« オフ | トップページ | 根競べ »

2019年6月 4日 (火)

信じられない言葉

今日は私立中学に通う中1と中2の子とのレッスンがありました。
中学受験をした子達は、公立中学に進学した場合には中2や中3で学習するようなことまで、受験算数で習ってしまっていることもあるほどなので、授業の進度は公立よりかなり速いことが多いようですが、ある意味、中1で学習する内容の半分ぐらいは説明されなくても解けるかもしれないので、当然なのかもしれません。

中1の子と、学校の授業の進度を確認した後、まだ習っていないというところを一緒にする際、受験のときに既に習っていそうな内容だったので、「こんなの、(もう塾で)やったよね?」と尋ねると、「はい、やりました」と言った後、「でも、塾の先生が受験が終わったらやったこと全部忘れていいぞって言ったから、どうやったのかは忘れました」と言ったかと思えば、その子とは別の受験塾に通っていた中2さんまで「私も塾の先生忘れていいって言ってたから忘れた~!」と言ったのです。

違う受験塾の算数の講師が、それまで何年も一所懸命やってきた子達に、やったことは忘れていいというのは、それらの勉強は受験後は役に立たない、使わないと宣言しているようなものではないのでしょうか?
その方たちはそんな勉強を子ども達に強いているとわかっているということでしょうか?

本来、意味のない学びなどないはずです。教室で子ども達と共に学びながら、教え込むわけでも覚えさせるわけでもない私は「忘れてもいいよ」とわざわざ言うことはあるだろうかと考えてみましたが、強いて言えば、小学校で習う「dL」はその先出合うことはまずありませんから、忘れても困らないと言えるかもしれません。速さや割合その他の公式なども、意味を理解せずただ覚えるだけなら覚えなくてもいいと思いますし、公式を覚えなくても解ける場合は、学校で覚えるように言われても、考えたら解けるから忘れても大丈夫よということは言うことはあります。

でも、一所懸命、かなりの時間を費やし、色々なものを我慢して取り組んできた子ども達に、受験が済んだら忘れてもいいいと言ってしまえる勉強を強いているのかと思うと、到底理解できませんし、腹立たしさと虚しさを感じました。

|

« オフ | トップページ | 根競べ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« オフ | トップページ | 根競べ »