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2019年3月15日 (金)

初の報告

教室に来てくれている子達は、何か特別の理由がない限り、レッスンのたびに宿題が出ます。
何も言わなくてもきちんとやってくる子もいますし、おうちの方が声掛けをして、なんとか取り組ませてくださっているような場合もあります。また、中には全くやろうとしない子も、過去にはいました。

個人的には、勉強は嫌々やってもほとんど身にならないと思っていますし、また、特にうちは学校でもありませんから、本人が困らないのなら、やりたくなければやらなくてもいいとも思っています。
宿題をやりたがらない子には、やらなくても次のレッスンのときにちゃんとできていたら私は何も言わないし、本当に嫌なら無理にここに来る必要もないし、やらなくて忘れてしまったらいつまでも次に進めないけど、それでもいいなら構わないというような話をすることもあります。

やりたくないからやらないという理由は、残念だけど仕方ないねと思えるのですが、子ども達は「やりたくないからやらなかった」という理由を、恐らく学校やおうちでは決して言ってはいけないと思っているのかもしれないなと思います。その結果、教室の宿題でも、その子が本当にやる気さえあれば絶対できるはずの問題を「わからなかった」と言って持ってきたり、面倒そうなところはとばして記号問題など簡単そうに見えるものだけ片付け、ほかは分からなかった印をつけてくるというようなことが時々起こります。

こちらは大人ですし、そこそこ長いこと子ども達と向き合ってきていますので、その子が本当に真剣に取り組んだ結果なのかどうかは、宿題を見渡せばほぼわかります。きちんと考えてもいない問題を「わからなかった」と言われるのは、その子が私を騙そうとしているということでもあるので、そのことにどうしても腹立たしさを感じてしまうのです。

ですから、そういう場合には、あなたなら、ちゃんと考えればこの問題は全くわからないなんてことはない、やりたくなかったんだったらやりたくなかったからやらなかったと言ってくれる方がずっといいという話をします。
教室を始めてからこれまでの間に、そういうことを話した子はそれなりの数いるのではないかと思います。
それでも、やはり子ども達は「やりたくなかったから」という理由を口にするのは抵抗があるのか、これまでその理由を聞いたことがないままでした。

しかし、その日がやってきました!

宿題のうち一部を「これ、やる気がなかったからできませんでした」と報告されたのです!
初体験だったので、自分がどう感じるかわからなかったのですが、思わず笑ってしまい、少なくとも一切腹立たしい気持ちにはなりませんでした。
やりたくなかったのなら仕方ないわけですし、どうすれば少しでもやる気が出るのか、量の問題なのか、純粋に好き嫌いの問題なのかなど、子どもやご家庭と相談したりすることもできるかもしれません。

宿題をしてくれないのは困ると言えば困りますが、少なくとも「やる気がなかった」という報告には自分は腹が立たないことが分かり、ある意味安心しました。(笑)

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