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2020年2月 7日 (金)

新たな気付き

教室では全ての計算をまず暗算でできるようになってから、必要に応じて筆算をするのですが、学校などで習ってしまう前に筆算を学習する場合、極力テクニックとして教えたくないと思っているため、色々考えるのですが、これまで今ひとつ「これだ!」というアイデアが浮かばなかったことがありました。

大人からすれば何でもないことでもありますし、また、学校などでは繰り上がりの「1」を書くというような教え方をすることが多いのではないかと思いますが、暗算で計算ができるようになった後の子達に、例えば「387+246」のような足し算を筆算でしてもらうと、最初に何も言わずにしてみてもらうと、少なくない子達が暗算のときの習慣で上の位から6、3、3と書いていきます。
その書き方でもスラスラできているうちは黙って見ていることもありますが、繰り上がりが出てくるたび消しゴムが登場したり、桁が大きくなって苦労し始めた段階で、筆算は計算が苦手な人でも簡単にできるように考えられた計算なので、小さい方(下の位)から計算するのだということを伝えます。

そして、上の例でいえば、一の位の7と6をたすといくつになるか尋ね、13の1を十の位の上に、3を一の位の下に書くように書き方を教え、次に十の位の1と8と4のところをたすとどうなるか尋ねると、少なくない子が「130」と答えるので、十がいくつになるかを尋ね直し、「13」と答えてもらおうとするのですが、なかなかすんなりいかない子が時々いて、そういう子は筆算をしているのに、上の例だと、7と6で13、10と80と40で130、100と300と200で600というような考え方をして、暗算より手間取ったりすることがあります。

そんなときに言葉で「10の数」だとか「100の数」だとか言っても、小さい子だとぴんと来ないことがあって、無理矢理テクニック的に教えるのは嫌だし、意味を考えたら計算できるのだし、学校で習うまでこのままでもいいかな…となったこともありました。

ですが、今日のレッスンで1年生さんと筆算をし始めたとき、やはりなかなかピンとこない様子で、さてどうしようかなと思ったときに、ふと閃きました。以前使っていた教材では、100を超える数でもドットを使って学習していましたが、自作の教材では100を超えて1000までの数の学習をする段階からはお金も使って学習するようにしています。(10000個のドットをイメージできる子はまずいませんし、1000個でもきびしいのではと思いますので。)

そこで、普段見せている「位の部屋」の台紙に、問題に合うように硬貨を並べ(例であれば、百円玉3個、十円玉8個、一円玉7個を上の段、同じく2個、4個、6個を下の段に並べて)、あわせると一円玉がいくつになるか尋ね、13個と答えたらそのうち10個を十円玉に両替して十の位の位置に置き、次に十円玉の数を尋ねると13個と答えるので、また10個は百円玉に両替して百の位の位置に置き、最後に百円玉の数を尋ね、繰り上がった分の個数はそれぞれの位の上に、最終的なそれぞれの個数を位の下に書いてもらうということを二、三度一緒にしたところ、何をしているか理解できたようで、桁が多くなってもスラスラ解き始めました。

そうか、実際に硬貨を見せれば「何個」かを考えてもらえるので、理解しやすいなと新たな発見をしました。
ありがたいことです。

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