感慨深い
今日は期末試験前で別の日に振替になった中学生がいたので、レッスンの終わりが早く、普段は最後がその子になることはない4年生さんが、帰り際、玄関の本棚を眺めながら話しかけてきました。
「この本全部先生買ったん?」
「何冊かは、もう読まないからよかったらどうぞってもらったのもあるけど、ほとんど全部買ったよ。」
「すごっ!」
「でも、1年とかで買ったわけじゃないからねぇ。もう17年ぐらい(正確には今年の7月が来たら丸17年ですが。)教室してるから。」
「えっ!?」
その子が驚いたので、え?なんで?と思うと同時に、ああ、そうか、この子はまだ影も形もない頃から教室をしてるってことなんだなぁと、改めて感じました。
元々、通ってくれた第1号の、当時1年生だった子達が社会人1年目とか大学4回生とかなので、その感覚はあったのですが、今4年生の子の子はまだ生まれてもいなかったのに、こんなに育つだけの時間よりもっと長く教室をしているんだなと、なんだかしみじみしました。
そして、そういえば1年目はまだ全く暮らしていける状態ではなく、子ども用の本を1冊買うのもある種の勇気や決断がいったことや、子ども用の本は日曜大工?で作った、20冊入るかどうかの本箱1つから始まったことを思い出し、ちょっと感慨深いものがありました。
大学を出てすぐから同じ職を続けている友人などはそれよりずっと長いキャリアなので、17年が長いとは言えませんが、それでも不安だらけでスタートしたこの小さな教室をこれまで続けてこられたことに、改めて感謝します。
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