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2019年9月30日 (月)

9月最終日

今日は行こう行こうと思いつつなかなかタイミングが合わず先延ばししていた検診に。
1年ちょっと前に行ったときに、大丈夫だと思うけど、半年後ぐらいに再度検査に来てと言われていたのにずるずる先延ばししていたので、気になっていましたが、とりあえず問題なしとのことで安心しました。

その後は、教具に使うものを買いに三宮に出るついでに今日をもって名前がなくなるそごうを見てきました。
見ただけでそごうでは結局何も買い物はしませんでしたが、生まれたときから(というか親すら生まれる前から)あった上、交通の便もよく、百貨店に行くならそごうという感じだったので、やはりちょっと寂しいものがあります。

今日で9月もおしまい。
明日からまたどうぞよろしくお願いいたします。

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2019年9月29日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2019年9月28日 (土)

感動

今日は運動会でお休みの子がいたり、別の曜日にお休みして振替の子がいたりでしたが、つつがなく終了しました。
今日はラグビーのアイルランド戦。本当はライブで見たかったものの、仕事なのでそれは叶わず、うっかり試合結果を見てしまわないように気を付けて仕事をし、帰宅後ドキドキしながら観戦しましたが、素晴らしかったですね。

試合の2日ほど前だったかに、代表選手のインタビューで、自分たちはそれだけのことをしてきたのでアイルランドに勝つというようなことを言っておられたのですが、この試合を見て、あの言葉は本当だったんだなと。
試合後の田村選手へのインタビューでは、試合前にヘッドコーチが選手に言った言葉を聞いて、思わず涙が出てしまいました。

以下引用
「誰も勝つとは思ってないし、誰も接戦になるとも思ってないし、僕らがどんなに犠牲にしてきたかもわからないし、(勝利を)信じているのは僕たちだけだ。」

実力に勝る相手に挑むときには、自らを奮い立たせるためにポジティブな言葉を口にしたり、表向きは勝ちますと言ってみたりというようなこともあるのではないかと思いますが、少なくともこの日本代表の皆さんはアイルランドに勝つこともジャイアントキリング、奇跡ではなく、自分たちがこれまで耐えてきた厳しい練習によって、心からそう思えているのだなと思うとついつい涙が…。

ただ、決勝トーナメントに残るにはまだまだ勝たなければならないようですが、今大会こそ悲願を叶えて喜ぶ選手の姿を見られたらなと思います。

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2019年9月27日 (金)

う~ん…。

子ども達は普段よくできる子でも、疲れていたり、心配事があったりすると(もしくは理由はよくわからなくても)驚くほど不調になることもあります。
今日のレッスンでも、来たときは元気で目にも力があり、いつになく字も丁寧にきれいに書いていた子が、途中で突然スイッチオフ。
どんな風に声をかけても聞こえていない様子で、ある問題で完全にストップしてしまいました。

多少難しい問題ではあったのですが、おはじきを何人かの子に5個ずつ配ったら5個余り、7個ずつ配ったら17個足りないのであれば、子どもは何人でおはじきは何個かというものを、問題を読みながら図を描いて見せました。
普段のその子なら、その絵を見たらすぐ気付いて解いてくれるだろうと思ったのですが、全く動き出さないので、色々声掛けをしても反応なし。
何もイメージできていなさそうだなと思い、「自分が配り係で、周りの子達に5個ずつ配っていったら5個余ったから、もう2個ずつ配っていったってことよ?」などと声掛けしたものの目は力のないまま。

「5個余ったから配ったけど、17個足りなかったのよね?だったら、何個余ってたらちょうど配れたかわかる?」と尋ねても無反応。
問いの意味がわかっていないのかなと、「もし5個余っていたので、もう2個ずつ配ったら1個足りなかったんだったら、何個あったらちょうど配れたの?」と尋ねると「6個」と。なんだ、それが答えられるんなら、切れてたスイッチ入ったかな?と思ったのですが、結局どれだけ待っても「22個」という答えは出ず、時間も過ぎていたので今日はそこまでにしました。

1個足りないのであれば6個とすぐ答えられ、その子にとって5+17は全く難しくない計算でもあるのに、どうして足りない数が17個だとその分を増やしたら足りるというところに思い至ってくれなかったのか…。
運動会の練習などで疲れていたそうなので、次回、な~んや、そういうことかと言ってくれるといいのですが。

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2019年9月26日 (木)

ハードルを下げる

来てくれたときから、既に学年よりかなり先のことまで勉強していて、計算は速く、どうすれば答えが出せるかのきまりのようなものを見つける能力も高い子がいるのですが、先日来、嵩の学習をしていて、図が描かれているものなどはスイスイ解いていたものの、L、dL、mLを使った計算問題になると、途端にめんどくさそうな、嫌そうな表情になり、普段のその子の計算力から考えるとあり得ないほど間違いを連発していました。

実際にリットルますなどを見てもらって、どのますがいくつ分なのかなどを尋ねても、嫌だと思っているため、なかなか気持ちが問題に向いてくれないようでした。
苦手意識を持たれるのも困りますし、まだ急いでそこを完璧にしなくてはならない学年でもないので、一旦保留にしてほかの学習を進めていたのですが、そろそろ戻ろうと思い、ますなどを見てくれるように言っても聞いてもらえず、絵に表すように勧めても嫌がられていたので、どういう提示をしようかなと考えました。

そして、色鉛筆を渡し、好きな色を3色選んでもらった後、青でL、緑でdL、紫でmLとプリントの上に書いた後、Lにあたる数字は青マルをつけ、dLにあたる数字は緑のマル、mLにあたる数字は紫のマルをつけて見せました。
すると、好きな色を選んだ上に色分けをしていくということで嫌な気持ちより楽しい気持ちが勝ったようで、「あ、これは青、ここ紫や」などと言いながら全てマルを付け終わり、付け終わった後で問題を考え始めてもらったところ、これまでより遥かに前向きに取り組んでくれました。
間違った答えを書いた場合でも、青マル同士を計算したらどうなるの?などと尋ねていけば、正しい答えに気づいてくれて、1枚を全てしっかり解き切ってもらうことができました。

今回、その子にはその方法がうまくいきましたが、もちろんどの子にもそれでうまくいくとは限りません。
それでも、難しい、嫌だと思っている気持ちをどうすれば和らげられるか、問題を見た時点で身構えてしまうような子にはどうすればハードルを下げられるか、そのことはいつも意識していなければと思います。

 

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2019年9月25日 (水)

どうにかならないものか

以前からそういう話は子ども達からもインターネット上の情報などからも見聞きすることが少なくないのですが、例えば、小学生の筆算の横棒は定規を使わずに書いたらダメだとか、中学生の「数学」のテスト直しにも関わらず、設問の文章までも一字一句ノートに書き写したうえで直しをさせるであるとか、一体それにどんな理由があるの?と思うようなものがあります。

もちろん、小学生は初めのうちは定規で線を引くのが苦手だったりもしますし、雑に書いたら見間違うということもあるかもしれませんから、定規の練習であるとか、筆算の形に慣れるまでの限定とかで定規を使うようにという指導はあってもいいと思います。
しかし、高学年の子がテストで定規を使っていなかったので大幅に減点されたというような話は、そこまで求める理由がわかりません。

数学のテスト直しで一字一句写してから、合っていた問題も全て直しをさせるような先生は、中学生の時間は無限だとでも思っているのでしょうか。

答えだけだと模範解答を写しただけでもわからないからと説明されたそうですが、模範解答を写して提出する子に、一字一句写させることで果たしてどれだけ学習効果が上がるでしょうか。単に写す量が増えるだけで、恐らく学習効果としてはほとんど変わらないのではないでしょうか。

そもそも、算数や数学は、自分が書いた文字を読み間違えるほど汚いのは問題ですが、途中の計算などは特に、自分が見てわかればいいわけですし、更に言えば、恐らく偉大な数学者や算数や数学が大好きな子たちは、多分ノートも板書も決して綺麗と言えない人が多いのではないかとも思います。

そういえば、以前テレビで、海外の数学者たちが日本のあるメーカーのチョークを愛用していて、そのチョークを作っていた会社がなくなることになり、動揺しているという話を見ました。
そのチョークが素晴らしいのは、黒板につらつらと式を書いているときにとても滑らかに、途中でつっかえるようなことなく書くことができ、更には折れにくいところだそうです。そして、なぜそうでなければならないのかの理由を聞いたときに凡人の私は本当にびっくりしました。

何百年もの間証明されていないことを証明しようとしておられるような数学者たちは、チョークが折れるとそこで思考が断ち切られてしまうのだそうです。
そんなすごい数学者の方達に線は必ず定規を使い、数字も丁寧に書きなさいといったら、何馬鹿なことを言っているのかと笑われるか怒られるかしそうです。

もちろん、国語などではある程度の丁寧さ、正しさを求めるのは当然かと思いますが、なぜ算数や数学でまで、どうみても時間の無駄、子どもに対する嫌がらせのようにさえ思えることが押し通されているのか、もちろん、そういうことをさせない先生もおられるとは思いますが、本当にどうにかならないものかと思います。(算数や数学が好きな子達は学校の算数や数学が嫌いになることさえありそうですし…。)

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2019年9月24日 (火)

時間が経つのが早過ぎる

この頃、特に中学生とレッスンをしていると、え?なんでもうこんなに時間が経ってるの??と思うことがよくあります。
今日も、進んだ量と経過した時間が全く釣り合っていない印象で、かといって、それぞれの子はサボっていたわけでもなく、眠くて進まなかったというようなこともないのです。
むしろ、一所懸命取り組んでくれているようなときでも、気づけば体感より遥かに時間が経っていることがあり、そもそも、私は見守って?いる立場ですから、集中し過ぎてあっという間に時間が経ったという子ども側の感覚とも違うわけで、なんでなんだろうと不思議に思っています。

歳をとったせいなんでしょうか…。(汗)

まあ、私が「え?もうこんな時間?」という反応をするときには、大抵子どもも「え?うそ!?」というような反応をしてくれるので、子どもの集中が私に伝染しているとかなのでしょうか…。

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2019年9月23日 (月)

秋分の日

早いもので、もう秋分なのですね。
明日からはだんだんと夜が長くなっていくのですね。
本日はこれにて。

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2019年9月22日 (日)

休日出勤

今日は少し遠方からスポットでレッスンに来てくれている1年生さんのレッスンがあったので午後から出勤していました。
その子は県外在住で、まだ1年生ということもあり、わざわざここまで来て頂くほどのところでもないとお伝えしたものの、それを押してまで来てくれることになったのですが、今通っておられる教室のお話を聞くたび、ちょっとモヤモヤしてしまっています。

最近では就学前、時には幼稚園にさえ通っていない段階から、色々な教室に通わせておられるご家庭もおありのようですが、せっかくそんなに早くから始めるのに、お話を聞くと、単に学校や一般的な塾の指導を前倒しにしているだけなのでは?と思うような教室もあるようです。

例えば、九九を暗記させれば、掛け算がどういうものか理解していなくても答えることができます。極端なことを言えば、「くくはちじゅういち」と覚えているだけで、それが何を意味しているのか何もわかっていなくても、丸暗記すれば答えられるわけです。そして、数字の書き方も覚えさせれば、九九の範囲の掛け算は全て答えられるようにはなるでしょう。
また、たし算やひき算も10までの足す引くの答えを全部覚えてしまえば、後は筆算を教え、書き方を覚えさせれば、2桁でも3桁でももっと大きな数でも、ほとんど答えは出せるようになるでしょう。
単純計算でいえば、その積み上げで掛け算や割り算も書き方のルールを覚えさせてしまえば、それなりに計算できるようになる子は多いでしょうし、単純計算を詰め込むだけであれば前倒しできる範囲も、個人差はあれ、それなりに広げられるのかもしれません。

しかし、子どもの成長段階には、ぱっと見て3までが分かるようになる段階、5までが分かるようになる段階、それを経て、5までの数同士を合成することで10までの数が分かるようになり、次に20まで、100まで…というような段階があります。

ぱっと見て3までが判断できない子は5までの数を実感することは難しいですし、3までがパッと把握できるようになった子も4や5になった途端、1個ずつ数えないとわからないという段階がある子がほとんどです。それでも、その段階があるということをきちんと理解して、ぱっと見て4や5がわかるようになったことを確認した上で10までに進むというようなことを意識してあげなければ、単に答えが出せているだけで、数量感覚は全く伴なっていない場合があるのです。

それを指導者が理解しているかどうか、仮に指導者が理解していなくても保護者の方が理解していて、その指導は自分の子の成長段階に合っていないなどと気づけるかどうかは、小さい子達にとってとても重要なのではないかと思います。

もちろん、私は、小学校がまだまだ遠い時期から、プリントやワークブックに向かってのお勉強はさせなくてもいいのでは…と思っている人間ですので、あくまでも早くからそういうお勉強をさせるのであればという話ですが、その場合、ただ覚えさせるという算数の勉強は先々ほとんど力にならないことが多いように思います。

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2019年9月21日 (土)

イメージできるかどうか

算数の問題の多くは、その問題に書かれていることがイメージできるかどうかによって、考えられるかどうかが決まってくるように思います。
当然ですが、問題を読んでもイメージできなければ、それ以上考えることはできませんから、出てきている数字を使ってなんらかの計算をすることになります。

大人が見たらそんなのすぐわかるのでは?と思うようなものでも、子どもにとっては難しいというものもありますし、子ども達の個人差もあります。例えば、1Lの重さが0.96㎏の油4.5L分の重さはという問題を、まだ小数にあまり慣れていない段階の子達に考えてもらう場合、何をしていいか止まってしまう子にも「わからない」に違いがあります。

例えば、1Lの重さが2㎏の油3L分の重さと聞かれれば2×3とすぐわかる子。
1Lの重さが0.96㎏の油4L(油の量が整数)であれば0.96×4とすぐわかる子。
そもそも何をしていいのか全くわからない子。

ざっと挙げてもこのように「わからない」程度が異なります。
もちろん、重さとかさはたしたり引いたりできませんので、0.96と4.5は掛けるか割るかしかありませんし、1Lより4.5Lの方が重さは重くなるとわかれば、掛け算をすることもわかりますので、そういう風に考えて解ける子もいますが、この問題がイメージできる子の中には何も教えなくても0.96×4に0.96の半分を足して答えを出したりする子がいます。
その解き方をする子達の頭の中には1Lのます4杯分とあと半分のイメージができているのだろうと思います。

このように、どう考えたら解けるかな、何を聞かれているのかなと、問題を自分なりに消化して、頭で思い浮かべるなり、紙に書き表すなりすることができれば、算数が嫌いになることは少ないのではないかと思いますし、むしろ覚えることが少なくて済む教科でもありますから、算数が好き、楽しいと感じる子も多いように感じています。

イメージできるから好きということももちろんありますが、算数が苦手な子は、遠回りに思えても、何よりまず少しずつでも自分でイメージできるようになることを目指すのが、学年が上がるにつれ役立っていくことが増えるのではないかと思います。

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2019年9月20日 (金)

加減できるメリット

主な教材を自作するようになって少し経ちますが、もちろんまだまだ手直しする必要があったり、見栄え的にプロが作ったものには劣ったりということはあるものの、自作教材のいいところのひとつは加減できることかなと思っています。

例えば、これまで使っていたプリント教材だと、教材費は別途頂いていないとはいえ、きちんと番号が振ってあるプリントの途中をバッサリ飛ばしたり、問題量がもう少し欲しいからと言って、同じプリントをコピーして再度使わせるというのも躊躇われます。

しかし、自作したものだと、それぞれの子どもの状態を見て、こんなにさせなくても理解できているなと思えば途中を飛ばしたり、もう少し問題量がほしいなと思えば類題を追加で作ったりということが躊躇わずにできます。

今日のレッスンでも、100までの足し算をし始めた1年生さんに、これまでの様子だと繰り上がりがないところは問題なくできそうだと思ったので、枚数を減らしたり、問題数をカットしたりして、その分先に進めることができました。
もちろん、様子を見て、減らさないほうがよさそうであればそれもすぐ加減できますし、前もって準備していたものでも、教室のプリンターで印刷したものですから、これはしなくてよさそうだなと思えばせずに済ませられるのは結構なメリットかもしれないなと思います。

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2019年9月19日 (木)

賛否はありそうですが

今日Twitterを覗いていたところ、目に留まったツイートがありました。
ツイートによると、小4の双子のお子さんをお持ちのお父さんと思われる内容だったのですが、お子さん達に本を読んで、その内容についてお父さんに話して聞かせて、面白かったら1冊につき100円という約束をしたところ、ものすごく本を読むようになり、その結果現在二人共の国語の成績が学年トップになったとか。

もちろん、どなたが発信したツイートかもわかりませんし、どんな学校に通っておられるかなども分かりませんので、全てそのまま鵜呑みにしているわけではありませんし、勉強させるなどの手段として、お金やものをあげるなどのご褒美を与えるというのは個人的にはあまり好きではないのですが、このツイートはちょっと興味をひかれました。

というのも、何でも1冊読んだら100円というわけではありませんし、恐らく「面白かったら」と表現しておられるのは、自分の趣味趣向に合うかどうかという意味ではないのだろうと。子どもが読んだ本のことをお父さんに話して聞かせ、その話が面白かったらということは、きちんと本を読みこんで、読んでいないお父さんに話して聞かせるということをある程度上手にできなければならないということではないかと。

ただ読んだだけではほとんど身になっていないこともあるでしょうけれど、それを誰かに説明できるように読むとなると、必然的に読み方も変わってきますし、1冊100円であればすぐ読み終わるような本を大量に読む作戦も使えなくはありませんが、面白いかどうかの判断が伴なうとなれば、内容が薄い本を読んで報告しても無駄ということになるでしょう。
積極的に本を読み、それを誰かに話して聞かせるというのは、国語の力が付くのは間違いないだろうと。

ただ、このご家庭の場合双子のご兄弟というのが更に効果を高めているのだろうとも思います。特に男の子は競争となると燃える子も少なくありませんし、同い年となると尚更やる気が出そうです。

私には子どもがいませんし、教室の子に対してお金をあげるからというのはさすがに抵抗がありますので、自分が直接試すことはできそうにありませんが、参考にして頂けるご家庭もあるかもしれないと思って紹介させて頂きました。

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2019年9月18日 (水)

反省

教室を始めた頃、お世話になった先生に、教えてはいけない、子ども自身に考えさせなさいと何度も言われたので、そのことで気づいたのが、子どもが考えるのに必要な時間は大人の想像より遥かに長いということでした。
それまでも塾講師をしていましたし、学生時代にも家庭教師などをしていましたから、子どもと勉強をする経験はそれなりにあったにも関わらず、小さい子は特に、自分の想像の3倍から5倍ぐらい考えるのに時間がかかることに気づく機会はありませんでした。

それに気づいたときの衝撃はかなりのもので、これまでの子達によかれと思ってしていたことが思考の邪魔をしていたのかもしれないと反省し、後悔もしました。

ただ、小さいうちに子ども自身が気づくまでじっくり待ってあげることを繰り返していると、成長するにつれだんだんとかかる時間が短くなっていくというのもこれまでの経験で何度も感じてきたことだったので、とにかく初期段階には邪魔をせず待つということは肝に銘じていた一方で、ある程度の年数通ってくれている子達は、当然初めの頃より速く考えられるようになっているし、教えられるのを待つことはなくなっているので、そこまで延々と待つ必要はないと、これも経験上感じてきていました。

その感覚で、既に3年以上通ってくれている子ともレッスンをしていたのですが、ややスローペースのその子は時々全く想定外の反応を返してきたり、その子の顔を見て話しているのに、全く話が通じなかったりということがあって、何でなんだろうとモヤモヤすることも少なくありませんでした。

しかし、今週のレッスンで、あることを何度言ってもおかしな反応が返ってくるので、私もヒートアップしてはいけないなと、しばらくの間宿題のマル付けをしたり、他の子を見たりしていました。
すると、随分時間はかかったものの、通じていないと思っていたことに対して、正しい答えを書いたのです。それを見たとき、そうか、私が気づいていなかっただけで、この子は学年は上がっているものの、まだ考えることにかなり時間がかかるだけなのかもしれないと、大いに反省しました。
もちろん、学年が上がってくると学校の授業の進度も速くなり、内容も難しくなってきますので、ただじっと待ち続けていることもできないのがつらいところではありますが、本人がきちんと考えられていないのに先を急いでも、結局は何も身に付かないかもしれません。
学年が上がっているから、私とのレッスンも長くなっているからという先入観を持たず、今まで以上にしっかり反応を見極めなくてはと思いました。

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2019年9月17日 (火)

消化された

先日から長さの学習をしている1年生さん。まだ1年生の段階でmm、cm、mが出てくるので、mmとcmだけの段階ではある程度できていたものの、mが出てきた途端、大混乱に陥りました。
ただ、本人は何か一所懸命考えているのは伝わってきて、実際に定規や巻き尺などで確かめてもらったりもしていたのですが、どうしても理解できないようで、どうしてその答えが出たのか推測不能な答えが続くこともありました。

おうちでも色々取り組んでくださったようなので、今日はどうかなと、とりあえず足し算の問題を考えてもらうことにしたところ、2問連続すんなり正解していたので、お?これはもう大丈夫になった?と思いつつも、間違うことをとても恐れる性格らしく、答えを隠しながら書いたりする子なので、もうしばらく黙っていることにしました。

すると、解いてもらった6問中4問は一発正解だったものの、mとcmが混在していて、cmを合わせると1mより長くなる類の問題のmの欄に本来なら10mとか12mとかの長さになるはずが、4桁の答えが書かれていました。

ただ、今回の間違いは1mが100cmだとわかっていて、100cmを100mで計算してしまったような答えだったので、これまでより正解に近づいた考え方をしているようなのは感じられました。

そこで、これまでにも尋ねたことはあったものの、これまでは求めている反応は返ってこなかった、123cmは1m23cmというような書き換えができるかどうか尋ねてみたところ、少し考えて正しく書き換えられ、mを合わせたらどうなるか、cmを合わせたらどうなるか再度確認したところ、正しい答えに直りました。すると、もう1問あり得ない答えになっていたところも自ら正しく直し、引き続き、今度は引き算をしてもらったところ、全く手助けせずに一度でほぼ全問正解しました。

引き算を考えているときは、これまでとは別人のように落ち着いた顔で、嫌がることも泣きそうになることもなく、じっくり考え、次々に正解していく姿に驚いたほどでした。

どうやらこの子なりに何か消化できたということなのだろうなとひと安心しつつ、すとんと腑に落ちると突然変わるものだなと改めて感じました。だからこそ、モヤモヤしている段階で無理矢理やり方を教えて答えを出せるようにしてしまったり、ある程度できているからもういいよという感じでモヤモヤを解消させずに次に進んでしまうと、その学習内容に対してずっと苦手意識を持ち続けてしまう可能性もあるので、しっかりモヤモヤが晴れるところまで向き合うことが大事だなと思います。

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2019年9月16日 (月)

ミラーニューロン

今日はお休みだったので、ついついダラダラと過ごしてしまいましたが、読みかけで長らく放置していた本のうち1冊の続きを読んでいたところ、そういえば過去にもそういうことは読んだことがあるなという内容に目が停まりました。

ニューロンというのは脳の神経細胞のことだそうですが、ミラーニューロンとは「ミラー」の言葉通り、他者の言動や感情などを見て、同じような反応をしてしまうとか、他者の経験を見聞きすることで実際には使っていないはずの(その経験をすると使われる)ところのニューロンが活性化されるというようなものだそうです。(詳しくは検索などして頂く方がよくお分かりいただけるかと思いますが。

それが、今日読んでいた本では、他者の行動などを見ていなくても同調してしまうことがあるというようなことが書かれていて、教室で時々起きる、誰かが不調に陥るとほかの子にそれが伝染するような感覚は、正にそのせいなのでは!と思いました。

気をつけなくてはと思いながらも、子どもがぶすっとしていると、こちらもニコニコ接することが難しくなるのもきっとそのせいなのだろうなとも思います。

ミラーニューロンが基本的に誰にでもあるのであれば、たとえ子どもがぶすっとしても、私がどうにかがんばってニコニコ接することができれば、それに対して同調してくれるのか、これはがんばって試してみる価値はありそうですね。

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2019年9月15日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2019年9月14日 (土)

何か伝わっていたらいいな

まだ1年生ながら、プリント反復学習の教室でかなり先の計算まで進んでいるという子とレッスンさせてもらっているのですが、理解の早さなどを見ても賢いのは間違いないと思うものの、少しじっくり考えてほしいような問題に対して、考えずに適当にやり過ごそうとするか、明らかにテンションが下がってやる気がなくなるか、気にかかる反応を見せがちなのが気になっていました。

事あるごとに、せっかく賢いのだから、がんばって考えたらもっと賢くなるよというようなことは伝えてきていたものの、これまではほぼ変化が見られずにきていました。

今回のレッスンでも、大事なポイントで、自分で気づいてほしいところを、適当に計算し、それはおかいくない?というと、違う答えに書き換え、それもまだおかしかったので、なんでそうなるの?と尋ねたものの答えてくれず、見ている限り、深いところまで考えようという気は全く感じられませんでした。

子どもの成長は早い上に、脳は9歳ごろまでに刈り込みが行われ、それまで使わなかったところは不要とみなされ刈り込まれてしまうというようなことも脳科学の先生の本などで読んだことがあるだけに、もっと強く伝えなくてはいけないのではと思い、今回はその子にもわかるような表現で真剣に伝えました。

難しい問題、解き方を教えられていない問題を、自分でじっくり考えて解けたときの快感は計算が早くできる快感とは全く質が違うものではないかと思いますし、これからの時代、計算が速くても自ら考えられなければ、ますます評価されなくなっていくように思います。

その子は帰りにおうちの方に、まだ大丈夫かな?(間に合うかな)という話を自らしてくれたそうなので、少しでも響いていたらいいなと思います。

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2019年9月13日 (金)

ときどき不安になる

レッスンをしているときに、普段のその子であれば絶対理解できるはずのことを、その子の方を見ながら伝えても、全く意味が通じない様子だったり、頓珍漢なことをしたりという反応が返ってくることがあります。
聞いていなかったのかな?とか、眠いのかな?とか思うことはありますが、再度ゆっくり、こちらを見ていることを確認して伝えても、何か言葉を変えてわかってもらおうとしても、全くダメということが、同時に複数の子に起こることも稀にあります。

使っている言葉の意味が通じないとは思えないようなときに、同時に複数の子に話が通じない状態が起こると、まさか、自分ではちゃんと喋っているつもりでも、口から出ている音声が何か違うものになっていたりするのでは…とやや本気で不安になることがあります。(苦笑)

今日も、ある1年生さんに教具を指さしながら問題を読み、「ここに置いてね」と置く位置まで指示したのですが、既に置いたものを動かそうとし、それとは別に置くように伝えると、指さしたところではなく、先に置いたものにぴったりくっつけて置き、再度問題文を読んでもダメ、本人に読んでもらってもダメ、私が置いて見せるまで通じませんでした。
その時間に一緒にレッスンをしていた4年生も一時指示が伝わらない状態になり、子ども達の不調が伝染することはこれまでにも何度もあったことではありますが、本当に私は思った通りしゃべっているのだろうかと、そんなことを考えてしまいました。

途中から2人とも復活?してくれたのでホッとしましたが、この不思議な状態が時々起こる原因が何なのか、未だよくわかりません…。

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2019年9月12日 (木)

お休み続き

今週に入ってから、毎日代わる代わる誰かお休みの連絡が入っています。
おうちの方が体調を崩されて送迎できないというご連絡もありますが、レッスンに来てくれる予定の子が風邪を引いたり熱が出たりというようなご連絡も。
更には学校によっては運動会、体育会の練習も重なって、来てくれる子も今ひとつ調子が出ない感じの子も多く、季節の変わり目は仕方ないのかなぁと、そんな気持ちになっています。

今日もひとりは学校で怪我をしてお休み、ひとりは連絡の行き違いとのことでしたが、体調が理由ではなくお休み。来てくれた子も、どうにもこうにも眠くて頭が働いていない子や何度も何度も同じようなことを繰り返しているのに、その都度白紙に戻っているような印象を受ける子など、ちょっとモヤモヤする1日でした。

気温的にはようやく秋らしさが感じられるようになってきましたので、もう少ししたら子ども達も元気復活してくれるかなと。早くその日が来てほしものだと思います。

それとは別に驚きのお知らせも頂きました。
今年度の全国学力テストの結果が返ってきたとのことで、ある6年生さんのお母様が、ほかの連絡のついでに教えてくださったのですが、14問中13問正解だったので、親子で何かの間違いではないかと何度も確かめたそうです。
どんな問題だったのか、ネットで見ることができたので確認してみたところ、記号問題もありましたが、簡単とはいえないもの、引っかかる子は結構いるだろうなと思うようなものもそれなりにあり、45分の制限時間内で全て解き切って13問正解は大変立派な成績だろうと思いました。

因みにその子、5年生の中頃に算数に対して強烈なコンプレックスを持ってしまった状態で来てくれた子で、その頃からするとかなりできるようになったのですが、普段のレッスンではまだまだかなりスローなので、その子が45分間でこれを全部解いたのかということ自体にも驚きましたし、それ以上に13問も正解したことは「親子で何かの間違いでは」と思われた気持ちがわからなくもないなと。
高学年になって、既に算数に強い苦手意識を持ってしまった状態の場合、短期間で大きな変化が現れることはあまり多くありません。にもか関わらず、1年足らずでそこまで変わったのだとすると、それは本当にすごいことだなと思います。

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2019年9月11日 (水)

原因不明…。

自宅のパソコンがとうとうどうにもならなくなったので、修理するかどうかは後日検討ということで、ひとまず新しいパソコンを購入しました。
今日は早目の時間のレッスンがお休みになったので、覚悟を決めて(機械オンチなので気合いが必要なもので…)パソコンの初期設定などをし始めました。
小さな躓きはありつつも、とりあえずそれなりに順調に進んでいたのですが、ある意味最も大事かもしれないMSOfficeのインストールで何か不具合が起きたようでした。

添付されてきたコードを入力すればインストールできるという形式で、それは過去にもしたことがあったので、指示に従って作業して、コードもきちんと入力したのです。それなのに、買ったばかりのパソコンにインストールしたOfficeが「9月16日まで」しか使えないという表示が!!!
インターネットで検索などして何か解決法がないか探したものの、うまく見つけられず、購入していきなりMicrosoftにお問い合わせ。

その結果、インストールしていない、別のMSOfficeがインストールされていると!!!おかしくなったパソコンにはそれと同じ種類のMSOfficeが入っているものの、そのパソコンと新しいパソコンをつないだりしておらず、バックアップしたものなどを新しいパソコンに移す作業などもまだ全くしていない状態で、一体なぜそんなことが起こるのか…。
Microsoftのサポートの方も「原因は分かりませんが…」と。それ、怖すぎませんか…。

結局、サポートの方の助けを得ながら、いれた覚えのないものをアンインストールし、新しいものを再度インストールしたところ、今度はうまくいったものの、いくら考えても意味がわかりません………。
正直ちょっと怖いです。(泣)

その他にも、なんでやねん?!とツッコミを入れたくなるようなトラップがいくつもあり、まだ完璧には設定できていませんが、とりあえず自宅でメールの送受信ができるようになりましたので、ひと安心です。

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2019年9月10日 (火)

好きにさせることは難しい

勉強に限らず、好き嫌いは外からの働きかけで変えることは多くの場合難しいだろうと思います。
食べ物であれば、嫌いなものを無理に食べさせても好きになることはまずありませんから、調理法などを工夫して「美味しい」と感じさせることができれば、もしかしたら好きになってくれるかもしれません。
であれば、勉強も「楽しい」と感じさせることができれば、少しは好きになってくれるかもしれませんが、小さい子ならともかく、既に数年間学校や習い事などで勉強してきた上で嫌いになっている子の場合、その気持ちを変えるのはかなり難しいものがあるように感じます。

この夏から来てくれるようになった4年生さんは、見てわかるぐらい算数が嫌いなようで、本人に聞いたところ、勉強全般に嫌いだそうですが、問題に向き合っているとき人本当につまらなそうな、嫌そうな顔をします。
そんなに嫌いなのに小さいころから数年間、プリント反復の教室に通っていたそうですから、好きになる要素はなかなか見つからなかったのかもしれません。その場合、たとえ嫌々であっても、少し難しい問題を自力で解き切って、正解してすっきりする経験を重ねていく以外、気持ちは簡単には変わらないだろうと思います。ただ、嫌々やっていると、がんばっても身に付きづらいので、既に「嫌い」から始まっている子の場合、そこを乗り越えてくれるかどうかが鍵でもあります。

性格的には真面目な子のようでもありますので、何とかその子が解けて楽しいな、嬉しいなと感じてもらえる機会を数多く重ねてもらえるよう考えていかなくてはと思います。

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2019年9月 9日 (月)

とうとうダメか…。

自宅のパソコンがいよいよどうにもならなくなったような気がします。
長い時間かかって立ち上がり、その後はフリーズすることはあってもとりあえず使えていたのですが、昨日からとうとう何かのソフトを立ち上げても文字が出ない、メールソフトは開いてもメールが表示されない、家計簿ソフトも枠線だけ出てあとは何も操作できないなどなど、とにかく何かが壊れているのは間違いない状態になってしまいました…。

まだ3年ちょっとしか使っていないのですが、そして、ある程度の性能のものにしたのですが、これまで使ってきたパソコンの中で最短の故障かもしれません…。
修理に出すにも色々面倒そうですし、新しいものを買うには出費だけでなく、初期設定がまたややこしそうな上に、これまで使っていたソフトなどを無事全部インストールできるかなど、諸々不安が…。

ブログはスマホからでもなんとか書けますし、自宅にパソコンは不可欠なのかどうかというところを考えたりもしつつ、さすがに早急に何か手を打たねばという感じでまたまた気が重いです…。
というわけで、メールの送受信ができておらず、明日以降教室から送らせて頂くことになりますが、何卒お許しください。

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2019年9月 8日 (日)

ボケボケ

今日はオフで、久しぶりに美容院へ。いつもかなり手抜きのメイクではありますが、とりあえずファンデーションとアイライン、眉を描いてから外出…したはずだったのですが、美容院の鏡の前でなんだかとても疲れた顔をしている自分と対面。

なんでかな?別に疲れてないのにな…。

カットしてもらいシャンプーしてもらって鏡の前に戻ったら気づいてしまいました!!!眉描き忘れてる!!!!

私は元々眉が薄いので、眉は必須だというのに、まさかの!!おまけに描き忘れた意識は全くなかった恐ろしさ…。

自分の脳が一層不安になった出来事でした。(汗)

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2019年9月 7日 (土)

手を動かそう

こ子ども達とレッスンしていると、もちろんみんなではありませんが、算数が苦手な子の多くは手を動かさずにただ考えようとしているように感じることがあります。

もちろん、書かずに頭の中だけで考えようとすると、それだけ脳に負荷がかかるのだと思いますので、小さい子達にたくさん頭を使ってもらうという意味では意味がなくもないのかもしれませんが、ある程度学年が上がっていて、算数で苦労している場合は、まずとにかく手を動かして問題に書かれていることを目に見える状態にすることはかなり大事になってくるように思います。

今日のレッスンでも、ある高学年の子が0から9までの白と黒のカードをあるルールに基づいて並べていく場合、空欄に入るカードの数は何か考える問題で、何も書かずにじっと何かを考えているようでした。

しかし、その問題を何も書かずに解くのは私でもうっかり間違いそうですし、間違わないにしても使った数がどれで、まだ使っていない数はどれか、何度も確認しなくてはならないだろうというものでした。

そこで、とりあえず黒、白と書いてからそれそわれに0から9まで数を書き並べ、既に書かれている数を斜線で消してから「こんなん、何も書かんと解くのめちゃくちゃ大変じゃない?」と言ってその子の前に差し出しました。

すると、それまでなかなか動かなかったのが、すぐに1つ、また1つと空欄を埋め、使うたびに使った数を消して、さほど苦労せず解き終えてくれました。

見えるようにした方が考えやすくなるということはこれまでにも声かけはしているのですが、まだなかなか自ら書こうとはしてくれません。

書かないから苦手なのか、苦手だから書けないのかはわかりませんが、とにかく情報を書き出すことは算数や数学を解く上で大事なことの一つではないかと思います。



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2019年9月 6日 (金)

予想外

子ども達はみんなそれぞれに性格や能力、興味関心が違うので、レッスンの予定を組むときには、曜日や時間のご希望とひと枠の人数だけで決めているわけではありません。
また、元々ひと枠の定員が限られていますので、中にはご希望が重ならずマンツーマンでレッスンをする枠もあります。

そんな中、5月から来てくれている1年生さんはその時間に間に合うほかのお子さんがいなくて空いていたところに入ってもらったため、これまで基本的にマンツーマンでレッスンをしてきていました。
ですが、今日は都合により同じ学年の女の子さんと一緒にレッスンをすることになりました。

とはいえ、取り組んでもらう内容はそれぞれ違っていて、学習を始めた時期の差があるので女の子の方がかなり進んだところをしている状態でした。その状態だと、特に男の子の多くは、別の子がしていることが気になって仕方なくなったり、自分も早く先に進みたいと、じっくり考えずに焦って答えを出そうとしたりしてしまうことがあるので、その子はどんな反応をするか少し心配していました。

しかし、今日はこの子と一緒にレッスンをするということを伝えたところ、うなずいた後は驚くほど全く隣のことを気にすることなく、見ていた限り、隣の子が何をしているかを見ることすらなく、高い集中力を保ったまま、自分の課題に向き合い続けてくれました。
ほかの子がいてもここまで全く集中が乱れない子というのはこれまで見たことがないのではないかというほどで、驚きを感じるとともに、感心しました。

来てくれた当初は答えを書くたびこちらをチラチラ見てくるような感じで、簡単にできることは楽しそうにするものの、少し難しいと悲しい表情になるようなこともあったのですが、いつの間にか随分頼もしくなったのだなと、子どもの成長の速さにまたも驚きました。

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2019年9月 5日 (木)

「あっ!」

子ども達とのレッスンは基本的に説明から入ることはほぼなく、まず問題に向き合ってもらい、反応を見ながら、必要であれば少し言葉かけをするなどの形で進んでいきます。
ですから、この子であればこのぐらいはできるはずと思っていても、その日のコンディションが今ひとつだったり、私の読みが誤っていたりすると、予想していた反応が返ってこないこともあります。

前回から小数の学習に入った2年生さんは、図を見たり、色を塗ったりしながら、0.1は1を10個に分けたもの、0.01は1を100個に分けたものということをまず体感で理解してもらおうとしたのですが、リットルますとデシリットルますの図を見ながら、0.1Lや1.25Lなど色を塗ってもらう問題で、小数第2位までの問題になると全く頓珍漢な色塗りをしようとしていました。

その子は賢い子なので、何問か解いてルールなどに気づいてしまえば、後は機械的に処理してしまうようなところもあり、ひとつ見本があればそれを真似て解いてしまう場合もあるので、その前段階ではすんなりできていたのが突然おかしくなったのは、実は元々意味を理解していたのではなく、ひとつだけ描かれていた例を見て真似ただけだったのかもしれないと思いました。

その日はもう終わる時間が来たので、今回に持ち越していたのですが、ほかの問題から始めたところすんなり解けていたので、これなら大丈夫かなと、前回全くできなかったプリントを再度出してみました。

しかし、なぜかやはりダメ。前回と同じような塗り方をしようとします。そこで、それより少し簡単なものを1枚やってみてもらったところ、それはすんなりクリアして、もう一度先ほどのプリントを出したところ、前回から躓いていた1問目を見た瞬間に「あっ!」と言って表情がパッと明るくなり、一気に全問クリアしてくれました。

もちろん、基本の内容なので教えて塗ってもらうことは簡単ですが、教えた場合、「あっ!」という反応が返ってくることはありませんし、子ども自身、気づいたことによる快感は得られません。
一般に、自分で気づいたことは、人から教えられたことより大きな力になりますし、記憶にも残りやすいですから、そんな瞬間を少しでも多く子ども達に経験してもらいたいと思っています。

 

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2019年9月 4日 (水)

私も嬉しい

中1の冬から来てくれている中2さん。それまではおうちの方だけでなく本人も家では宿題ができない(教室の宿題に限らず)と言っていたのが、結構宿題をしてきてくれて、それだけでもちょっと感動していたのが、中2になってからは学校の提出物なども完璧に提出しているとの話で、あまりの変わりように驚いたりもしていました。

そして、夏休み明けの課題テストで、私は数学しか一緒にレッスンしていませんが、5教科の合計が本人にとって「ちょっと嬉しいねん」と言える結果だったそうで、おうちではまだまだがんばれるとはっぱをかけられてはいるようですが、初めてここに来てくれた頃のその子を思えば、相当努力したことがわかる結果に私も嬉しくなりました。

まだ2年生の段階でそこまで変わり、1年生の頃より明らかに成績も向上しているので、受験までまだ1年数ヶ月ありますし、最終的にどこまで力を伸ばしてくれるのか、ちょっと楽しみです。

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2019年9月 3日 (火)

9月最初のレッスン

今日から通常のレッスン再開。お休みの子もいましたが、いつもの時間にいつもの顔ぶれが来てくれて、私もようやく普段の生活に戻れそうです。
ただ、一旦涼しくなっていたのにまた暑さが戻ってきて、子ども達も夏の疲れなどもあるのか、調子が今ひとつの子達もちらほら。

その一方で、一体いつからそんなに頼もしくなったんだ?というぐらいこれまでと雰囲気が変わったというか、学習への取り組み姿勢が変わった中学生がいたりもして、それはとても嬉しいことでした。

なんだかんだと今日もバタバタしてすっかり遅くなってしまいましたので、本日はこれにて…。

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2019年9月 2日 (月)

2学期初出勤

今日は新学期にあたりご連絡差し上げなくてはいけない方達にメールをしたり、予習をしたり、先日に続いて教材の整理をしたりしに出勤しました。

教室を始めた頃、まだ来てくれる子もごく僅かだったので、何か教材を買うにもよくよく考えて買い、買った後ももったいなくて簡単に処分できずに、とりあえず…と物置にしまい込んでいたようで、棚の一番下や目につきづらい棚の上などに全く忘れていたワークブックや参考書、プリントなどがたくさんありました。(汗)

このお休みのうちに、いらないものを処分して、いるものを整理するところまでしたかったのですが、全く時間足りずで持ち越しとなりました。掃除や片付けは好きではないのでついつい後回しにしてしまうのですが、多少でもやる気があるうちになんとか片付けてしまいたいものです。

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2019年9月 1日 (日)

9月スタート

9月初日は日曜だったので、ほんの少し予習などした以外は結局ほぼオフにしてしまいました。

さすがに明日は出勤してお仕事しようと思います。

9月からもどうぞよろしくお願いします。

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