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2018年10月16日 (火)

図が描けるかどうか

子ども達と割合の学習をする際に感じるのですが、この単元は特に、数量感覚が伴なっているかどうか、図が描けるかどうかで、問題が簡単に感じられるかどうか大きな差になる単元のひとつのように思います。

例えば、「クラスの60%にあたる24人が運動部で」と言われたときに、線分図の10分の6がイメージできれば、24を6で割って10倍すればいいなというように考えることができ、わざわざ「24÷0.6」という小数の割り算をしなくても済みます。(そもそも、10分の6がイメージできる子であれば、1つ分が4人だから40人と、式すら書かずに解いてしまうことも珍しくありません。)

よくある、「定価の3割引き」とか、「仕入れ値に2割の利益が出るように定価を」とかいうような問題でも、やはり図に表せれば、公式を思い出そうとして、割るんだったかな?掛けるんだったかな?と考える必要がありません。

そもそも、小数のかけ算やわり算が好きだという子はあまりいないので、割合の計算をする場合、小学校ではどうしても小数の計算が付きまとうことも、割合が苦手だと感じる子が多い原因ではないかと思います。
しかし、図が描ければ(もしくは量としてイメージできれば)、小数で計算する必要がない問題がほとんどです。

自然と描ける子はいいのですが、そうではない場合、割合の文章題などが解けていない子には、線分を描いて「このうちの30%ってどのぐらい?」とか「これに4割つけたしたらどのぐらいになる?」とか尋ねて、それらしい長さを描くことができれば、図を見て解くことができる場合が多いように思います。(もちろん、応用問題の面倒なものになると、ひとつの図ですぐに解くことはできなかったりもしますが。)

もし割合が苦手だというお子さんがいたら、解き方を教えるよりまずは、図に表すことができるかどうか、自分で表せない場合でも、与えられた線分に対して2割がどの辺りまでか、70%はどの辺りまでかなどを表すことができるかどうかを確かめ、その感覚が全く伴なっていない場合は、まずそこを理解させる必要があるだろうと思います。

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