ゆっくりだけど。
子ども達の成長の速度はみんなそれぞれ違っているのだと思いますが、それは何か新しいことを学び取る際にも、少しいえばすぐわかることや、人がしているのを見ればそれで理解できることがあったりする一方で、丁寧に教えてもなかなかわかってもらえないことや、何度繰り返し見せても難しそうにしていることがあったりもします。
多くの場合、好きなことは簡単に身に着き、好きではないこと、興味がないことはなかなか身に着かないものだと思いますが、小さい子の場合は単に好き嫌いだけでなく、成長速度の差などによっても、難しいと感じるかどうかに違いがあるようにも思います。
更に言えば、性格によっても、新しいことを前にすると身構えてなかなかやってみようとしないタイプの子もいれば、楽しそう!と思ってろくに話も聞かずにやってみようとするような子もいます。
また、特に就学前の子などは理解のスピードなどに差が大きく出るように思います。
春から一緒にレッスンをさせてもらっている年長さんは、間違えるのが恥ずかしい、間違いたくないと感じるタイプなのかなという感じがしていて、見た感じで難しいと思うと、なかなか先に進もうとしない印象がありました。
その段階で無理に先に進めると、学ぶこと自体が嫌いになってしまうかもしれませんので、特に就学前はその子のペースに合わせて、たとえそれが予定よりゆっくりであっても、わかったと自信を持って進んでもらうことを心がけています。
初めのうちは4や5の数を見せると、「4?」「5?」のように、自信なげにこちらを伺ってきていたのですが、気づけば大きな声で「5!」と自信を持って答えられるようになりました。
次は10までの数ですが、今回のレッスンではぱっと見ていくつかわからなくてもいいので、いくつずつ並んでいたかを見てくれるように言ったところ、「2と3と2だった。」とか「3と4だった。」とか「上の方が1こ少なかった。」とか答えてくれるようになり、ここでもまた成長を感じました。
初めの頃、不安そうにこちらを見てくることも少なくなかった子が、自信たっぷりに答えてくれる姿は嬉しいものです。
もちろん、何かができるようになれば次のステップへと進んでいくので、また不安そうな姿を見せることもあるかもしれませんが、自信をしっかり蓄えて成長していってくれるといいなと思います。
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