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2020年1月25日 (土)

気づきをもらう

子ども達とレッスンをしていると、子どもの思いがけない反応に新たな気づきやヒントをもらうことがあります。
これもまた、こちらが説明し、教えるスタイルを取っていたら、なかなか得られないことだろうとも思います。

今日のレッスンで折り紙を使って分数の学習をしていた子が、そう難しくないはずのことなのに、えらく考え込んでいたり、おかしな答えを書いたりしていました。
来るときに車酔いしたと言ってぼーっとしていたので、その影響もあるのかな?と思ったりもしたのですが、おかしな答えを書いていた中のひとつを後から考えると、「元の折り紙」にとっては「8分の1」で、答えるのはそれなのですが、その子が「5分の1」と答えたのは、既に8分の3を切り取った残りの折り紙にとって「5分の1」だったのだなと気づきました。

問題には「元の折り紙の」と断ってあるので、5分の1は間違いですし、そのときは元の紙を5つに折っていないのに、どこから5分の…が出てくるの?と思ってしまい、気づけなかったのは申し訳なかったなと思います。

そして、その子がそんな間違いをしてくれたことで、よくある文章問題の、全体の6分の1を使い、次に残りの5分4のを使うと、残りが…というような問題や、その手の割合の問題なども、折り紙や紙テープなどで導入できるのではと気づかせてもらいました。
もちろん、これまでも図を描いてもらったりはしていましたが、実際にそんな文章問題を解くようになる前の段階で、そういう問題の基礎となるものを実感してもらうこともできるなと。

子どもの間違いや難しく感じるところは、多くの気づきをもらえる大事なものなのだろうと思います。

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