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2019年6月22日 (土)

切実に思う

私は残念ながら図形の問題などで脳内でイメージを動かさねばならないようなものは、経験したことがないものについては考えられないときがあります。
この能力に関しては、子ども達を見ていても、持って生まれた能力に左右される面が大きい印象を受けるのですが、その能力に恵まれなかった場合、経験は本当に大事です。

この歳になっても、中学入試などの問題で実際に何かを使って確かめてみないと、どういう状態なのかイメージできないものがあり、予習などをしておかなければ、恐らく子どもがわからないというときに対応できないだろうと思うこともあります。
これはかなり切実な問題でもありますが、イメージできないものでも、実際に何かを使って確かめることで「ああ、こうなるのか」などと納得できれば、以降はそれに類する問題はある程度イメージして考えられるようにもなります。

私の場合、元々その能力は持って生まれていないのだと思うのですが、幼い頃にそれを補う働きかけをしてもらわなかったので(父親の趣味や、兄がいたことなどで、レゴで遊んだり、プラモデルを作ったり、折り紙をしたりしていたので、多少はマシなのだと思いますが)中学生のときに立方体の切断の問題がイメージできず、解けないと困るので、消しゴムや発泡スチロールなどを実際に切って確かめた記憶があります。

今のような仕事をするようになってからも、イメージできない問題に出合うたび、物を使って確かめることを繰り返してきた結果、昔よりイメージできる範囲が広がったように思いますので、そういうことを小さいうちから意識的にしていればもう少しすんなり解ける問題が増えていたのではないかとも思います。

図形の問題がイメージできない子にとっては問題をたくさん解いたところで、解いたことがある問題でなければお手上げになることも考えられますので、小さいうちから計算練習などをさせるより、図形の学習につながりそうな経験を積極的に色々させてあげる方が後々その子の助けになるのではないかなと思います。

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