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2018年11月28日 (水)

感心する一方で

中学受験の算数の問題を見ていると、ああ、面白いな、こういう問題を出す学校はしっかり考えられる子どもを選ぼうとしているんだろうなと感じるような問題に出合うこともあり、そんな問題に出合えるとなんとなく嬉しくなったりもするのですが、中には、面白い問題ではあるものの、この問題を応用力、思考力だけで解ける小学生は一体どのぐらいいるんだろうなと思える問題もあります。

例えば、頂角が30度の二等辺三角形があり、等辺の長さがわかっている場合、面積を求めることができるのですが、この手の問題を初めて見たとき、中学受験をしたことがない私は、三平方の定理など、それ以降に習ったことを使えば解くことはできるけど、こんなものを一体どうやって小学生が解くのだろうと思いました。

しかし、頂角が30度ということを活かして、30度・60度・90度の直角三角形をイメージし、高さを求めることで解くという方法を知り、はぁ~、確かに小学生でも解けるわ!と感心しました。

そして、確かにこの問題は小学生であっても図形の感覚に優れている子などは受験のための対策をしていなくても解けるかもしれません。そういう意味でもいい問題なのだろうと思いますが、初見でそれに気づくことができる子どもは本当にごく僅かだろうとも思います。

この問題はひとつの例ですが、立体図形などになると更に、類題を解いたことがない状態で解ける子はどのぐらいいるのだろうと思うものは更に増えます。

せっかく思考力や想像力などを測ることができる良問であっても、結局は大量に類題などを解き、解き方を覚え込んだという、結果的には思考力を必要としない勉強をした子が点を取っているということも少なくないのだろうなと。

そういう意味でも、入試問題を作るというのは本当に難しいのだろうと思います。

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