見極め
夏休みから来てくれている1年生さんは、学童でお勉強をすることがあるらしく、学校より随分難しいこともやっていたので、これまで習ったことのおさらいから始まったのですが、楽しくて仕方ないらしく、おうちでも毎日行きたいと言っているとも伺い、自らもっと宿題を増やしてほしと言ってきたり、こちらが驚くほどでした。
これまでの内容の多くはやったことがあったり、その子にとっては簡単なことが多かったようで、それもあって楽しく感じていたのではないかと思うのですが、順々に進んで、筆算を使わずに、答えが100までの範囲のたし算をし始めたところ、初めのうちはスイスイ解いていたのが、2桁+1桁で繰り上がりがあるものになって初めて、十の位を繰り上げないまま書いてしまったり、一の位の数を間違えてしまったりということが何度かありました。
学年を考えると、難しく感じても不思議はないところではありますが、間違うとショックを受けてしまったり、やりたくなくなってしまうような子もいますので、今のその子にちょうどよい、ほんの少しぐっと考えれば解ける問題については、モヤモヤを残さず、すっきり消化できた状態になるよう見極めなくてはと思います。
少し負荷がかかる問題を考えて自ら解けたときの気持ちよさを一度経験すると、その後もその状態にならなければ気持ち悪い、分かってスッキリしたいと思ってくれるようになる子がほとんどですが、負荷が大きすぎると嫌になってしまったり、自信をなくしてしまったりすることもあるので、問題の難易度の見極めもとても大事なことだと思っています。
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