ちゃんと思い浮かんでる
子ども達とレッスンをしていて、特に小さい子だと、数字と量が結びついていないことがあります。
教具などを使って学習し、絵が描かれているプリントではすんなり解けていた問題でも、数式だけになると間違いを何度もするような場合は、イメージと数字が結びついていない、イメージできていない状態の場合が少なくないのだと思います。
今日は夏から一緒にレッスンさせてもらうようになった1年生さんと100までの繰り下がりのあるひき算の学習をしたのですが、教具があったり、絵があったりするものはすらすらできていたものの、数式だけになると十の位を繰り下げ忘れたり、あと3とるので7と答えるべきところをそのまま3と書いてしまったりということが何問かあったので、「37とるんだったら、まずどこを取る?」と尋ねてみたところ、少し斜め上を見上げつつ、「34取る」と答え、「で、あと何取る?」と尋ねると「あと3取る」ときちんと答え、その後は、数式を見てすぐ答えを書くのではなく、ほんの少し何か思い浮かべるような間があってから、きちんと正解が続くようになりました。
もちろん、まだ初めてのことなので、時々ミスをすることはありましたが、そのたび「初めに何取るんだったっけ?」というだけで、あとは自分できちんと考えて解くことができました。
何より、きちんと数が頭に浮かべられる状態になっているのは伝わってきたので、安心できました。
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