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2018年12月11日 (火)

何度でも言うべきか

教室では特に小さい子達に対してはスピードを求めることはしませんし、時間がかかってもその子が考えているようであればその子が考え終わるのを待って、必要であれば別の方法もあるということを伝えたりするようにしていますが、学年が上がってくると、それまでじっくり考えることを続けてきた子達のほとんどは、自然とある程度スピードが速くなるということも多いので、敢えて速くするように言う必要がない場合も多いです。

ただ、中には学年が上がってもなかなかスピードが上がらない子もいて、そういう子達の中には、計算などを紙に描こうとせず、頑なに暗算しようとして時間がかかっている子もいます。
低学年の間であれば暗算でもできる問題がほとんどですが、学年が上がると、例えば2桁×2桁などを頭の中だけで答えを出そうとすると、時間もかかる上に間違える可能性も高まります。
おまけに、せっかく出た答えが間違っていた場合、どう計算したかが残っていないため、また一から考え直すしかありません。

ですので、高学年以上の子達には速くできることは速くするよう促すこともありますし、計算は消さずに残しておくようにも言います。それでも、なかなか自分から書こうとはせず、面倒な計算でも暗算でしようとする子がいて、そのうちの一人は真面目で大人しく、全く反抗しているとかではないにも関わらず、頑なに暗算をしようとするのです。
その結果、書けばすぐわかるはずの問題に何倍もの時間が必要になり、思うように先に進めなかったりということが起こります。といっても、学校よりは十分先に進んでいるので、どこまで言えばいいのか、性格的にどうしても書くのが嫌というような子であれば、書くことを強制されることで算数が嫌いになる可能性も0ではありませんので、判断に迷います。

その子が書かずに暗算をし続けているのは、少なくともこれまでそうしていても困ることがなかったからなのだろうとも思いますし、学校などで困ることがなければ、そのスタンスを変える必要を感じないのかもしれません。
であれば、中学生になったりして、本当にスピードがなければテストで思うように点が取れないなどの困りごとが出てくれば、自ら変えようと思うかもしれません。

その可能性もあるだけに、何度でも言うべきなのかどうか(もちろん、言うとしても「絶対書きなさい」とか「なぜ書かないの」とか強制するような言い方はしませんが。)なかなか判断が難しいところです。

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