意味がわかっているということ
今日のあるレッスンで、先日から掛け算を一緒に学習している1年生さんを見ていて、また感じました。
教室では九九から教えるわけではなく、また、答えが100までの範囲のものに限定して教えるわけでもないため、例えば、10×1、10×5などの意味がわかっている子であれば、10×12や10×35などの問題を出されても答えを出すことができます。
あまりにも大きな答えになる者はまた別の機会に学習するので、100を超える答えになるものは少しするだけではありますが、掛け算というのはどういう計算なのかを理解していれば、いきなり28×3の答えを考えてといっても、ほとんどの子が足し算をして答えを出すことができるだろうと思います。
今日のレッスンでは、それとは少し違う、答えが同じになる掛け算の式を考えてもらうということをしたのですが、例えば答えが12になる掛け算は1×12、2×6、3×4、4×3、6×2、12×1の6通りを答えてもらうというような問題でした。
何も言わずに考えてもらったところ、当たり前のように1×12や1×16、1×25なども答え、順に考えて、最後の12×1や16×1などもすんなり答える姿を見て、九九の範囲に限定して提示しなければ、当たり前にこうして解くんだなと、少し感動しました。
このことひとつとってみても、初めに何をどのように提示するかで応用が利くかどうかの範囲が相当変わってくる場合も少なからずあるのだと思います。
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