羨ましい。
子ども達の性格は本当にそれぞれ違っていて、昔の自分に似ているなと感じる子や、全く違っているなという子、その違いが羨ましく感じられる子など、本当に色々な子がいます。
自分の性格として未だにずっと不思議なのが、例えば、失敗をして人に笑われたから失敗したくないと思うようになるとか、何かしてこっぴどく怒られ、それがとても怖かったからもう二度と怒られたくないと思うようになるとかいうことならともかく、失敗をして笑われた記憶もなく、親などからこっぴどく怒られた記憶もないのに、物心ついた頃からずっと、とにかく失敗することが怖く、また、人に怒られること、人を怒らせることが怖い子どもでした。(それは未だにそうなのですが…。)
辛い経験や悲しい経験をした記憶がないのに(親などの話を聞く限り、覚えていないだけということはなさそうでして。)どうしてそこまで怖がってしまうのか、その性格のせいで新しいことに挑戦するのも苦手で、色々不自由も感じてきただけに、厄介な性分だなぁと思っています。
ですが、子ども達を見ているとやはり、親の育て方などとは関係なく、持って生まれた性格の傾向というものがあるんだろうなと感じることも多く、私と同じように失敗を怖がる子を見ると、気持ちはわかるけどしんどいんじゃないかなと思う一方で、新しいことにどんどん挑戦していけるような子を見ると、羨ましいなぁとも感じます。
学習をする上で特に感じるのは、間違えることを嫌がる傾向が強い子、失敗したくない気持ちが強い子は、ときに苦労したり、持っている能力を伸ばし切れなかったりするような気がするので、変えられるなら変えた方が楽になるだろうにということです。反対に、わからないことは恥ずかしくもなんともないことなので、素直にそのまま口に出せる子、間違っても笑い飛ばせる子というのは、見ていてやはり羨ましくなります。そういう子達は学習していて喜びを感じる機会も多くなりそうに思います。
素直さやおおらかさは育て方で変えられるものではないようにも思いますが、人の話を素直に聞き、自分の気持ちも素直に表せるというのは、学んでいく上でもひとつの大きな長所なのだろうと思います。
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