« 性格診断 | トップページ | 必要な手助け »

2018年10月23日 (火)

それぞれに合う指導

先日から一緒にレッスンをさせてもらっている中1さんは、私が見る限りは十分に数学のセンスがあり、考える力もあるのですが、なぜか自分は数学が苦手でできないと思い込んでいるようです。
それに関しては、できていることを大いに褒め、卑下するたびにそんなことはないと言い続けていくしかないかなと思っていますが、それとは別に、学校の授業や一斉指導の塾の授業などは、指導する側もされる側も色々大変なことがあるんだろうなと感じます。

その子は自分ではできないと思っているようですが、どうやらそんなことはなさそうなので、まだ学校で習っていない新しい内容を「多分できると思うからちょっとやってみて」というと、どの問題もほぼ助けを必要とせず解いてしまいます。(もちろん、問題を見て、これならこれまで学習したことができているのでできるだろうというような判断をした上でのことですが。)
つまり、先生などの説明を聞かなくても、自分で考えれば解ける問題でも、一斉指導であれば初めに何らかの説明をされるでしょうし、やり方を教えられてしまえばそれを使って解こうとしてしまいがちです。
それは、できる子にとっては退屈な授業になるかもしれませんし、時には、本来自分で解けるものを、解き方を忘れたから解けないと思ってしまうことにもつながります。
かといって、説明をしてもらわなければ自力で考えるのは難しい子も同じ場にいれば、当然その子達のためには説明を省くわけにはいきません。
それが一斉指導の難しさなのだろうと思います。

かといって、個別指導なら何でもいいのかといえばそうでもなく、よくある生徒2人に先生ひとりとか、家庭教師などでマンツーマンの指導などの場合、しばしば、より丁寧にやり方を教えてくれる状態になりがちで、そうなるとやはり、子ども自身が考えればできるものも、できるかどうかを試す機会を失いがちです。

ひとりひとりの子のペースや現時点での能力に合う課題を常に提示し、必要最低限のフォローだけをするというのが心地よい学びなのではないかと思いますが、どの子にもその環境を与えることはなかなか難しいことなのだろうとも思います。

ただ、私自身は、そういう教室でありたいと思って日々のレッスンを続けています。

|

« 性格診断 | トップページ | 必要な手助け »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: それぞれに合う指導:

« 性格診断 | トップページ | 必要な手助け »