「ありがとう」
日本代表にとってのラグビーワールドカップは昨日で終わりました。
元々、高校時代、母校は県内では一応強豪校のひとつだったものの、小学生の頃からサッカー好きだった私はあまり見る機会もなく、ルールもろくにわかっていないので、普段ラグビーをテレビでも見ることはほぼありませんでした。
ですが、前回大会を見て、少しルールも分かり、あんなに激しくて痛そうなラグビーが思いのほか紳士的なスポーツだということも知り、何より、ほかのチームスポーツでは突出したスタープレーヤーのような人がいると、それだけである程度なんとかなったりすることもあるのに対し、ラグビーは本当にみんなが力を合わせなければ勝てないスポーツのように感じ、今大会は日本代表を全力応援していました。
もともと私は「応援」するだけなので、普段サッカーで応援しているチームでも、負けたから腹が立つとかいうことはなく、選手ががんばっていれば、どんな結果でも応援を続けるスタンスですが、サッカーファンには少なからず、負けたら酷評したり、文句を言ったりする方もいますし、野球などでもそんな気がします。
勝っても、チームに対して感謝の言葉を聞くことはほとんどないような気がするのですが(特にサッカー日本代表では聞いたことがないような…)、今回のラグビー日本代表の試合は勝っても負けても、みんながお礼を言っているのがとても印象的でした。
それはきっと、血の滲むような辛い練習に耐え、色々な物を犠牲にし、それでも黙々とチームのために努力し、その努力に裏打ちされた確固たる自信から来る言葉には重みがあり、大口をたたく選手は皆無。試合中も敵や審判を欺くような卑怯なプレーはせず、最後まで諦めない。
何をとっても、どんな結果になろうともこの代表選手に対しては称える言葉しか出てきません。
これは日本人の気質に合うスポーツだなと思っていたのですが、ブレイブブロッサムのプレーは海外にも多くのファンを作ったそうですから、やはり本気のがんばりは国を越えて人を感動させるものなのでしょうね。
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