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2019年12月12日 (木)

改めて感じる

教室を始めるときに大変お世話になった先生から教えて頂いたことの中で、お話を聞いても理由が全く分からなかったことのひとつが「点つなぎができない子は数量感覚が身に付かないので、計算練習をさせるより先に点つなぎがしっかりできるように練習させなさい。そうしたら計算もできるようになります。」というものでした。

教育学部を出て、その後塾講師などもし、それなりには学んでいたつもりでしたが、そんな話は初耳で、計算練習をしなくてもできるようになるってそんなわけないやん…と内心思ったものです。
ですが、算数で苦戦している子の多くは点つなぎにも苦戦していたり、算数が得意な子は好き嫌いは別としてさほど苦労することなくできたりというのを何度も目の当たりにし、理屈は分からないけど、実際に関係ありそうだと数ヶ月で感じるようになりました。

そして、年長の頃から来てくれていたものの、どうも数の感覚が身に着くペースがゆっくりだと感じていた子は、点つなぎがとても嫌いで、かなり初歩的なものから少しずつ、本当に少しずつ難しくしていったにも関わらず、宿題の点つなぎは手を付けずに来たり、やってあっても何度も何度も消して、結局間違っていたり、途中で断念していたりということがありました。
おうちの方も、まだ幼いうちから、勉強が嫌になるのが一番困るとおっしゃっていたので、無理はさせず、もうちょっとがんばれるかなというぐらいのところに留めながらもどかしさも感じていました。(もちろん、何度も点つなぎは大事なのだという話は本人もしてきましたので。)

それが、ここ最近かなり線がすっきりし、いちいち点を数えなくてもすっと線を引けることが増えてきました。消しゴムを使うことも随分減り、何より本人の表情から抵抗感がほぼ感じられなくなりました。
それと同時に、レッスンで楽しそうにしていることが増え、100までの足し算もこれまでの様子から予想していたよりかなりよく考えられるようになりました。

その子とは別に、最近来てくれ始めた年中さんも最初はもうほぼお手上げ状態というぐらい点つなぎで苦戦し、これまで用意していた初級より更に簡単なものを作って、そこから始めることにしたのですが、たった数回で既に変化が見られ始めました。そして、この子も楽しそうな表情を見せてくれることが増えました。

元々算数のセンスがある子などは無理に点つなぎをさせなくてもいいかもしれませんが、算数が苦手な子で点つなぎがあやしい子には、試しにまず徹底的に点つなぎの練習をさせてみるというのは(もちろん本人に嫌な印象が強く刷り込まれない程度にですが)ひとつの方法ではないかと思います。

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