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2018年11月27日 (火)

もどかしい思い

小学校高学年の頃に来てくれていて、先日から復帰した中2さんがいるのですが、テストで結果が出ないということでまた一緒にレッスンをさせてもらうようになり、今回が2回目の定期テスト前。

しかし、戻ってきてくれてから一緒にレッスンをしているものの、恐らく公立中学の数学ということで考えると、理解の度合いは充分平均以上で、解き方を覚えているというよりは、きちんと理解して解いているように感じることも多く、更にはとても丁寧に途中の式なども書き、間違えたところやわからなかったところは答えを書きつつ、ポイントになることを更に書きこんだりと、本当に丁寧な取り組み方をしています。

なんでこれだけ理解できているのに点数につながらないのだろうと疑問を感じたものの、ひとつ思い当たったのは、これだけじっくり丁寧に取り組んでいると、問題数がある程度多いテストだと、明らかに時間切れになるだろうということでした。

思ったまま本人にも伝えましたが、やはり時間が足りないとのこと。

もちろん、速く解くことができるというのはより理解ができているという場合もあるとは思いますが、中には公式などを丸覚えして処理しているだけの場合もあります。
要領よくしなさいということだと言われれば、要領よくできないから評価が低いということなのかもしれませんが、この、「決められた時間内に速く処理できる能力」というのは、今の時代、さほど大事なことではなくなってきているように思います。

学校というのがそもそも、工場などで同じ作業を決められた通りに速くこなす人間をたくさん作るという目的で作られたというような話を本で読んだことがありますが、実際そういう面はあったのだろうと思います。
しかし、それは高度成長の時代のように、労働力がそれなりにたくさんあり、ものを作れば売れるような時代だったから必要とされていたとも言えるわけで、これからの時代、単純労働を速くするのであれば、機械やロボットなどにどんどん置き換えられていくだろうと思います。

それを思えば、スピードはあまりなくても、きちんと理解し、自分で考えて問題を解くことができるこの子が評価されないテストというのは、もう時代に合っていないのではないかとも思えます。
なんとももどかしい思いです。

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