変化を目の当たりにする
久しぶりに、書き上げた記事が全部消えました…。(泣)
春頃から一緒にレッスンをしている1年生さん。どうやら図形全般にかなり苦手な様子で、展開図はもちろん、色板や積み木をお手本に合うように置くような課題でも、それは絶対そこには合わないと一目でわかるようなものを合わせてみたり、一度ダメだったのに、また同じものを同じところに二度、三度置いてみたりということも珍しくありませんでした。
これは早目に積極的に形に慣れ親しんでもらう方が、先々の苦労が少なくて済むだろうと思い、ご家庭でもサイコロの展開図を作って組み立ててもらったり、形合わせの課題を数多く取り組んでもらったりなど、ご家庭でできそうなことを色々してもらいました。
すると、少し前から変化は見え始めていたのですが、今回のレッスンでは、積み木をランダムに詰んだ形の絵を色々な方向から見て、どのように見えるか図に表すという課題に取り組んでもらったところ、突然の変化が起こりました。
初めは実際に積み木で絵と同じ形を作り、それを見ながら描いてもらっていたのですが、1問目の問題の上から見た図、前から見た図のときには、1個1個積み木をバラバラに描いていたのが、右から見た図になった途端、長方形をかいてからそれを6つに分け、それにあと1つ付け足すような描き方に変わった上、線がぴしっとした図になりました。
あれ?と思いながら見ていると、それ以降はいくつかはまとまりとして描いてから区切り、必要なところをつけたす描き方に切り替わりました。
表情が穏やかだったので、もしかしたらいけるのではと思い、2問目は試しに積み木を使わず、絵だけを見て考えてみてもらったところ、特に困る様子もなく、穏やかな表情のまま順々に正しい図を描いていき、結局積み木なしで完答できました。
問題の途中で突然図の描き方が変わったかと思えば、一気に積み木なしでも問題が考えられるようになったという驚きの変化を目の当たりにして、子どもの力はすごいなぁ、変化はいきなり訪れるんだなぁと、改めて思いました。
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