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2019年10月 3日 (木)

あとひと息かな。

年長の頃から来てくれ始めたある1年生さんは、当初から算数はあまり好きではないのかもしれないなと感じていたのですが、ゆっくりながらもコツコツと積み上げてくれているようにも思っています。

年長の頃はお休みすることも多かったのでペースは学校より少し早いぐらいにあたりですが、その子の計算間違いの答えを見ると、よく考えずにいい加減に書いているのではないのだわかって安心することがあります。

例えば、「15-8」の答えを「12」と書いてしまったような場合、ぱっと見たらなんで?と思われる方もおられるかと思いますが、その間違いは教具か何かをイメージしているからこそ起きる間違いでもあるのです。

20までのたす・ひくはタイルや玉などを使って考えるのですが、5、10、15、20と5を重ねていく教具で考える場合、8を取ると、5を取った後、更に3を取るため、上の段は2になります。
その下に5が1段あれば7、2段あれば12なので、5の段の数のところでうっかりしていると考えられます。
今はまだイメージすることとそこから取ることに時間がかかるようですが、もうあとひと息かなぁとも感じています。

そして、その子を見てとても安心したのが、文章問題を読んで「絵を描いてみて」というと、嫌がることなく楽しそうに絵を描いて、そこから答えを出すことには抵抗がないようだということでした。
また、絵を描いた後であれば、「どれはどんな式になるかわかる?」と言っても、身構えることなくすっと考えて式も書いてくれたので、とても嬉しく感じました。

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