「あっ!」
子ども達とレッスンをしていて、「あっ!」と言ってもらえるときがとても好きです。
今日のレッスンでも、初めて帯分数同士のたし算やひき算をした子が、どう考えればいいのか気づいた瞬間に「あっ!」と言って、ぱぁっと表情が明るくなる瞬間がありました。
色々な表やグラフの学習をしていた子に、日本では投票の集計などの際に「正」の字を書いていくことがあるのだけど、なぜその字を使うといいのかを考えてもらっていたときに、5画ということは知っているのに、理由をなかなか思いつかないようでした。そこで、1つずつマルを描いていってもいいし、棒を1本ずつ書いていっても、チェック印を1つずつ付けていっても、ほかにも色々方法はあるよね?と話をし、更に考えてもらったところ、「5の段はかけ算も簡単だな。」などとブツブツつぶやいて、その後、クラスの選挙ぐらいならマルを描いていって数えてもしれてるけど、もし学校で何百人という人が投票したらどうなりそう?というと、ぱっと表情が明るくなり「あ!5でまとまってるから、わかりやすい。それに、5の段だと掛け算もしやすい!」とようやくすっきりした様子でした。
レッスンで、多くの子にできるだけたくさん「あっ!」と感じる瞬間を作りたいと思っていますので、いかに説明はせず、どういう言葉かけをすれば気づいてもらえるかにいつも知恵を絞っています。
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