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2019年7月29日 (月)

進路の話

今日はレッスンが3つ、うち1つは中2さんがひとりだったのですが、結構練習がきつい部活動をしていて、その影響なのか何なのか、ここ最近やたらとミスが目立ってきていました。
数学のテストでもミスがかなりあったようで、おうちの方が本人に話をしたところ、分かっているのにうっかりミスをしただけだからというような反応で、点数が伸びなかったことも気にしていないようだとのこと。
その反応自体は、その昔、私自身がそうだったので(テストの点が悪くても理解できていれば気にならないという)、気持ちは理解できるものの、私の場合、受験や高校の違いなどについてあまりにもわかっていなかったので、あのとき、担任が無理矢理進路を決めてくださらなければ、今の自分はないだろうと本気で思うほどですから、響くかどうかは分からないものの、中2の段階で話をしておいたほうがいいかもなとも思っていました。

そして、今日はマンツーマンのレッスン。真面目に取り組んでいるようには見えるものの、かなりの頻度で計算ミスなどをしていたので、いい機会だなと思い、進路についての話をしました。

昔の私のように、その子も特に行きたい高校があるわけではなく、テストの点が悪くても気にならないとのことでした。
ただ、恐らく今の時代は生徒本人の気持ちを尊重するという先生方も多いそうですから、仮に私が今の時代の生徒であれば、制服で選んだ第1志望の、偏差値でいえば上の下か中の上かというあたりの高校に進学し、高校でお膳立てされた勉強をそれなりに真面目にして、その結果、自分がいきたいと思った大学には行けなかった(もしくは浪人して予備校に通うなどする必要があった)かもしれません。

もちろん、中学時代にその話を聞かされていたとしても、自分の考えがどれだけ変わったかはわかりませんが、高校は義務教育でなくなるため、学校によって使う教科書も違えば、授業の進度、難易度も違う。いわゆる「偏差値が低い」といわれる高校に進めば、場合によっては中学校の勉強のおさらい、やり直しのようなことをする可能性もある。仮にそうであれば、自分で塾や予備校に行くなどしなくてはとてもではないけれど大学受験で国公立や広く名の知られた私立とかにはいけない。
そういうことを早くから聞かされていたら、自分が目指す方向によっては、少しでも偏差値が高い学校に行ったほうがよさそうだと思う子もいるのではないかと。

何より、知らずに受験をして、後から後悔するのと、知らされていたけれど、それでもいいと自分の意思を貫いて受験をするのとでは、やはり大きな違いがあるのではないかと思います。

今日その子にはなしたことがどれだけ響いたかはわかりませんが、何かのきっかけになったらいいなと思います。

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