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2019年3月25日 (月)

心が痛む

今日は通常レッスンはお休みでしたが、1件体験レッスンをさせて頂きました。


まだ年長さん、春から1年生になるというお子さんは、幼少の頃から幼児教室に通ってお勉強をがんばってこられたそうです。


しかし、お話を伺ったり、宿題としてご家庭で取り組むように言われた問題を見せて頂いたりしながら、久しぶりに何とも言えない悲しい気持ちになりました。


うちの教室はかなり変わった教室だという自覚はありますし、私自身、経営の能力は全くというほどないこともよくわかっています。本来は独立して自分で教室をするなんていうタイプでもなければ、器でもないという自覚はありますし、どうすれば子どもが集まってくれるのか、どうすればもう少し「人並み」に暮らせるようになるのかはわからぬままです。(苦笑)


自分が生きていくために、たくさんの教材を買わせるとか、授業をたくさん取らせるとか、もし、そんなことをしなければ教室を続けられなくなったら、そのときは教室をやめるしかないと思っています。


ですから、よその教室や塾などが、明らかに子どものためではないよね…と思うようなことをしているのを見聞きするたび、本当に悲しい気持ちになりますし、同じ大人として子どもに申し訳ない気持ちにもなります。


2桁同士のたす・ひくが数としてきちんと理解できていない子に、3桁、4桁の計算をさせ、できなくて親子ともにご苦労され、教室にご相談もされ、それでも適切なアドバイスはもらえず、筆算を教えたらと提案されたと。
しかし、どこであやしくなるのか確かめるために2桁同士の計算をしてみてもらったところ、2桁同士の繰り下がりの引き算の意味が理解できていないことがわかり、その状態で更に大きな数の計算をさせるのはあり得ないと感じました。


更に、確かに筆算を教えれば、答えは出せるようになるかもしれませんが、その子はなぜそうすれば答えが出るのかは理解できないままかもしれません。そんな状態でまだ年長の子に計算させる意味はどこにあるのでしょう?


一緒にレッスンをしたほんの1時間のあいだに、少なくとも2桁同士の繰り下がりの引き算の意味はほぼ理解してくれたのではないかと思います。子ども達にはよくあることで、もやもやしているうちは自信なさげに書いている答えが、何か自分の中で線が繋がった途端、安定したペースで次々に正解していく。その姿を、今日のその子にも見せてもらうことができました。


その子が辛く苦しい思いをしてきたであろう、決して短くない時間は、指導者が計算の意味を理解させることを心がけていれば、なくて当然の時間だったはずです。なんだか本当に心が痛みました。

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