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2018年9月17日 (月)

どちらが大事か

先日ふと思ったことです。
教室をしていて、考えることが大事、子ども自身が気づき、理解することが大事、そんなことは何度も何度もお伝えしてきていますが、時々、わかって頂きたいところがうまくお伝えできていないのかもしれないなと感じることもあります。

そして、子どもの教育に絶対の正解というものはなく、誰にでも合う教育法、学習法というものも恐らくないとも思っていますので、あくまでも私がこの教室で子ども達とレッスンをする中での個人的な考え方ということでお読み頂けたらと思います。

算数の学習をする際、ご家庭などでも子ども達が「これたし算?」などと聞いてくるようなことがあるかもしれません。
また、どうやって解けばいいかわからずに困っている子どもに、計算の仕方、解き方を教えられることもあるかもしれません。

考えることが当たり前になっていない子だと、教室でも解き方を尋ねてきたり、何算をすればいいのか尋ねてきたりする子がいます。しかし、その子がまだ考えていないと思われるときにはもちろん何も教えませんし、考える気がなければ解かなくてもいいということもあります。

そして、先日ふとこの喩えを使えば、私がいつも伝えたいことをもう少しうまく伝えられるのではないかと思ったことがありました。
喩えですので設定が極端ですが、私が何を大事にしたいのかを分かって頂くことはできるのではないかと思いますので、ご容赦ください。

2人の、算数が得意ではない子どもがいたとします。
1人は、やり方を教えてもらえば、計算をして答えを出すことはできますが、問題を読んで何算で解けばいいかは判断できません。
1人は、計算で正しい答えを出すことはできませんが、問題を読んで何算をすれば解けるのかは判断できます。

もちろん、先に書きました通り、これはかなり極端な設定で、特に後者のようなことはまずあり得ないとは思いますが、仮にこのどちらかであれば、私は圧倒的に後者であってほしいと思っています。

今の時代、計算をするだけであれば、計算機など代わりにもっと早く正確にしてくれるものがいくらでもありますから、どうやって解けばいいか判断できないけど計算だけできるという能力は、長い目で見てほぼ全く役に立たないのではないかと思います。
もちろん、算数だけは全く考えようとしないけれど、他の教科や生活においては色々なことをしっかり考えているというような子どももいるかもしれませんので、そういう場合はまた少し話は別になりますが、少なくとも教室で子ども達に向き合う際、私は前者のような子どもにはなってほしくないと思っています。

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