« あまりにも大きな差 | トップページ | 「わからん」と軽くいうとき »

2018年12月20日 (木)

興味

ある年長さんのおうちの方から、小学校入学までに名前ぐらいは書けるようになっておく方がいいと思うのだけれど、おうちで取り組むより教室でする方がやる気になるのではというようなご相談を頂き、どうしようか考えました。

ひらがな練習のドリルのようなものは色々ありますし、それを1冊、順に取り組んでいってもいいとは思いましたし、そういうドリルでは、まずは線1本で書けるような「つ」や「く」などの簡単なものから徐々に複雑なものへと進む場合が多いのですが、興味がある子であればともかく、そうでないのであれば興味を持てる文字から始めた方がいいのではないかと考えました。

それに、以前読んだ漢字学習の本で、幼児に文字を教える際、まずはひらがなからと考えられているが、実際には具体物と結びつけやすい漢字の方が子どもは覚えやすいというようなことも書かれていて、そういう可能性はあるだろうなとも思いました。(例えば、ひらがなは1文字ではほぼ意味がありませんが、「鳥」は漢字とイメージを結び付けられる。更に言えば、鳥という漢字より烏や鳩など、特定の鳥を指す漢字の方がより記憶に残りやすいというような内容でした。)

そこで、ひらがな練習のドリルから、マス目の紙にその子の苗字のひらがなを書き写して、「今日はこれを一緒にしようかなと思うんだけど。」と見せたところ、ぱっと表情が明るくなり、「え?これどうしたの?先生が書いたの?」と興味津々に尋ねてきました。
時間が限られていたので、1回は一緒に書いて、残りはおうちで書いて持ってきて見せてねと伝えてその日のレッスンを終えました。

すると、次のレッスンのとき、これまではそんなことをしたことがなかったのに、プリントの端に書かれていたひらがなを鉛筆でなぞりながら声に出して読んでいました。
興味を持てば、大人がやらせようとしなくても、子どもがすすんでやるということも珍しくありません。前回苗字をなぞり、その後自分で書く練習をしたことで、その子の文字への興味が高まったのであれば何よりだなと思います。

|

« あまりにも大きな差 | トップページ | 「わからん」と軽くいうとき »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 興味:

« あまりにも大きな差 | トップページ | 「わからん」と軽くいうとき »