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2020年1月16日 (木)

子どもって面白い

私は「コワイ先生」であることは否定しませんが、怒ったからではなく、問題が難しかったり、何らかの気持ちの葛藤があったりして、子ども達に泣かれることは少なくありません。
特に小さい男の子たちは、レッスンをしていて泣かれたことがない子の方が数えるぐらいなのではないかというぐらい、思いがけないタイミングで泣きだされることもしばしばです。

未だにその泣き出す理由を正確に説明してくれた子はおらず、おまけに、年齢が上がるといつの間にか泣くことはなくなり、自分が泣いていたことすら忘れてしまう子もいるので、いつまでも本当のところはわからずにいます。
ただ、自分にとって未知の、難しそうな問題を前にすると、不安に襲われるのかなとか、できないということが悲しいのかなと、そんな感じだろうなとは思います。(幼児さんとかであれば、眠くて泣いてしまう場合もありますが。)

泣き出した場合、声をかけると一層激しく泣かれることもありますし、かといって、泣かれるのが嫌でやり方を教えてしまうというようなことはしたくないので、無理そうであればその問題を保留にしたりします。

ただ、それとは別に子どもは面白いなと思うのが、一緒にレッスンをしている子が泣き出した場合、それに気づいても、不思議なぐらい「何で泣いてるん?」とか「泣かなくてもいいやん」とか、何かしら声をかけるような子はあまりおらず(その子がお友達や兄弟だったとしても)、かといって、気にしていないわけではなく、泣いていない子が妙に明るく振舞い出したり、いつも以上にレッスンをがんばったりすることがあるのです。

子どもながらに、泣いているときにはそっとしておく方がいいと気づいているのでしょうか。
そして、直接励ますでも慰めるでもなく、かといって迷惑がったりすることもなく、何らかの気遣いを見せるのが本当に可愛いなと思います。

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