割合の学習
今日は別の5年生さんと割合の学習をしました。
もとにする量と比べる量については書いたばかりですが、もうひとつ、今回改めて思ったことがありました。
割合の学習の導入はほとんどがまず小数を使って割合を表し、それを百分率ではどう表すか、歩合ではどう表すかという流れで進むのですが、全体を1とするという考え方自体が恐らく子ども達には馴染みがないので、余計難しく感じるのではないかという気がしました。
その一方で、パーセントについては、100%が「全部」だということは、これまでレッスンをした子全てが知っていました。恐らく、果汁100%ジュースなど、普段の生活の中で何となく目にしたり、耳にしたりしているからだろうと思います。
100%が全部だと知っていれば、50%が半分だということも考えられますし、1%が100分の1だということも大抵わかります。そして、100分の1は小数では0.01だということは、これまでの学習で知っていることなので、50%は0.5、100%は1になるということも理解できるような気がします。
であれば、割合の導入には、グラフを使って、それぞれ何パーセントかを読み取らせ、そこから実際の値を計算させるという形をとる方が難しさを感じずにスタートできるかもしれないなと。
そんな形の問題を作ることも考えてみようと思います。
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