今年度最終日
結局今日は出勤しそびれたまま今年度が終了しました。
明日からはもう4月。明日には新元号が発表になりますね。
どんな元号になるのでしょう。
未来に希望が持てるような元号になるといいなと思います。
新年度もどうぞよろしくお願いいたします。
結局今日は出勤しそびれたまま今年度が終了しました。
明日からはもう4月。明日には新元号が発表になりますね。
どんな元号になるのでしょう。
未来に希望が持てるような元号になるといいなと思います。
新年度もどうぞよろしくお願いいたします。
今日は本当は事務仕事や新年度の準備などをするために出勤する予定だったのですが、古くからの友人に誘われて京都に行ってきました。
お天気は雨が降ったり止んだりと、少し残念なお天気でしたが、京都御苑で、先日両陛下がご覧になった枝垂れ桜などを見て、その後少し神社をめぐってきました。
普段あまり出歩かない上(というか、仕事以外ではほぼ引きこもりに近いかも…)土曜はレッスンなので土曜に友人と出かけられることは滅多にないので、滅多にない土曜のレッスンお休みがちょうど桜の頃に合ったので思い切って出かけましたが、結構な距離を歩いたので、夕方こちらに戻ってきても仕事に出る体力、気力が残っておらず、自宅から必要なご連絡を差し上げただけで、新年度準備は持ち越しとなりました。
新年度の時間割は皆様のご協力のお蔭で、多分組めたと思います。
今日の時点で全ての皆様にご連絡は差し上げ、ほぼ皆様からご了解を頂きましたので、4月第1週から新しい時間割に切り替えさせて頂く予定です。
春休み中のお時間やお日にちの変更のご希望は個別にお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。
仕事が遅く、なかなかご連絡ができずにおりますが、今日の時点で確定できた方には順次新年度のお時間をお知らせしております。
一部、まだ確定させられていない方がおられますが、明日中には全ての皆様に確認のご連絡を差し上げられるように致します。
このところ、メールの不具合で、こちらからはお送りしたものが届いていない場合があるようですので(それと別に、私がうっかり失念しているような可能性も否定できませんので)、お知らせが来ないなぁと思われたらご遠慮なくお尋ねください。
今日は教室の教材などの整理をするつもりだったのですが、エンジンがかかるのが遅かった上、帰省してきていた友人の息子さんのお悩み相談などもあり、ほぼ進みませんでした…。
すっきり新年度を迎えられるよう、なんとかしたいと思います。
今日で今年度のレッスンは終了しました。
新年度の時間割もほぼ決まりつつありますので、順次ご連絡差し上げますが、再度確認をさせて頂かねばならない方が何人かおられますので、今しばらくお待ちください。
今年度もありがとうございました。
新年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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今週は今年度最後のレッスンです。金曜、土曜はレッスンがお休みになるので、今年度のレッスンは今日を含めて後2日。
中でも、年長さん達は幼児のレッスンが終わり、4月からは1年生になります。
今日来た年長さんに、幼稚園のレッスンは今日でおしまいで、次からは1年生やねと言ってレッスンを始めたのですが、レッスンが終わった後でその子がお母さんにひと言。
「ねえ、ウィルシーズはいつやめれるん?」
もちろん、そんなご予定は伺っておらず、今日も新年度の曜日の件でご相談させて頂いていたので、お母さまも「やめないよ」と言ってはくださったものの、私は気持ち的には涙目。(汗)
ちゃんとがんばってくれていたのに、実はやめたかったのか…と。
嫌なものは無理強いできませんが、嫌だけど我慢して通ってもらうのではなくなるよう、私ももっと精進します。
ブログのカレンダーを眺めていたら、なぜか3月26日の記事が抜けていることに気づきました。
火曜で、春休みに入ってイレギュラーはあったものの、普通にレッスンをし、ブログも書いたはずなのですが、見当たらず…。
というわけで、後追いで形だけの更新ですが、お許しを…。
今日は通常レッスンはお休みでしたが、1件体験レッスンをさせて頂きました。
まだ年長さん、春から1年生になるというお子さんは、幼少の頃から幼児教室に通ってお勉強をがんばってこられたそうです。
しかし、お話を伺ったり、宿題としてご家庭で取り組むように言われた問題を見せて頂いたりしながら、久しぶりに何とも言えない悲しい気持ちになりました。
うちの教室はかなり変わった教室だという自覚はありますし、私自身、経営の能力は全くというほどないこともよくわかっています。本来は独立して自分で教室をするなんていうタイプでもなければ、器でもないという自覚はありますし、どうすれば子どもが集まってくれるのか、どうすればもう少し「人並み」に暮らせるようになるのかはわからぬままです。(苦笑)
自分が生きていくために、たくさんの教材を買わせるとか、授業をたくさん取らせるとか、もし、そんなことをしなければ教室を続けられなくなったら、そのときは教室をやめるしかないと思っています。
ですから、よその教室や塾などが、明らかに子どものためではないよね…と思うようなことをしているのを見聞きするたび、本当に悲しい気持ちになりますし、同じ大人として子どもに申し訳ない気持ちにもなります。
2桁同士のたす・ひくが数としてきちんと理解できていない子に、3桁、4桁の計算をさせ、できなくて親子ともにご苦労され、教室にご相談もされ、それでも適切なアドバイスはもらえず、筆算を教えたらと提案されたと。
しかし、どこであやしくなるのか確かめるために2桁同士の計算をしてみてもらったところ、2桁同士の繰り下がりの引き算の意味が理解できていないことがわかり、その状態で更に大きな数の計算をさせるのはあり得ないと感じました。
更に、確かに筆算を教えれば、答えは出せるようになるかもしれませんが、その子はなぜそうすれば答えが出るのかは理解できないままかもしれません。そんな状態でまだ年長の子に計算させる意味はどこにあるのでしょう?
一緒にレッスンをしたほんの1時間のあいだに、少なくとも2桁同士の繰り下がりの引き算の意味はほぼ理解してくれたのではないかと思います。子ども達にはよくあることで、もやもやしているうちは自信なさげに書いている答えが、何か自分の中で線が繋がった途端、安定したペースで次々に正解していく。その姿を、今日のその子にも見せてもらうことができました。
その子が辛く苦しい思いをしてきたであろう、決して短くない時間は、指導者が計算の意味を理解させることを心がけていれば、なくて当然の時間だったはずです。なんだか本当に心が痛みました。
今日はお休みで、高校大学の同級生の子のおうちにお邪魔しての、所謂女子会?でした。
とはいっても、私以外は子育て経験者で、うち2人はもう、お子さんがみんな成人していたりするので、子育てについては私には想像しかできないことも色々と。
それでも、とても楽しい時間を過ごしてきました。
しかし、今日もまた、自分では何でもないことを「すごいね!」と言われたりして、不思議な気分になりました。
ひとつは、私を含めて3人が読んだことがある本を、まだ読んでいないという子にあらすじを説明していたところ、「うまいこと説明した!私はめっちゃ面白かったと思っても、うまいこと説明できへんで、めっちゃよかった!とか言ってまう」と。(そんな友人は小学校の先生です。)
また、友人宅ではみんなでパンを作ったのですが、ある材料を3人で分けて使うことになったところ、最初に使った子が、「ごめん!半分ぐらい使ってしまったかも!」というのですが、どう見てもそんなことはなさそうで、ちょうどテーブルに出ていたキッチン秤で残りの重さを測ったところ、4分の1も使っておらず、「こんなに残ってるから全く大丈夫!」と言ったところ、友人らが揃って、「重さ測るなんて全然思いつかへんかった!すごい!」と。
まあ、多分褒めてくれたのだと思うので、とりあえず喜んでおくことにしたものの、自分としては当たり前にしたことなので、一体何がすごいのかわからず…。
でも、思い返せば、子どもの頃からそういうこと(自分にとっては普通のことを驚かれたり、変わっていると言われたりすること)が結構あったなぁと。(苦笑)
私の「普通」は多くの女性の「普通」とは結構ずれているのかもしれないと、この歳になって改めて感じた休日でした。(苦笑)
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教室に来てくれている子達は、何か特別の理由がない限り、レッスンのたびに宿題が出ます。
何も言わなくてもきちんとやってくる子もいますし、おうちの方が声掛けをして、なんとか取り組ませてくださっているような場合もあります。また、中には全くやろうとしない子も、過去にはいました。
個人的には、勉強は嫌々やってもほとんど身にならないと思っていますし、また、特にうちは学校でもありませんから、本人が困らないのなら、やりたくなければやらなくてもいいとも思っています。
宿題をやりたがらない子には、やらなくても次のレッスンのときにちゃんとできていたら私は何も言わないし、本当に嫌なら無理にここに来る必要もないし、やらなくて忘れてしまったらいつまでも次に進めないけど、それでもいいなら構わないというような話をすることもあります。
やりたくないからやらないという理由は、残念だけど仕方ないねと思えるのですが、子ども達は「やりたくないからやらなかった」という理由を、恐らく学校やおうちでは決して言ってはいけないと思っているのかもしれないなと思います。その結果、教室の宿題でも、その子が本当にやる気さえあれば絶対できるはずの問題を「わからなかった」と言って持ってきたり、面倒そうなところはとばして記号問題など簡単そうに見えるものだけ片付け、ほかは分からなかった印をつけてくるというようなことが時々起こります。
こちらは大人ですし、そこそこ長いこと子ども達と向き合ってきていますので、その子が本当に真剣に取り組んだ結果なのかどうかは、宿題を見渡せばほぼわかります。きちんと考えてもいない問題を「わからなかった」と言われるのは、その子が私を騙そうとしているということでもあるので、そのことにどうしても腹立たしさを感じてしまうのです。
ですから、そういう場合には、あなたなら、ちゃんと考えればこの問題は全くわからないなんてことはない、やりたくなかったんだったらやりたくなかったからやらなかったと言ってくれる方がずっといいという話をします。
教室を始めてからこれまでの間に、そういうことを話した子はそれなりの数いるのではないかと思います。
それでも、やはり子ども達は「やりたくなかったから」という理由を口にするのは抵抗があるのか、これまでその理由を聞いたことがないままでした。
しかし、その日がやってきました!
宿題のうち一部を「これ、やる気がなかったからできませんでした」と報告されたのです!
初体験だったので、自分がどう感じるかわからなかったのですが、思わず笑ってしまい、少なくとも一切腹立たしい気持ちにはなりませんでした。
やりたくなかったのなら仕方ないわけですし、どうすれば少しでもやる気が出るのか、量の問題なのか、純粋に好き嫌いの問題なのかなど、子どもやご家庭と相談したりすることもできるかもしれません。
宿題をしてくれないのは困ると言えば困りますが、少なくとも「やる気がなかった」という報告には自分は腹が立たないことが分かり、ある意味安心しました。(笑)
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今日のレッスンの子達は来週が祝日になるので、レッスンをどうされるかお尋ねしたところ、見事に皆さんがお休みを希望されたため、年長さんとは今日を除けばあと1回一緒にレッスンをすれば、もう4月がやってきます。
幼児と小学生ではレッスン内容が多少変わってくるので(一見お遊びのように見えるものの割合が減り、よりお勉強っぽいものが増えますので)、ハサミを使ったり、折り紙を使ったりするのも、残すところあと1回。
この子達がまもなく「ぴかぴかの1年生」になるんだなぁと思うと楽しみです。
現在新年度のレッスンの関するアンケートを皆様にお願いしていますが、今年は例年以上に早くからご回答を頂けていて助かります。
期限まではまだしばらくありますので、お忙しいとは存じますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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昨日に続き今日もまた、自分にとって当たり前でも、人によっては当たり前ではないことがあるのだなと思わされたことが。
随分以前に、低学年の子が「3と8、どちらが大きいですか?」というような問題で、「大きい?」ときょとんとしたのを見て、ああ、そうか。数の「多い、少ない」はわかっていても、「大きい、小さい」は誰かに教わるなどの機会がなければ、当たり前のことではないのだなと思ったことがあったのですが、今日は新たに、これまで色々な子達と学習してきて、恐らく初めての反応をされたことがありました。
中学生の子に「連続する3つの整数、何でもいいから書いてくれる?」と言ったところ、書かれた数は「444」だったのです。「いや、それは同じ数字。連続する数字やから、続いてる数字ってことよ?」と言ってみたものの、「あ、わかった、こうやな!」と言って書いたのは「4+4+4」でした。
私としてはかなり予想外だったので驚きましたが、その子はたまたまこれまでそういう表現に出合うことなく過ごしてきて、数学でその表現に初めて出合ったということなのかもしれません。
そして、連続するというのは、1、2、3や97、98、99のような数のことだと説明すれば、「な~んや!」とすんなり納得もしてくれたので何も問題はないのですが、子ども達と向き合い、子ども自身にまず考えてもらうということをしていると、きっとまだまだ予想外の反応、未体験の反応がたくさんあるんだろうなと思います。
そのたび、驚いたり、感心したり、笑ったりできるのは、幸せなことだなと思います。
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自分が当たり前にしていること、意識することもなく普通にしてきたことなどは、ついつい誰もが同じようにするものだと思ってしまうことがあります。
例えば、小さな例でいうと、机の上の消しゴムのカスを集めてゴミ箱に入れる際などに、手を使ってカスを集めるとき、私は手のひら側で集めるのですが、時々、手の甲の側で集める子どもがいます。
見ていると何だか痛そうですし、集めにくそうにも見えるのですが、手の甲派の子に聞くと、手のひらだと滑りが悪いなど、その子なりの理由があります。
そして、今日のレッスンで、1年生の子が定規を使っていたのですが、もちろんまだ使い慣れていないということはあるとは思いますが、なぜか1回机に置くたびに定規が裏返しになり、持ち上げて使おうとするたびに、あれ?という反応をして表にし直すということを何度も繰り返していました。
自分自身の記憶では、使った定規を机に置く際に裏返しに置くという動作が思いつかないので、どういう風に置いているのか気になって観察していたところ、その子は使い終わった後、自然に手首を返していたのです。
ただ、その子にとってはそれが自然な動きのようで、それを見てまた、「しやすさ」の感覚はやっぱり人それぞれなんだなぁと思いました。
その子に関しては、1回1回裏返しになるのは手間だろうと思いますので、様子を見て、今後も変わらないようであれば、置き方か持ち上げ方のどちらかを意識するように促してみようかなとは思います。
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実は日曜目覚めたら、左の鼻の奥がムズムズしてくしゃみが。今のところ花粉症でもないのですが、今年は花粉の飛散量が多く、「花粉症デビュー」する人が増えそうだというニュースを聞いたばかり。
鼻をかんでみたり、できる範囲で鼻を洗ってみたりしたものの改善せず、しかし、ずっと室内にいる上に、片方の鼻がムズムズする以外の症状もないので様子見をしていました。
ですが、今日はレッスンがお休みだったので、薬局で適当なお薬を買うのなら、お医者に行こうと思い、耳鼻咽喉科へ。で、今日の時点では花粉症ではなさそうだけどということで様子見することに。
その帰り、家を出たときは晴れていたのに、空が随分曇ったなと思ったら、目の前に大きな虹が。その後、通り雨的に結構本降りになったものの、割と長い時間、はっきりと空に虹がかかっていました。
でも、周囲を歩いている方のほぼ誰も気づいておらず、こんなに綺麗なのに!!と、「虹ですよ~!」と言いたい衝動を抑えるのが大変でした。(苦笑)
このまま花粉症ではなかったねということで無事に乗り切れることを祈りつつ、今週もどうぞよろしくお願いいたします。
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1月途中から一緒にレッスンさせてもらっている子と、今日はメートルの学習をしました。
その子は学校の算数でコンプレックスを持ちかけてしまっているということで来てくれたのですが、もともとおうちで「ゆっくり、じっくり」を心がけてくださっていたのは、しっかりその子の中に根付いているのを感じます。
学校ではまだメートルは習っていないということだったので、初めは実際に巻き尺で1mを出してもらい、それが100cmと同じだとわかると、2mも5mももう出さなくてわかるというので、長さを感じてもらうために、答えを書いてもらった後で5mや15mなど、引き出された巻き尺の長さを目で見て、ああ、長いなと感じてもらうということだけはしました。
その後、120cmは1m20cmというような、換算の問題をしてもらっていたところ、1問1問丁寧に答えを書いていて(簡単だ!と思うと、途端にばばばっと答えを書いてしまう子も少なからずいるのですが)、気をつけないと間違えてしまう子も少なくない、5m5cm(よく考えずに書く子は55cmなどと書いてしまいます。)や12m3cmなどの、途中に0が入るようなものでも全くノーミスで答えを書いていく姿を見ていて、なんだか嬉しくなりました。
まだ緊張していたり、自信がなさそうだったりするのですが、ゆっくりじっくりの良さを残したまま、少しずつ自信をつけていってもらえたらなと思います。
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普段、子ども達にはどちらが先に解けるか競争をさせたりすることはありませんし、速く解くよう求めることもないのですが、状況によってはその方法を用いた方がいい場合があったり、その方法の方がやる気になる子がいたりするのも事実のように思います。
じっくり考える必要がある問題を速く解かせようとするのは絶対にしませんが、例えば、その子であればやる気にさえなれば絶対解けるはずの計算問題をダラダラ解いているようなときに「3分で何問できるかタイム計るわ」などと時間を切って記録に挑戦!というようなゲーム感覚の設定にしてあげることで一気に解いてしまうというようなことがあったり、ぐっと詰めて考えれば絶対できるはずのことなのに、なかなか問題に向き合おうとしないような場合に、一緒にレッスンをしている下の学年の子などがいれば「これ、問題の意味がわかれば、○○ちゃんでも解けるかもしれないわ。○○ちゃんもちょっと考えてみてくれる?」というようなことを言えば、下の学年の子に先に解かれるのは嫌だと急に集中し出すような子もいます。
ただ、もちろんこれもその子の性格などにもよりますし、問題の内容にもよりますので、「使い時」というのがあるのだろうと思います。
基本的には、自分のために学ぶのだと思っていますので、人と競わせるつもりはないのですが、うまく使えば、よりやる気を出すことができたり、楽しく取り組めたりすることもあるのだろうと思いますので、その見極めがもっとうまくできるようになれたらなと思います。
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多分私自身も、教室を始めるまでは意識したことがなかった、気づいていなかったことだったように思いますが、お子さんの勉強を見られる際に気をつけてほしいことがあります。
今日のレッスンで、算数が大好きでよくできる年長さんが、800+200の問題を見て、「これ、かけ算やったらこうするねん」と言って、一の位から0,0,0,0,6,1と書いて、「160000」と書かれた答えを見て、それが何という数なのかはわからず、「あ~(なんて読むのか)わからん」と言いました。
その子は算数が好きで、上にご兄弟もおられたりするので、かなり上の学年のことも知っていたりすることがあるのですが、掛け算の答えの出し方は知っていても、それが何という数か、どれぐらいの大きさの数かということはわかっていない状態なのだろうと思います。
この子に関しては今の時点では問題ないのですが、この例のように、答えの出し方は知っているものの、なぜそうすれば答えが出るのかとか、その答えはどういう意味なのかとかを理解していないということがあります。
例えば、筆算の仕方を教えれば、答えは出せるようになるかもしれませんが、どうしてその計算をすれば答えが出るのかを理解していない場合があるというようなことです。
そして、そういう状態の場合、掛ける数が2桁や3桁になって、足し算をするようなとき、答えを書く位をずらすのを忘れてしまって、明らかに違う答えになっていても気づかなかったりするのです。
計算できているからわかっているとは言えない場合があるということ。
それは先取りでやり方を習ってしまうような場合にしばしば起こりますし、学校などでも説明して公式などを丸覚えさせてしまうような先生であれば、実は意味は分かっていないということがあります。
「できる」と「わかっている」とは違う場合があるということに気をつけて頂けたらなと思います。
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自分自身、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いという性格で、子どもの頃も興味のある教科はがんばれても、そうでなければ必要最低限(もしくはそれ以下…)しかしないぐらいでしたし、友人などが自分が嫌いな教科などについて、面白さなどを話してくれても感化されてがんばるということはほぼありませんでしたので、教室に来てくれる子達も、算数が嫌いな子に算数を好きにならせることはできないだろうと思っているところはあります。
そして、本当に嫌いであれば、やらないという選択肢もあるけれど、算数や数学を早くからやらないという選択をすることでその後、選択肢がかなり狭まる可能性があるということも話してあげるのがいいのかなと思ったりもしています。
ただ、嫌いなものは少ないに越したことはありませんし、学校に通うのであれば、嫌いな算数の授業を我慢して受けるよりは、嫌いではない、もしくはちょっとは好きぐらいになれた方が、学校生活が楽になる、楽しくなるようにも思いますので、自分ができる範囲での働きかけはしてみます。
その場合、嫌いであれば自ら進んでやろうとは思えませんし、答えも適当に書いて合っていればそれでいいやとなってしまうのも無理はないでしょう。
そういう子に、褒めたり、おだてたり、ヒントを出したりという方法でアプローチしても、褒めてくれなければやる気にならない、ヒントをもらって解いても達成感がないので嬉しくないというような感じにしかならないと思いますので、私はよほどのことがない限りそれを選びません。
その結果、真剣に考え始めるまでプレッシャーをかけるというようなことになってしまい、「コワイ」と言われるに至るという…。
それでも、その子自身が真剣に集中し、あれこれ考え、問題を自力で解いて正解したという快感を脳に感じさせられたら、その積み重ねで「嫌い」が薄まっていくことはあると思うのです。
例が適当かどうかわかりませんが、食べ物の食わず嫌いをしている人に対して、それを実際に食べて美味しい、もしくはそうまずくはないと感じさせる以外、「嫌い」を変えることは難しいであろうというのと同じように、嫌いな算数を我慢して考えてみたら解けた。解けたら気持ちよかった。そんな感覚を持ってもらう以外、そうそう人は変わらないのではないかと。
指導力のある方であれば、もっと違うアプローチで子どもの「嫌い」を好きに変えられるのかもしれませんので、そこは自分の力不足ではあると思います。ですから、何かもっと違うアプローチがあるのかもしれないということは、これからも考えていこうと思います。
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昨年の春から一緒にレッスンしている1年生さんは、どうやらかなり不器用そうだということがあるとき判明し、そのお子さんは積み木をお手本に合うように置くような問題でも苦戦していたりしたので、指先がしっかり使えるようになることはとても大事なのだというお話を、お子さんにもおうちの方にもして、それ以降、意識的に(本人はしぶしぶでしたが)おうちで折り紙を折ってもらったり、ハサミで何かを切ったりして工作をしてもらったりして、それを持ってきて見せてもらうようにしました。
すると、まだ2ヶ月目ぐらいなのですが、ハサミの切り口であるとか、折り紙の折り重ねた端であるとかが、随分きれいになってきて、工作などで形にするのも、初めに比べると明らかに変化を感じるようになりました。
はじめはかなりしぶしぶだったようですが、最近は楽しそうに取り組んでいることもあるそうです。
恐らくうまくできるようになってきたことも関係しているのではないかと思いますが、心なしか問題に取り組んでいるときの安定感も増したように感じます。
小さい子であれば、変化が見えるのは結構早いことも多いので、働きかけるのであればお早目にということをお勧めしたいと思います。
といっても、それはあくまでも実際に手を動かし、ものを使って考える、何かを作るというようなことで、ペーパーやドリルなどでお勉強を先取りさせるという意味ではありませんので、その点は誤解のございませんよう。
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今日はレッスンはお休みで、家で少し予習などしたほかはダラダラ過ごしてしまいました。
そんな折、このブログ(ココログ)の提供元からメールが来ていて、もしかしたらサービス終了のお知らせだったりするのでは?とちょっと不安になりましたが、システムの老朽化に伴うリニューアルとのこと。
そのお知らせメールの中に、サービス提供開始から15年という文言があったので、そういえば、私はいつからこれを書いているんだっけ?と過去の記事の日付を確認したところ、2005年12月1日から書き始めていました。
丸13年を過ぎて14年目。ここ数年はかなり手抜き記事も増えましたが、投稿数は5000を超えていました。
時代の流れ的にブログは既に時代遅れな感もあり、どうしようかなぁと思うこともありますが、サービス提供元がより使いやすくなるようリニューアルしてくれるそうですので、もう少しがんばって書き続けようかなと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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教室では、算数でとても困っておられるなどのご事情がなければ、学年配当は頭の隅に少しは置いてはいるものの、その学年では習わないことをすることも少なくありません。
それは単に、ペースが速い子がその学年のことを全て終えて、次の学年に進んだということではなく、例えば、掛け算の学習を、まずは九九の範囲で終えれば、引き続き2桁×1桁や3桁×1桁を学習したりというようなことをします。
少し前に、九九の学習で躓き、苦手意識を持ってしまいかけているということで来てくれ始めた2年生さんがいるのですが、大人しい上に緊張もしているようで、こちらが何か問いかけても、声を発するまでに数秒かかるようなぐらい、なかなか答えてくれなかったりもして、1時間が終わった後、さぞ疲れるだろうなと思っていました。
それは今回のレッスンでもやはりそうで、途中眠そうにしていたので、立ち上がってもいいよと言っても静かに首を振るだけ。それでも2桁×1桁の問題を、頭の中で考えて、1問、また1問と解いていきました。
計算用紙も渡していましたし、何か書いてもいいよとも伝えたのですが、じっと頭の中で考えて答えを書いていきます。
ゆっくりのペースではあるものの、きちんと考えられているので、そのまま見守っていたのですが、レッスンが済んでおうちの方が迎えに来られたら、「今日、めっちゃ難しいことした。」と報告し、プリントを「ほら」と見せていました。
緊張なのか遠慮なのか、私にはそんなそぶりは全く見せなかったのですが、難しい問題ができたことを、その子なりに嬉しく思っていたんだなと、なんだかとても微笑ましく思いました。
この調子で、算数が好きになってくれたらいいなと思います。
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今日は体調不良でお休みの子もいましたが、3月がスタートしました。
市外から中学入学前まで通ってくれていた子が、なぜか中学入学後、数学で躓いたということで(そういえば、自分も高校入学後、数学で躓きまくって、中学でできていたようなことまでできなくなったのを思い出しますが…)、2学期の半ば過ぎあたりから返り咲いたのですが、じわじわ復活の兆しを見せていたところ、学年末ではかなりよい点を取り、学校で先生から褒められたとのこと。
その子とレッスンをしていて改めて感じたのが、その子は計算系の問題より図形関係の問題の方が得意なんだなということでした。中学生を見ていると、傾向として計算問題などが多く出る1学期から2学期の半ばにかけての試験は点が取れ、関数や図形などの範囲に入ってくると、それまでほどは点が取れないという子が多いように思いますが、どうやらその子は逆の傾向がありそうだなと。
というわけで、苦手な子も少なくない空間図形などを含む範囲だったため、平均点よりかなり高い点が取れたということなのかなと。
図形が得意な子は頭の中でイメージが浮かぶようですので、そういう頭の子が本当に羨ましいです。
そして、その子に関しては中学入学後、失いかけていた数学への自信がかなり回復できたのではないかなと、嬉しく思います。
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