頭の中
子ども達も夏の疲れが出てきたのか、今ひとつ頭が回っていない感じを受ける子がちらほら。
今日のレッスンでも、中盤までは結構いい感じで問題に取り組んでくれていた子が突如おかしくなりました。
前回から長さの学習を始めた子で、そのときも結構よくできて、見ていて驚くこともあったほどだったのですが、今日のレッスンも内心(うんうん、よくできてる!)と思いつつ見守っていたところ、7mmと4mmを足して11mmと書きました。そこで、それが1cmより長いか尋ねると「長い」と答えたので、その書き方ではなく、cmとmmを使って書いてもらうよう声掛けをしました。
その瞬間どうやら何かおかしなスイッチが入ったようです。色々声掛けをしても聞いてくれず、11mmがどこなのか定規で教えてもらおうとするも初めのうちは無反応。何度か声をかけてようやく定規を見てくれたものの、最初に指したのは1cmだったので、「それは11cmでしょ?」と言ったところ、激しく迷走開始。
おかしくなったことは顔を見ても分かったので、1mmを指してもらおうとしたところ、どうしたことか5cmのあたりを指さします。それ以前に長さを測ったり、線の長さを測って合わせた長さがどれだけかなどの問題は全く問題なくできており、cmとmmを書き間違えることもなかったので、驚きつつ、別の問題を指して、その長さ分の線を引いてみてもらったところ、全く問題なく引きました。これで抜け出したかなと期待したものの、その後もまだ迷走は続き、どうにか1mmが小さなひと目盛りというところまで辿り着けたものの、じゃあ7mmは?と尋ねるとまたおかしなところを指すというような状態に…。
でも、表情を見ていると、その子なりに何かを一所懸命考えていることはわかるのです。ただ、何をどう考えてその答えを導き出しているのか全く推測できず、またも自分の力不足を感じつつ、それはひとまず保留にしました。
子ども達のおかしなスイッチが入った瞬間の頭の中が見られたら、「へぇ~~~!そんなこと考えてたのか!!」ときっと新鮮な驚きを抱くのだろうと思うのですが、見られないのが残念です。
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