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2019年11月 1日 (金)

11月

カレンダーがあと2枚になってしまいました。何かがんばったと言えるものもないまま、あっという間に今年も10ヶ月が過ぎてしまい、驚きと焦りと…。

それでも、レッスンでは今日もまた嬉しい気持ちになることも。
前回、3つの数のたす・ひくの工夫にスイスイ気づいた子に、今回は3つの数でたす・ひくが混ざったものを考えてもらうことにしました。

ある幼児教室では3つの式は必ず前から順にと指導するようですし、一斉指導であれば統一した方が混乱もないでしょう。
また、あまり算数が得意でない子であれば、解き方が色々あるより、1つにしぼってあげる方がいい場合もあるかもしれません。

色々な考え方があるとやり方を教えた場合、例えば3つの数でたすとひくが混ざっているもので、68-15+27のような式であれば、15と27を足してから57から引いてしまうような間違いをしがちです。であれば、教えた方がミスする可能性が高まるとも言えなくはないので、その判断は難しいところです。

でも、子ども自身が気づいてくれるのであれば色々な考え方ができる方がいいのは確かですから、前から順に計算して構わないけど、何かに気づいたら簡単に計算できることがあると話してから、教具で数を見せて、何か気づくことがないか考えてもらうことにしました。

例えば「56-29+19」のようなものは、まず56の積み木を置き、少し離して19の積み木を置いた状態のものを見せながら、「はじめにこれ(56)があって、29は取るけどこれ(19)はたすんだけど、どうする?」と尋ねたところ、どういったらいいのか迷っているようだったので「じゃあ、ここから29取ってくれる?」というと、全く迷うことなく19の積み木と56のところから10の積み木を取りました。

この計算の場合、前から順にすると引き算で繰り下がりの計算が出てきて、更に足し算で繰り上がりの計算が出てきますが、29取るのであれば後ろの19を取って、あと10は56から取るか、56から20を取り、19から9を取るかすれば、繰り上がりも繰り下がりも出てこずに計算が済みます。
もちろん、数字によっては前から順にした方が簡単なものもありますし、工夫の仕方も上記のものと違うものもありますので、工夫できるものは教具を見せながら考えてもらうようにしたところ、結構スムーズに気づいてくれました。

どれだけ頭に残るかはわかりませんが、色々な考え方ができるんだなということを感じてもらうのは大切なのではないかと思います。

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