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2019年2月26日 (火)

力不足を感じる

子ども達とレッスンをしていると、しばしば力不足を感じ、もっと私に能力があれば…と申し訳なく思ったり、悲しく思ったりすることがあります。

算数ができるかどうかは別として、算数が好き、楽しいと感じてくれる子とのレッスンは、その子なりにがんばろうと思ってくれるので、どうすればその子が気づいてくれるか、わかってくれるかに集中すればいいのですが、算数が好きではない子、楽しいと感じていなさそうな子とのレッスンでは、無力感に襲われることがあるのです。

今日のレッスンでも、学年を考えると確かに難しいということはわかるのですが、先日から時間計算の問題をしている1年生さんが持ってきた宿題を見て、複雑な気持ちになりました。
単に書かれた時刻を見て計算で答えを出すのではなく、時間の帯や分の帯に色を塗ってから、色を塗ったのが全部で何時間と何分かを、それを見ながら考えてもらうという問題を教室でもして、おうちの宿題にも出していたのですが、持ってきた宿題のプリントでは、きちんと時間の帯にも分の帯にも色が塗られているのですが、なぜか答えが違うのです。
間違って答えている数字を見ると、単に分の数字を、本来とは逆に引き算しているだけだということに気づきました。(午前9時48分から午後2時15分のようなものであれば、48分から15分を引いて33分と書いているような状態です。)

きちんと色を塗ってあるにも関わらず、それを見ず、与えられた数字をただ計算しただけだということはわかったので、その子に「これ、ちゃんと色塗れてるけど、なんで○○分なの?」と尋ねたところ、案の定、左の分数から右の分数を引いたと答えました。
「なんでそれを引いたら答えが出るの?」と尋ねるとだんまり。
「ちゃんと色が塗れてるのに、この色が塗ってあるところが○○分なの?」と再度尋ねても、まだ何か計算で出そうとするのです。

「何をしているか分からないのに答えだけマルになればいいんだったら、これ、2年生とかのお勉強だから今やらなくていいよ。」などと声掛けをし、少し様子を見ていると、ようやく自分が色を塗ったものを数え始め、答えを直すことはできました。

ただ、見ていても、できても別に嬉しくないんだろうな、楽しいと思っていないんだろうなというのが伝わってきます。興味がないこと、好きではないことを「一所懸命考える」というのは、大人でもなかなか難しいことだろうと思います。
もちろん、年齢を重ねるごとに、嫌だけど必要に迫られてやるということも出てくると思いますが、まだ1年生のその子にとって、楽しいと感じられないことを「どうしてきちんと考えないの?」と言われても、それは「いやだから」、「楽しくないから」ということなのだろうとも思います。

どうすれば少しでも楽しいと感じてもらえるんだろうと思いますが、好き嫌いや興味関心は簡単に変わるものではないと思いますし、なかなか難しいところです。
自分にもっと力があれば、そういう子にも楽しいと感じてもらえるのかもしれないのになと思うと申し訳ない気持ちになります。

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