「初めて」に立ち会える幸せ
今日のあるレッスンで1年生さんと1000までの数の学習をし始めました。
とても真面目で一所懸命取り組んでくれる子なのですが、算数に関しては教室で初めて一緒に学ぶことが多いようで、今日も1000や10000という数は知っているものの、285などの具体的な3桁の数についてはまだよく知らない状態だったようです。
そこで、100、200と1000までタイルを見せた後は、1円玉、10円玉、100円玉、1000円札(お札はおもちゃですが)と位の部屋の台紙を用意して、そこにお金を並べながら、いくつか尋ねていきました。
すると、すんなり答えられるものと、少し迷うものがあり、何も置かれていない部屋はひとつもないので「0」を書くということなどに気づいたり、3桁の数の書き方は、それぞれの位の部屋に置かれたお金の枚数を順に書いているだけなのだと気づいたりするたび、「あ!わかったぞ!」と目を輝かせる姿を何度も見ることができました。
残念ながら自分の子どもを育てる経験はできませんでしたので、初めてしゃべったとか、初めて立ったとか、そういう初めてに立ち会う機会はありませんでしたが、その子が何かを初めて理解する瞬間には何度も立ち会わせてもらっています。
知らなかったことを知った瞬間、モヤモヤしていたことが理解できてすっきりした瞬間に、子ども達はとてもいい表情をします。その顔が見られることは私にとってご褒美のようなものなのだろうと思います。
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