既に変化が見えてきた。
よそのお教室に行っておられたものの、どうもペースが合っていないようだということでこちらに来てくださることになった年中さん。
こちらに来るまでに10までの数の学習はしているとのことだったのですが、まだ年中さんですので念のために5までの数がきちんと捉えられているか確かめさせてもらったところ、自信を持って答えられるのは3までの状態だったので、そりゃあその状態でカリキュラムだからとどんどん進められては、子どもはたまったものじゃないだろうと。
どうやら既に算数のお勉強はイヤと思っている雰囲気が最初から伝わってきていましたが、再度5までが自信を持って答えられるようになるまでしっかりやろうと、初回から色々な物を使いながら何度も数を答えてもらい、少しだけプリントでも数を書いてもらいということをして今日が3回目。
すると、前回はまだ怪しかった5が(2回で4まではほぼ自信を持って答えられるようになっていました。)今日はかなりの確率で大きな声で5と言えるようになっており、何より、表情が明らかに違っていました。
レッスンを通して、大きな声が出ることも増え、笑顔が見られることも増えて、ほんの3回でここまで変わってくれるのであれば、ここから先はきっと楽しいと感じられることが増えるはずと思えて、私もちょっと安心しました。
私は子どもにうわべだけの言葉をかけることはしたくないと思っていますので、思ってもいないのに「すごいね~」などとはほぼ言わないのですが、特に幼児さんのレッスンでは、たとえ大人から見ると簡単なことであっても、前回はできなかったことができるようになったりすると感動しますので、心から「すごいね!」と言えますし、数字が上手に書けなくても、いくつも5を書いたうち一番上手な5を指して、「これが一番上手!」というように、本心で言えることを気持ちを込めて言うようにしていますので、そういう気持ちが少しでも伝わってくれるといいなと思います。
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