今日の出来事
教室に来てくれている子の大半は私が怒るとかなりコワイと知っているのですが、全く怒る必要がない子や、性格的に怒ることがマイナスになりそうな子などに対してはその姿を見せることがないということもあります。
もちろん、怒るのがいいとは全く思っていませんし、できることなら一切怒らず、いつも楽しくレッスンできることが理想ですが、例えば、じっくり考えようともせず、適当な答えを書くことに終始するような子に対して、やんわり促しても全く効果がない場合、感情的に怒るというわけではなく、そういう勉強の仕方は全く意味がないので、やりたくなければやらなくていいと(怒ってやらせるというつもりは一切なく)、恐らく子どもからすると「怖い表情」でいうというようなことは少なからずあります。
そうすることで「観念して」考え始め、その結果、自分で考えてわかる楽しさ、気持よさを感じてもらうことでしか、変わっていかないと思うからです。
(もちろん、いうことを全く無視し続けられたりすると、つい大きな声を出してしまって、後で反省することもないとは言えず、まだまだ未熟者ですが…。)
で、今日のあるレッスンで、予定の時間より随分遅れてきた子がいたため、普段なら終わっているはずのレッスンが終わっていない状態で次のレッスンの子がやってきました。
ひとりは私が怒ると怖いことは既に知っている子だったのですが、もうひとりは新人さんで、まだ私が怒っているところを見たことがありませんでした。
しかし、まだレッスン中だった子が、絶対ぐっと集中して考えればその子にとって難しくないことであるにも関わらず、考えずにのらりくらりと適当な答えを書いたりしていたため、「やりたくないんだったらやらなくていいよ。嫌々やっても仕方ないから。」とびしっと言った次の瞬間、背後からとあるつぶやきが聞こえてきました。
「こっわぁ…。」
思いがけないその声は新人さんの声で、思わず笑ってしまいました。
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