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2019年6月21日 (金)

教えないからこそ

子ども達とレッスンをしていると、時々驚かされたり、感心させられたりすることがあります。
というのも、多くの場合、「まず考えてみてね」ということで問題を提示するので、これまで自分にはなかった発想をする子がいて、その発想に驚いたり、感心したりするのです。

今日のレッスンでは、立方体の展開図に4か所だけ頂点が書き込まれていて、後の頂点がどこにあたるのかを考える問題をしてもらった子がいました。展開図の問題は苦手な子もいますが、得意な子は特に説明しなくても解いてしまうこともあるので、まずは問題の説明だけをして考えてもらうことにしました。
様子を見ていると、おもむろに見取図のある面に鉛筆で斜線をし、それにあたる展開図の面にも同じように斜線を、別の面に今度は縦線をかいたかと思えば、それにあたる展開図の面にも縦線をし始め、次にごそごそしだしたので、これはきっと…と思い、色鉛筆のセットを渡したところ、やはりどの面がどの面にあたるのか全ての面を色分けしました。

ある意味、それができるのであれば、位置関係を理解しているということですから、本当ならそれをしなくても解ける能力があるような気もしますが、声掛けしても反応が悪かったので、自分で思いついた方法で最後まで解いてもらいました。

その解き方がいいかどうかは別として、これまで私にはなかった発想でしたし、展開図が苦手な子でも、面の位置関係(どこか底面を決めたら、その面に対して上左右前後)は大抵ある程度までできる子が多いので、面を色分けすることで問題のハードルを下げられるかもしれないなと感じました。

自分が既に当たり前に解いてしまっているものに関してはなかなか新しい発想というものは出てきませんが、教えないことで子どもが私の引き出しを増やしてくれるのは、ありがたいことだなと思います。

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