
私は心の底から、もし今の時代に生まれていたら、母校である高校にも大学にも行けなかったであろうという確信があります。というのも、私の時代にはまだビデオ録画というのもさほど一般的ではなく、各家庭にゲーム機があるというようなこともなく、当然スマホもありませんでしたので、気が散る要素が比較的限られていました。リアルタイムでテレビを見るには、親のいないとき、もしくは親が許してくれた場合など、ある程度制限がかかりますし、ゲーム機やスマホはありませんから、せいぜいマンガを読んだり、家族でトランプやボードゲームなどをするぐらい。明らかに今と比べると集中しやすかったように思います。
ですから、今の時代、家庭学習できちんと管理していけるというご家庭は本当に素晴らしいと思います。
そういう事情もお分かりなので、おうちの方は通わせたいと思ってくださっているのだと思いますが、さて、どうなりますやら。
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