さすが、変わるの速いなぁ。
11月の半ば頃から一緒にレッスンをしている年中さん。
よその教室から移ってこられたのですが、来てくれたときには既に算数嫌いの気配が漂っていました。
問題をするにも嫌そうな雰囲気が全身から出ている感じで、まだ小さいのに可哀想に…と思いました。
それでも、その子が自信を持って答えられるところからもう一度やり直したところ、比較的すぐに笑顔が見られるようになり、ひと月ほどでニコニコとレッスンに来てくれるようになりました。
11月の時点では3までは自信を持ってすぐ答えられるものの、4や5になると途端にあやしくなる状態だったのですが、ふた月ほど経った今日のレッスンでは、2つのサイコロを転がして、片方が5であれば、2つ合わせていくつになるかもすぐ答えられるようになり、それだけでなく、答えるときに「なに、そんな簡単な問題?」と言わんばかりの余裕の表情まで見せるようになりました。(笑)
「アレルギー反応」が出ても、その対処が早ければ、抜け出すのも比較的早いことが多いですし、何より、小さい子達の変化は本当に速いなと感じることがよくあります。
それだけに、小さいうちに「いやだな」「やりたくないな」と思わせてしまうことは本当に勿体ないことだとも思います。(もちろん、個々の好き嫌いなどはありますから、本来その子にとって難しくないはずのものでも嫌がる場合はあると思いますが。)
そもそも、その子が「アレルギー」を発症したのは、まだ4や5もはっきり見分けられないのに、カリキュラム重視で10までの数へと進んでいたからだろうと思います。
大人にとっては5も10も大して変わらないように思いがちですが、子どもの成長段階で、3までの数が把握できても4、5になるとあやしい段階があり、次に5までがきちんと把握できるようになっても、6,7と5を超えた数があやしい段階があって、それを経て10までの数の把握ができるようになる場合がほとんどのようです。
その子に関しては、おうちの方が早目に気づいて教室を変えてくださったので、算数嫌いにならなくて本当によかったなと思います。
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