嬉しい言葉2
今日、ある保護者の方から頂いたメールに、なんとも嬉しいことが書かれていました。
5年生の秋頃、算数に強いコンプレックスを持った状態で来てくれた子がいました。確かに、問題に向き合うときも自信なさげで、全く楽しそうではなく、見ている方も辛くなるほどでした。
ただ、真面目な子なので、計算などはほぼきちんとできていましたし、指示も素直に聞いてくれたので、その子が考えられる範囲で精一杯考えてもらう、時間がかかっても待つということを続けていくうち、とりあえずコンプレックスは和らいでいきました。
そして、小学校の算数のテストは大抵ならったたんげんのまとめテストなので、落ち着いて問題に向き合えるようになったからなのか、6年になってからは常に高得点を取れるようになり、評価も上がったそうです。
その子がおうちの方に「先生は殆ど教えへんのになぁ」と言って不思議がっていたと教えてくださいました。
「教えない」は教室を始めたときから最も大事にしていることで、そうは言っても全く何も教えないわけではなく、加減やタイミングがなかなか難しいのですが、「教えられていないのにできるようになった」と感じてもらえたことは私にとってこの上ない褒め言葉でもあります。
まだまだ力不足ではありますが、今年もしっかりがんばっていきたいと思います。
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