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2018年9月30日 (日)

台風一過

今回の台風も勢力が強いとのことで心配していましたが、結局この辺りはほんの一時すごい雨と風だったぐらいで、ほとんど何事もなく通り過ぎてくれました。

それでも海沿いの方や山沿いの方などは避難された方もおられるのだと思いますし、被害が出ている地域も多いようですね。
この辺りは通過したものの、今は関東に向かっているようですから、とにかく大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

台風と共に9月が去っていったというぐらい、何度も何度も大きな台風が来た9月でした。
10月は天候も落ち着いてくれるといいのですが…。

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2018年9月29日 (土)

9月もおしまい。

今日で9月のレッスンは最終日。
台風が心配でしたが、今日のところは大丈夫でよかったです。
ただ、今日が運動会の予定だった子達が結構いたので、気の毒でしたし、雨天順延でも明日は確実に無理でしょうから、平日に運動会の子達も。
それを思うと、運動会を春に変更している学校は賢明のように思えますね。

風邪を引いてしまったものの、どうにか無事今日のレッスンを終えられ、明日は台風で1日家に引きこもる予定ですので、週明けには回復していたいと思います。
台風の被害が出ないことを祈ります。

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2018年9月28日 (金)

皆様もお気を付けください。

昨日の晩、くたびれていてうたた寝してしまい、目覚めた時点で喉の奥が痛く、これはちょっとまずいのではと思ったのですが、やはり久しぶりに風邪を引きかけているようです。
今のところ喉の痛みと鼻の症状が少しあるだけですので、明日のレッスンは大丈夫だと思いますが、このところ急に気温が下がりましたので、皆様もどうぞお気をつけて。
今日はこんな更新で失礼致します。

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2018年9月27日 (木)

レッスン等に関係ない話題ですが。

先日たまたまTwitterで目に留まったのですが、ヤマハ発動機さんがこれまで長年にわたって、無料でペーパークラフトの型紙やその作り方をサイトで公開してこられていたようです。
そのサイトが9月30日で閉鎖されるというツイートだったので、ちょっと覗きに行ってみたところ、これが本当に素晴らしい!精巧過ぎて、小さい子が1人で作るのは無理だと思いますが、ハサミを使ったり、工作したりするのが好きで、乗り物や動物などが好きな子であれば、無料でダウンロードして、親子で楽しめるのではないかなと思い、そのサイトをご紹介します。

もう日がありませんので、私はあまりじっくり見ることなく、とりあえず世界の希少動物と日本の希少動物に関しては全て教室のパソコンにダウンロードしました。

また台風が接近してきていますので、お出かけなどもできない週末になるかもしれません。
ご興味があれば覗いてみてください。

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/papercraft/

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2018年9月26日 (水)

評価

今日は小学校の高学年のときに一緒にレッスンをさせてもらっていた、現在中2になった子とそのお母さんが来てくれました。
近況を伺いながら、色々なお話をしたのですが、最近のテストも持って来てくれていて、それらを見せてもらったりもして、現在のお困りごとなどを伺っていました。

数学のテストを見せてもらったところ、問題数も多い上に余白が少なく、かつ、計算用紙はくれないという状況でテストを受けねばならなかったそうで、もし自分が中学生だったとしたら、見た目で難しく感じるだろうし、時間内に解き切ろうと思ったら焦りそうだな、どこかで詰まったら最後まで解けないかもしれないななどと感じました。

最近のテストでは単に点数をつけるだけでなく、計算と図形などのそれぞれの点数を分けたり、計算処理だけで解けるようなものの得点と思考力が必要なものの得点とを分けたりして、何が得意で何が苦手かわかりやすくしてあるようなことも多いようです。
その子が持ってきたテストでも、処理と思考とで配点がほぼ半々になっていて、それぞれに点数がつけられていたのですが、テストのつくりが前半の半分が処理系の問題、後半の半分がいわゆる応用問題という感じのつくりになっており、その子は後半で点数が取れていなかったため、「思考力が弱い」と親子とも思ってしまったようでした。

しかし、先に書きましたように、そのテストは問題数が多く、順番に解いていったとしたら、数学が得意で50分でも十分全部を解けるというような子以外はみんな、前半のほうが得点が高くなり、後半は解き切れず低くなるだろうと思います。
また、その子であれば、思考力を要する応用問題から解けば、恐らく思考の得点はある程度伸びるはずですが、処理の得点が下がるだろうと思います。であれば、結局テストの合計点としては、前から確実に解いていく方が高い点数になる可能性が高い。

時間制限がある中で本当の意味で「思考力があるかどうか」は測れないように思いますし、その親子さんにもお話ししましたが、例えば問題の配置を、処理系、思考力系、処理系、思考力系と交互に並べるとかすれば、多少はどちらが得意でどちらが苦手かを判断できるかもしれません。
ですが、前半は全部処理系、後半は全部思考力系、問題数が多いので、スピードを要求される。そんなテストでは「思考力」は測れないのではないかと思います。(もちろん、算数・数学のセンスが抜群にある子などは、応用問題でもぱっと閃いてさっさと解いてしまうでしょうから、スピードも思考力もあるということになりますが、初見の問題を時間制限なしで解いて、あれこれ考えて答えを出すことができる子は「思考力」はあると言っていいはずです。それはテストでは測れない力だろうと思います。)

そういうお話をしたところ、お母さまもその子も納得してくれて、少しほっとしたようでしたが、同じようなことで悩んでおられる親子さんもおられるのかもしれないなと思いました。

学校で時間制限のある中でテストをし、それで評価をしなければならないというのは、色々難しいことがあるとは思いますので、学校や先生が悪いというつもりは全くありませんが、テストの点数では測れない能力は確実にあると思っていますので、テストの結果だけで「考える力が弱い」と受け止めてしまうのではなく、本当に考えられていないのかどうか、単に時間が足りなかったのではないかなど、ほかの要素についても振り返ってみるのがいいのではないかと思います。

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2018年9月25日 (火)

申し訳ありません。

今日はなぜかかなり遅い時間まで仕事が終わらず、ぐったりして帰宅しましたもので、もし書けそうであれば後ほど更新させて頂きますが、今日は断念するかもしれません。
覗きにいらしてくださった方がおられましたら申し訳ありません。

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2018年9月24日 (月)

可愛い反応

先日書こうと思ったことを思い出しました。

ある1年生の男の子とレッスンをしていたときのことでした。私としては別にやる気を出させようとかいうような下心(?)は全くなくて、ただ単に、普段その子が書いている数字に比べて、そのとき書いた答えの数字が本当に綺麗だったので「すごい!これ、とってもうまいね!」と言いました。
本当に、そう感じたので咄嗟に言っただけだったのですが、その後しばらく、その子が丁寧に字を書き続けました。それを見て、ああ、さっき何気なく発した言葉が嬉しかったのかと気づきました。

これは本当にたまたまだったのですが、これまで色々な子とレッスンをしてきて、特に小さい男の子によく見られた反応のひとつが、上手に書けたもの、うまくできたものだけを褒めると(たとえほかのものが雑でもそれには触れずに)、褒められた後しばらくはきちんと書こう、丁寧にしようと心掛けてくれるというものでした。

因みに、上述の男の子は、年長の頃から来てくれているため、ある算数パズルが1年生としては少し難しいレベルのものに進んだのですが、レベルが1つ上がるまでは結構ご機嫌に取り組んでくれていたのが、レベルが上がった途端おうちで宿題に取り組む際にも後回しにしたり、しぶって嫌がったりするようになったとのことでした。

まだ少し難しかったのかなと思いましたが、パズルなので、絶対次までに完成させて持ってきてほしいというわけではありませんでしたし、骨のあるものを試行錯誤してできたときの気持ちよさも感じてもらいたいと思ったりもしたので、問題のレベルを下げるより先に、そのことを伝えることにしました。
これも、なんとかやる気にさせようとか言う計算はなしで、やはり思ったことを伝えたのですが、話しをしている途中で私が「普通1年生にはまだ難しいんだけど、〇〇くんならもうできるんじゃないかなと思って出したの。ごめんね。」と言った時、難しいからいやだと少し不貞腐れたような表情をしていたその子が「〇〇くんならもうできるんじゃないかと思って」というのを聞いた瞬間、微笑むのが見えました。

これも、どの子にも効果があるかどうかはわかりませんが、難しいからいやだというものの、その子なら少しがんばればできるはずと思えるときには、他の子には難しいかもしれないけど、あなたならできるんじゃないかと思ってというようなことを言えば、少しモチベーションが上がるのではないかなとも思います。(個人的には本心ではそう思っていないようなことは言わないようにしていますが。)

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2018年9月23日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2018年9月22日 (土)

大好きな瞬間

今日は通常のレッスンのほかに、お一人体験レッスンをさせて頂きました。
初めてのお子さんとは、緊張するお子さんもいるようですが、どんな子なのか全くわからない分、私も緊張します。
それでも、最初の反応や、レッスンのとっかかりに取り組んでもらう、一見算数と思わないような課題をしてもらっている間のやりとりを通じて、その子が算数に対していい印象を持っているかどうか、得意そうかどうかは何となくわかる場合が多い気もします。

今日のレッスンでは、最初からいい感じだったのですが、これまで特に勉強の先取りなどはしたことがないというお話だったので、表情もしっかり見ながら進めていきました。
すると、どの問題もきちんと考えていて、学校で習っていないことも、学校で習ったより難しいことも、特に抵抗を示すことなく素直に向き合ってくれました。その上、どうやら理解も速い印象。ただ、きちんと考えている様子であり、答えも合っているものの、後ほんの少し何かに気付けばもっと楽に考えられるようになるはずなんだけどと感じることが何度かありました。

そこで、ちゃんと考えられているので、自分の考え方がよければそれでいいのだということを伝えた上で、「何か気づかない?」などと声掛けをしたところ、また少し考えた後にパッと表情が明るくなり、「ああ、そういうことか!」と気づいてほしかったことに気付いた瞬間が何度かありました。

その「表情がパッと明るくなる瞬間」というのは、多分子どもにとっても何らかの快感を感じているのだと思うのですが(そして、そういう瞬間を積み重ねてもらいたいと思っているのですが)、それは私にとっても本当に大好きな瞬間です。

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2018年9月21日 (金)

嬉しい知らせ

小学校の高学年のときに一緒にレッスンをさせてもらった後、距離的なものや、私が数学と国語しか見られないということなどでお別れした子のおうちの方から久しぶりにご連絡を頂きました。
実はその2日前にメールフォルダの整理をしていて、その方のメールが目に留まり、元気にしておられるかなと思ったところだったので少しびっくりしたのですが、今は中2になる子の近況を伺いました。

志望校が決まったというお話で、自分の昔を思い出せば、中2にして行きたい学校が決まったというのは立派だなと思いながらお話を伺うと、なんとなんと、もうびっくり!行きたい高校が決まったというだけでなく、そもそも、それよりもっと先の夢というか目標というかが決まっていて、それを実現させるためにはどうすればいいか、何を学べばいいかという風に考え、学校を探し、足を運び、お話を聞き…とこの1年半ほどの間にそれだけのことをされたそうです。

この仕事をしていて、個人的にとても嬉しく感じるのは、こういうお話を伺えるときかもしれません。
私自身は勉強が好きだったわけではないので、教員になりたいという目標を見つけなければ、大学には行かなかっただろうと思います。(実際、服飾の専門学校に行くことも考えたりしましたし。)
ですが、大学に進学してみたら、学部には教師になる気など全くないという学生が少なからずいて、なんで大学に来てまで、興味のない勉強をしようと思うのか、私には全く理解できませんでした。(そういう学生は「学ぶため」とは別の理由で大学に来ていたようですが。)

ですから、何か夢や目標があって、それに向かってがんばるという話を聞かせてもらえると、本当に嬉しいのです。これまでにも、高校野球に打ち込みたいという目標を持ち、学力もかなり要求される学校に進学し、野球でも活躍した子や、空港で働くという夢を持っていて、着々とその道を歩んでいった子など、記憶に残る子達がいます。
早い段階で夢や目標を見つけ、そこに向かってする努力であれば、少々いやなことでもがんばれたりするものではないかと思いますし、そのために必要なことを学ぶというのは、理想の学びのようにも思えます。

そんな子ども達にこれからも出会えたら幸せです。

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2018年9月20日 (木)

覚えることと覚えなくてもいいこと

子ども達とレッスンをしているとき、「覚えてね」ということは極めて少ないのですが、いくら算数であっても何も覚えなくていいわけではなく、計算のきまりであったり、図形の名前であったり、覚えなければどうにもならないものもあります。
「教えない」ということを重視するあまり、どこまでが「覚えた方がいいこと」なのか、私自身判断に迷うこともあります。

例えば、教室で掛け算の学習をする際には、まず足したり引いたり倍にしたりなど、色々な考え方で答えを出せるようにした後に九九に触れる流れですので、ほとんどの子は九九の暗唱ができなくても、掛け算の答えは出せる状態になっている段階があります。
掛け算の答えが出せるのであれば、九九は覚えなくてもいいと言えなくもありませんが、九九に関してはその後使う頻度がかなり高いので、暗唱しておく方が便利だと言えると思います。

それと同じように考えると、足し算や引き算の答えもある程度は覚えておく方が便利ということなのだろうと思います。
どこまでという範囲はやや悩むところではありますが、筆算をする場合であれば和が20未満、差は20未満の数から1桁の数を引くという感じでしょうか。
少なくとも、10までの数についてはぱっと計算ができるのが便利だろうとは思います。

就学前の子達などのレッスンでは、積み木やおはじきなどを使いながら、3と3で6、4と4で8、5と5で10、3と4で7、3と3と3で9…などのような数の合成をぱっと答えられるようになるまですることが多いのですが、この辺りは機械的に覚えさせるのではなく、実感を伴いつつ、頭の中で何かイメージが浮かぶような状態ですぐに答えが出るようになるのがいいのだろうと思います。

ですが、当然何もかも覚える必要などありませんし、例えば、3と3は6とすぐ答えられても3と4になるとほとんどの子が少し考え込む段階があり、もし3と4で7というのがすんなり出ないようであれば、3と3より1多いと考えられれば良いのだと思います。

そういう意味でやはり、何をどこまで覚えたほうがいいかの判断は難しいかもしれません。

特に気をつけて頂きたいのは、算数が苦手、好きではないのでは?と感じるお子さんに対して、少しでもできるようになってほしいと、機械的に反復させ、実感を伴わない状態で答えを暗記するような勉強をさせるということです。苦手な子はイメージがわきづらいから苦手という場合が多いので、10や20までの段階さえ、イメージを伴わないのに無理に覚えさせると、その後数が大きくなってもずっとそれを続けなければならなくなるかもしれず、そうなればますます算数が苦手、キライになってしまうだろうと思います。
苦手な子であれば尚更、イメージを伴うよう、ものを使ったり、絵を描いたりしながら、本人がきちんと理解した状態で基礎を作ることがとても大事なのではないかと思います。

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2018年9月19日 (水)

「教えてくれない」

これまで教室をしてきている中で、子どもがおうちで「先生は教えてくれない」という発言をしたということを伺ったことがあります。
おうちでではなく、教室で直接言われたことも「○○なら教えてくれるのに」などと、別の指導者などと比較して言われたこともあります。

それはもちろん少しだけ心が痛むことではありますが、かつて、わかりやすくかみ砕いて教えていた子達が教わったことをあっという間に忘れ去り、更には少し考えれば気づくようなことでも考えようとしない姿を数多く目にし、その一方で教室を始めて以来、最低限のこと以外教えないという姿勢を貫くようになってからの子ども達の伸びや力の発揮の仕方の違いも驚きと共に実感してきただけに、勉強を「わかりやすく教える」ということは二度としたくないという気持ちは変わることはありません。

もちろん、子どもの性格によっては、自分なりに考えたものの少し不安で、間違うのが嫌だから「合ってる?」などと尋ねてくる子もいるように思います。そういう場合に答えるべきかどうかは迷うところではありますが、それ以外、あまり考えていないように感じる子の発する「(答えが)合ってる?」という問いかけなどには「どう思う?」とか「さあ、どうかなぁ。」などと返すようにしています。もちろん、たとえその答えが正解であっても、迷っているようだったり、適当に書いたようだと感じられる場合は表情にも一切出しません。

非情なようにも思われそうで、そこで少し迷いそうになったりもしますが、合っているかどうかを人に尋ね、その人の判断に委ねるということを癖づけるのはとても危険なのではないかと思うのです。
大袈裟かもしれませんが、誰かに騙される場合の何割かは、自分できちんと考えていれば回避できるのではないかと思うのです。自分でしっかり考えることを習慣づけておけば、「なんでかな?」「本当にそうかな?」などと疑問を感じたり、違和感を覚えたりできることが増えてくるのではないかと。

それは算数の勉強に限ったことではないので、算数では考えないけれど日々の生活ではよく考えるというような子もいるとは思うので、それも含めて加減を迷うところではありますが、基本的には「意地悪な先生」と思われても、今の姿勢を続けていくつもりです。

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2018年9月18日 (火)

思い込み

今日はおひとり、体験レッスンをさせて頂きました。
事前に伺っていたお話だと、少し算数で苦戦しておられるところがあるようだったので、体験でいきなり「難しい!」と思われて、ますます算数がいやになっては困りますので、かなりおさらいの内容から準備させてもらっていました。

少し緊張しているのか、大人しく、何か尋ねると必要なことは答えてくれるものの、ずっと控えめな印象だったので、苦手意識があるのかな?と思いつつ進めていきましたが、やってみてもらおうと思っていたものを次々にクリア。それも、苦労しながらとか、自信なげにということもなく、むしろ、感心することすらあって、これがどのあたりで苦手になるんだろう?と思いつつ進めていきました。

掛け算で少し苦労していると伺っていたため、それより前から確かめていったものの特に困っている風もなかったので、そのまま何事もなく掛け算に進んでみましたが、やはりすんなり進んでいきます。
おかしいなぁ、どこで困っているのかな?と様子を見ていると、6×7の答えだけ、やや長い時間考え込んでいます。順番通りの出題ではなかったので、一旦それを後回しにしてもらい、ほかを解いてもらったところ、6×4や6×6、6×9など、7以外であればどれもすんなり答えが出てきているようです。
その後、ためしに6の段以降の暗唱を聞かせてもらったところ、7の段も7×6だけ詰まりました。

確かに暗唱のスピードは速くはなかったものの、その2つ以外は特に問題なく答えが出ており、その流れでためしに9×12や6×20なども尋ねてみたところ、紙に何かを書き出すでもなく、少し考えた後、どちらもきちんと正解しました。

これはどう見ても、6×7と7×6だけがなぜか難しく感じて記憶が曖昧で、その上、6×6がわかっているのであればそこから6増やせばいいだけなのに、(9×12がわかるということは考えられているということのはずなのに。)その発想にも至らぬままだったということなのではないかと。

6×7を覚えれば7×6は同じ答えなわけですから、その子はそのたった2つの式、42の答えがなかなか出てこないというだけで、苦手意識を持ってしまったということなのかもしれません。

小さい子達は何か小さなきっかけでも、それが得意になったり苦手になったりすることがあるような気がします。
もしかすると小さい子に限ったことではないかもしれません。実際自分を振り返ると、高校の修学旅行で生まれて初めてスキーをして、それまでどんなスポーツも人並みかそれ以上にはできていたのに、スキーで倒れて立ち上がる練習をグループでしたとき、一番最後まで立てなかったという経験は軽いトラウマになりました。それは初日のことだったので、その後一応滑れるようにもなり、立てるようにもなって、最終日の検定のようなものにもちゃんと合格したにも関わらず、私にとってはスキーはとても苦手で人よりできないから二度としたくないものになりました。(実際、それ以来一度もしていません。)
それを思うと、やはり最初の取っ掛かりというのはとてもとても大事なのだろうと思います。

子ども達には、この子ならこのぐらいできるはずと判断して問題を選んでいますが、その子にとっての適度な難易度の問題を常にうまく提示するのはやはりかなり難しいことで、時々辛そうな顔を見せられることがあります。
そういう表情を見せられることを少しでも減らせるよう、日々努力を続けていこうと思っています。

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2018年9月17日 (月)

どちらが大事か

先日ふと思ったことです。
教室をしていて、考えることが大事、子ども自身が気づき、理解することが大事、そんなことは何度も何度もお伝えしてきていますが、時々、わかって頂きたいところがうまくお伝えできていないのかもしれないなと感じることもあります。

そして、子どもの教育に絶対の正解というものはなく、誰にでも合う教育法、学習法というものも恐らくないとも思っていますので、あくまでも私がこの教室で子ども達とレッスンをする中での個人的な考え方ということでお読み頂けたらと思います。

算数の学習をする際、ご家庭などでも子ども達が「これたし算?」などと聞いてくるようなことがあるかもしれません。
また、どうやって解けばいいかわからずに困っている子どもに、計算の仕方、解き方を教えられることもあるかもしれません。

考えることが当たり前になっていない子だと、教室でも解き方を尋ねてきたり、何算をすればいいのか尋ねてきたりする子がいます。しかし、その子がまだ考えていないと思われるときにはもちろん何も教えませんし、考える気がなければ解かなくてもいいということもあります。

そして、先日ふとこの喩えを使えば、私がいつも伝えたいことをもう少しうまく伝えられるのではないかと思ったことがありました。
喩えですので設定が極端ですが、私が何を大事にしたいのかを分かって頂くことはできるのではないかと思いますので、ご容赦ください。

2人の、算数が得意ではない子どもがいたとします。
1人は、やり方を教えてもらえば、計算をして答えを出すことはできますが、問題を読んで何算で解けばいいかは判断できません。
1人は、計算で正しい答えを出すことはできませんが、問題を読んで何算をすれば解けるのかは判断できます。

もちろん、先に書きました通り、これはかなり極端な設定で、特に後者のようなことはまずあり得ないとは思いますが、仮にこのどちらかであれば、私は圧倒的に後者であってほしいと思っています。

今の時代、計算をするだけであれば、計算機など代わりにもっと早く正確にしてくれるものがいくらでもありますから、どうやって解けばいいか判断できないけど計算だけできるという能力は、長い目で見てほぼ全く役に立たないのではないかと思います。
もちろん、算数だけは全く考えようとしないけれど、他の教科や生活においては色々なことをしっかり考えているというような子どももいるかもしれませんので、そういう場合はまた少し話は別になりますが、少なくとも教室で子ども達に向き合う際、私は前者のような子どもにはなってほしくないと思っています。

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2018年9月16日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2018年9月15日 (土)

濃い1日でした。

今日は通常のレッスンのほかに振替とイレギュラーのレッスンがあり、お昼前から19時前までほぼ休憩なしでレッスンしていました。
レッスン後も片付けや掃除、保護者の方へのご連絡、週明けのレッスンの準備などをしていたら21時になってしまい、色々書こうと思うことがあった気がするのですが、体力と「脳」力の限界…。

忘れなければ後日書かせて頂こうと思います。
本日はこれにて。

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2018年9月14日 (金)

褒めそびれてごめんなさい。

今日のレッスンで、ある3年生さんが大きな数の問題を考えていました。
その子は算数のセンスはあるのですが、なんというか波があって、難しい問題でも、なんでその問題がそんなにあっさりできるの?と驚かされることもあれば、多くの子にとって決して難しくないような問題でも、どうしてそんな答えが出るの??と驚かされることもある、少し不思議な子です。

大きな数の問題でもやはりそんな感じで、学年を考えると難しいであろう問題をあっさり解いてしまったりする一方で、どうしてその問題にそんなに悩む?と思うこともあり、ゆるゆるとレッスンが進んでいました。

その問題がすんなりできれば、これは絶対できるはずと思うものでも突然できなくなったりすることがあり、今日も、突然おかしくなっているのか、ただぼーっとしているのか判断がつかなくなっていたところ、別の問題を考え始めていたその子の計算用紙を見ると、大きな数がいくつも書かれていて、一瞬、一体何をしているのだろうと思いました。

少し考えると、示された数を1万倍したらいくつになるかを考えるのに、わざわざ位ごとに1万倍したらいくつになるか考えて書いているのだとわかりました。(例えば40の1万倍なら40万というように、別々に書き出していました。)

不調に陥って、それまでに結構時間を使ってしまっていたこともあり、今考えている問題はすぐできるはずなのに、早くしてよという気持ちがあったため、その子が一所懸命考えていたことに対して「自分でそうやって考えてるのはすごいけど、もっと簡単に考えられない?」と言ってしまいました。

もちろん、それ以前に10倍したら位が1つ左に、100倍したら2つ左にと、10倍するごとに位が1つずつ上がっていくということは学習しており、そういう問題もした後だったので、10000倍したら4つ分くらいが上がることに気づいてほしかったのは事実ではありますが、ぴんと来なくて、その子なりに考え出したのが、位ごとに1万倍してみるという方法だったわけですから、それはすごいことだったはずなのに、申し訳ないことをしてしまいました…。

もっともっとおおらかな気持ちで子ども達に向き合えるよう、精進していかねばと思いました。

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2018年9月13日 (木)

見ているようで見ていない

小さい子達とレッスンをすると、改めて気づくこと、忘れていたのを思い出すことが、しばしばあります。

今日の年長さんとのレッスンでのこと。
一緒にレッスンをさせてもらうようになった初めの頃は、自信のないことはなかなか手を出そうとせず、難しそうに感じると眠いとか疲れたとか言って、ある意味わかりやすい反応をしてくれていた子ですが、この頃は少しずつできることが増え、自信を持って答えられることも多くなってきて、笑顔も増えてきました。

その子は積み木を形に合うように置くなどの課題に少し尻込みする様子があったのですが、それも徐々に薄れてきて、この頃は「あ、そんなにすぐわかるようになったんだ!」と、見ていて嬉しくなることもあります。
今日は以前はかなり苦戦していた印象がある、模様作りの課題に取り組んでもらったところ、以前より遥かにすんなりと取り組んでくれるようになっていたので、抵抗感が薄らいだのは感じられました。
どこにどの色を見せながら置くかはすぐにわかったようなのですが、どの向きに置くかで苦戦しているようです。
積み木を回したりしながら考えてはいるのですが、なぜかなかなかお手本と同じになりません。

惜しいんだけどなぁと少しの間黙って見ていたものの、なかなか合わないので、「どこがまあるくなってる?」と声を掛けたところ、途端に正しく置き始めました。
こちらから見ていた限りでは、お手本と手元を見比べているように見えましたし、見比べながら積み木を回したりもしていたので、どうして合わないのかなと不思議に感じていたのですが、見ているようで、どこに目をつけたらいいのかに気づいていなかったということなのかもしれないなと気づきました。

少なくとも、置き方を教えたわけでも、「回してみたらどう?」などと直接的に指示をしたわけでもなく、私自身、その子がそれに「気づいていないということ」に気づいていなかったのですが、今のその子にとってはちょうどいい声掛けになったのかもしれません。

今日のその子に限らず、積み木や色板などの課題で、明らかにそれは合わないよねと思うようなものを置こうとするような子には、どこかの辺の長さや角を指して、「ここに合いそうなのはどれ?」などと声をかけると、自分が持っていたものがおかしいと気づいてくれるというようなことはよくあります。

恐らく、得意な子にとっては言われなくても見えることが、そうでない子には、たとえ目の前にあっても見えていなかったりするのだろうと思います。
それに気づいて、過不足なく声掛けをすることは、私にとってはまだまだ難しいことですが、努力し続けようと思います。

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2018年9月12日 (水)

たまたまかもしれませんが。

普段レッスンをしていると、レッスン中に毎回のように睡魔と戦う子が時々います。

教室を始めた年に来てくれていた当時小2だった男の子は、本人は必死で何とか起きようと努力するものの、見事に毎時間眠くなり、レッスン時間の半分以上睡魔と戦っているような状態で、どうすれば目を覚ませるか、顔を洗う、水を飲む、我慢できなくなるまで息を止める、立ち上がって体を動かすなど、様々なことを試してもダメだったため、強いミント系の飴をなめてもらったりなどもしましたが、4年生の途中ぐらいまでは打つ手なく、困ったものだと思っていましたが、成長と共に体力がついたのか、あるとき以降本人も不思議がるほど睡魔が襲ってくることがなくなりました。

少し前には、低学年の頃から数年来てくれて、その後中学受験のためにお別れした後、中学入学後に戻ってきてくれた男の子も、もう中学生だというのに、毎時間睡魔との戦いに悩まされたものでした。

で、最近高学年の男の子でやはり毎時間のように睡魔と戦う子がいて、その子は眠くないときはかなり算数のセンスを感じるものの、眠いと本当にどうにもならないため、レッスン前に仮眠してくるようお願いしたところ、短時間の仮眠をしてから来てくれたときには、いい調子でレッスンができるようになって安心していました。
しかし、今週のレッスンでは学校の終わる時間がずれ込んだとのことで仮眠ができずに来たところ、またも睡魔が…。
いつものように顔を洗ってもらったり色々したのですが、なかなかすっきり目覚めません。そんなときその子が「ああ、飲み物でも持ってくればよかった」とつぶやいたので、ふと思いつき、無糖の炭酸水を少し飲んでみてもらったところ、(無糖なので基本的に味もしないのですが)「うわ、にっが!」と言って3口ほど飲んだかと思ったら、いきなり目がぱっちり。「うわ、今度から炭酸水持ってこよかな。」と本人がいうほどでした。

もちろんたまたまかもしれませんが、無糖の炭酸水であれば体に悪くもありませんし、気軽に試せますので、眠気を覚ましたいときには今後も試してみようかと思います。(あまり小さい子だと炭酸水を飲ませるのは少しためらいますので、高学年以上の子限定かなぁと思ったりしますが。)

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2018年9月11日 (火)

見えないものは見えない

私は自分が中学生の頃、数学の立方体の切断の問題がとても苦手でした。
元々、展開図などの問題も決して得意ではありませんでしたので、空間図形全般に能力的に恵まれてはいないということではあるのですが、指定された点を通るように切ると、切断面はどんな形になるかという問題で、3点を決められたらその3点を結ぶ三角形、4点ならその4点を結ぶ四角形になるのでは?という発想しか、初めは出てきませんでした。

ですが、どうしてそうなるのか頭ではわからない分を、実際にものを使って切って確めてみるということを繰り返して、少しずつ想像できる範囲を広げてきました。ただ、残念ながら、今でも決して得意とは言えません。

今日のレッスンで、中学受験をする予定の子と、その類の問題をすることになりました。その子は「見える」子なのかもしれませんので、まずは問題を考えてみてもらったところ、数十年前の自分のように、示された3点をつないで三角形を描きました。(問題によっては三角形になる場合もありますが、その子が見ていた問題は五角形になるものでした。)

「気持ちはわかるわ。私も初めてこんな問題やったとき、おんなじことした!」とその子に伝えましたが、つまりその子も現時点では「見えていない」子ということのようだとわかりました。
そこで、立方体の形のメラミンスポンジ(激落ちくんのような白いスポンジ)とカッターナイフを用意して、まずは指定された3点をスポンジに書き込み、そのうち2点にカッターナイフの刃を当てた状態でその子に見てもらいました。

すると、先ほどまでは全く何もイメージできていなかった様子のその子の表情が変わり、「ああ、この辺通る?」と先ほどの自分の想像が違っていたことに気づいたようでした。
その後、ほかにどこを通りそうか、スポンジをまだ切らない段階で尋ねると、この辺とこの辺…とほぼ正しいあたりを指したので、「じゃあどんな形になりそう?」と尋ねると、「五角形?」と。

そう答えた後で実際に切ってみせて、自分の想像が正しかったことを確認してもらいました。
それをひとつ見せると、続いての問題は先ほどよりは明らかに考えられるようになっていて、たった一度具体的に見せるだけで確実に何かが変わるということも感じられました。

もちろん、複雑な問題になるとそれだけでは太刀打ちできないものも少なからずありますが、イメージできない子にとってはそんなものは到底解けるはずはないわけですから、まず基本的なものを経験として実際に見て蓄積することが大事なのは間違いないだろうと思います。

これに関しては、元々「見える」力を持って生まれている人達にはなかなか分かってもらえない部分だと思いますが、お子さんが立体図形に関して苦手そうだと感じた場合は、積極的に具体物を使って色々な物を見せてあげてほしいと思います。

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2018年9月10日 (月)

楽しいと感じること

今日は年長さんの体験レッスンがありました。
小さい子達の多くは好き嫌い、楽しいか楽しくないかをすぐに言葉や態度に表しますので、体験レッスンの段階で目をキラキラさせているような子のほとんどは算数が好き、得意という気がします。

今日のレッスンでも、まだ問題文を読んであげていないのに、理解して問題を解き始めたり、だんだん時間も長くなってきて、年長さんなのでそろそろ疲れたのではと「もうおしまいにする?」と尋ねても、「楽しいからまだやる!」と返事が返ってきたり。
これは、よほど間違った指導を受けない限り、算数が楽しくてよくできる子に育ちそうだなと感じました。

そのぐらいの年齢の子にとっては、恐らく勉強と遊びの線引きがはっきりしておらず、勉強だけど楽しいとかいう感覚ではないのだろうと思います。ただ単に、遊びの中で、パズルが好きだとか、レゴが好きだとか、それと同じような感覚で算数の学習が好きと感じているのではないかと。

もちろん、好き嫌いは理屈ではないので、小さい頃から既に数にあまり興味がなく、算数を楽しいと感じない子もいますし、形が苦手だから算数の図形などもキライというような子もいますから、これは周囲の働きかけで変えられるものではない部分もありますが、少なくとも、好きだ、楽しいと感じる子達は、その子に合った学習法や指導者に出あえれば、よりよく力を伸ばしていけるのではないかなと思います。(そういう存在に私もなれたらいいなと思います。)

苦手な子達にとっては、何か少しでも楽しい、面白いと感じてもらえるようなことがないか、どうすれば達成感を感じてもらえるかなど、もっともっと考えていかなくてはいけないなとも思います。

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2018年9月 9日 (日)

オフでしたので。

今日は更新お休みします。

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2018年9月 8日 (土)

身近なことに置き換える

これまでにも書いたことがありますが、子ども達が問題についてイメージができていないようなときに、簡単な数字に置き換えるなどと並んで、結構効果があるのは、その子にとって身近なものに置き換えるということです。

例えば、小さい子が文章題の内容を今ひとつイメージしていなさそうに感じたときなどに、出てきている名前をその子の名前に置き換え、登場するのをその子の家族などに置き換えて問題文を読んでみると、途端にパッと表情が変わり、問題を解き始めるというようなことがあります。

それは小さい子に限らず、高学年の子などにも場合によって有効なようです。
今日のレッスンで、受験算数の勉強をしている子が、場合の数、組み合わせなどの問題が苦手だと言っていて、確かにあの辺りはこれで合っているはずというスッキリ感が持ちづらく、条件を整理できるかどうかというところがポイントになったりもするので、私自身も好きになれない単元でしたので、気持ちはわかると言いました。

しかし、受験を考えている子にとっては苦手なままなのは困るでしょうし、これまで他塾などでして間違えた問題を見返していると、あれ?こんな問題まで間違っているの?と思うようなものがありました。

例えば、A、B、C、D、E、Fの6人のうち、4人は教室、2人は廊下の掃除をする場合の組み合わせは何通りあるかというもののような、全部書き出しても解けそうなものまで、どう考えたんだろう?というような答えが書かれていて、どう考えると考えやすいかを話したものの、どうもぼんやりとした理解しかできていない表情をしていました。
そこで、「〇〇ちゃんのクラスの友達6人で、2人が廊下の掃除するんやったらって考えたらわかるんじゃない?」と言ってみたところ、「あ~あ!」という反応が返ってきました。
少なくともその反応をする前は、その子の頭の中ではほぼ何もイメージできていなかったのだろうと思います。そして、その状態でどれだけ説明されても、結局はすぐに忘れて、自力で解けるようにはならないだろうと思います。

ですので、その子にも、自分の身近なものに置き換えて考えたらわかりやすくなることがあると伝えました。
特に、場合の数や組み合わせの問題は、問題の設定がイメージできなければ自信を持って解くことはできないだろうと思うからです。
受験算数の中でもこの単元はテクニックだけで乗り切るのが難しく、もしかすると最も考える力が問われる単元のひとつかもしれないなと思います。

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2018年9月 7日 (金)

不思議なスイッチ

子ども達とレッスンをしていると、時々理解不能、想像の限界を遥かに超えたような反応を見せられることがあります。
今日のレッスンでも、大きな数の学習をしていた子が、8ケタ同士の2数の差を問われる問題で、初めは2数を見比べながら暗算で答えを書いていたのですが、見間違えているのかいくつか答えが違う位があったため、「それ、紙に書いて筆算してくれる?」と声を掛けたところ、次に見ると割り算の筆算を書きかけていました。

「なんで割り算なの?さっきわり算してたの?差はどれだけって聞かれてるのに?」というと、今度は正しく引き算の筆算を書いたのですが、8ケタのうちある1ケタだけ答えを間違えています。
繰り下がりがある状態で2(下の位に10貸したので1になっている)から7を引くのですが、なぜかそこだけ「0」と書かれていました。2と7は足しても引いても0にはなりませんし、繰り下がっているので1と7だとしても、やはりどう考えても0にはなりません。
おまけにそれ以外の7桁は正しく計算できており、違うと指摘すればすぐに直せるだろうと思ったのですが、いっこうに正解になりません。その後何度か声掛けをしたもののダメで、他の問題を先にしてもらって、後で戻ってもらってどうにかこうにか直してもらえました。

後で考えると、もしかするとなぜかその位だけ繰り上がった上に足し算をしてしまったのかもと思いましたが、それにしてもなぜその位だけ突然計算が変になって、いくら声掛けをしても直せなかったのか、全く想像がつきませんでした。

こんな不思議なことが時々、色々なレッスンで起こります。
子どもは本当に未知だなぁと思います。

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2018年9月 6日 (木)

ゆっくりだけど。

子ども達の成長の速度はみんなそれぞれ違っているのだと思いますが、それは何か新しいことを学び取る際にも、少しいえばすぐわかることや、人がしているのを見ればそれで理解できることがあったりする一方で、丁寧に教えてもなかなかわかってもらえないことや、何度繰り返し見せても難しそうにしていることがあったりもします。

多くの場合、好きなことは簡単に身に着き、好きではないこと、興味がないことはなかなか身に着かないものだと思いますが、小さい子の場合は単に好き嫌いだけでなく、成長速度の差などによっても、難しいと感じるかどうかに違いがあるようにも思います。

更に言えば、性格によっても、新しいことを前にすると身構えてなかなかやってみようとしないタイプの子もいれば、楽しそう!と思ってろくに話も聞かずにやってみようとするような子もいます。

また、特に就学前の子などは理解のスピードなどに差が大きく出るように思います。

春から一緒にレッスンをさせてもらっている年長さんは、間違えるのが恥ずかしい、間違いたくないと感じるタイプなのかなという感じがしていて、見た感じで難しいと思うと、なかなか先に進もうとしない印象がありました。
その段階で無理に先に進めると、学ぶこと自体が嫌いになってしまうかもしれませんので、特に就学前はその子のペースに合わせて、たとえそれが予定よりゆっくりであっても、わかったと自信を持って進んでもらうことを心がけています。

初めのうちは4や5の数を見せると、「4?」「5?」のように、自信なげにこちらを伺ってきていたのですが、気づけば大きな声で「5!」と自信を持って答えられるようになりました。
次は10までの数ですが、今回のレッスンではぱっと見ていくつかわからなくてもいいので、いくつずつ並んでいたかを見てくれるように言ったところ、「2と3と2だった。」とか「3と4だった。」とか「上の方が1こ少なかった。」とか答えてくれるようになり、ここでもまた成長を感じました。

初めの頃、不安そうにこちらを見てくることも少なくなかった子が、自信たっぷりに答えてくれる姿は嬉しいものです。
もちろん、何かができるようになれば次のステップへと進んでいくので、また不安そうな姿を見せることもあるかもしれませんが、自信をしっかり蓄えて成長していってくれるといいなと思います。

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2018年9月 5日 (水)

意識してみてほしいこと

子ども達とレッスンをしていると、特に一緒にレッスンするようになって日が浅い子の中に、答えを言ってはこちらの顔を見、反応がないとまた違う答えをいうというような、少なくとも答えを自分で考えようとする気がない様子を見せる子がいます。
例えば、足し算の答えを書く前に「5?6?7?」というような感じで、どれがあっているのかこちらの反応で答えを選ぼうとするような状態です。

このように大っぴらに次々適当に答えを言ってみるというのはまだ幼い子に多いですが、学年が上がってくると、口に出さなくても、とりあえずまず何か答えを書いてみて、ちらっとこちらの表情を見、反応がないと消して別の答えを書いてからまたこちらを見るというようなことを繰り返す子もいます。

そういう子達は、そうすれば正しい答えがわかるという経験をしたことがあるのだろうと思います。
実際、そういう子達に対して私が、答えが合っていても表情を変えずに様子を見るというようなことをすると、合っている答えを消して他の答えに書き直したりします。書き直すたび私の顔を見て、表情が変わらないのでまた消して違う答えを書きということを繰り返し、そのうち書く答えを思いつかなくなって、わからないと言い出すか、それまでに書いた答えのどれかを「○○じゃないの?」と聞いてきたりします。

意地悪かもしれませんが、そういう子達には「合ってるとも間違ってるとも言ってないのになんで消したの?」と尋ねたり、「私の顔見ても答えはわからないよ」と言ったりすることを繰り返し、そのうち、この人にはこの手は使えないと子ども自身が諦めて、そこでようやく顔つきが変わって問題に向き合いはじめるということは少なからずあります。

子ども達の多くは色々な意味で大人が思うよりずっと賢いのだと私は思っています。
そして、例えば、算数が楽しくない、めんどくさいと思っているような場合、一所懸命考えるのが面倒なので、大人の表情を見て答えを探り、それでマルがもらえるなら、その方が楽ですから、その方法を選ぶ子が少なくないのだろうと思います。
そして、その方法が通じる大人が少なからず(もしくはかなり大勢)いるということなのだろうとも思っています。

子ども自身に考えさせようと思われるのであれば、よく考えずに答えを書いたと感じられるようなときにはたとえ答えが合っていても表情に出さないようにするというのも時には大事になってくるのではないかと思います。
あまり考えていないようなのに、書いた答えを「違ってるよ」などと指摘すれば、またあまり考えずに別の答えを書き、何か言ってくれるのを待つ子もいるだろうと思います。それを癖付けしてしまうと、子ども自身が考えて解くということからだんだん遠ざかっていくことにもなりかねません。

ご家庭での学習の際にも意識してみて頂けたらなと思います。

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2018年9月 4日 (火)

台風一過

今日はレッスンをお休みにさせて頂きましたが、起きてからお昼頃まではいいお天気で、本当に台風来るの?今日レッスンお休みにする必要なかった?と思うほどでした。
しかし、最近の予報は当たりますね…。13時頃から雨風が強まり始め、結局JRは午前中で運休になって以降動きませんでしたし、テレビに映し出される信じられないような映像に驚くばかり…。

幸いうちはほんの数分停電した以外は特に被害もなく通り過ぎてくれましたが、海に近いところは軒並み、浸水被害に遭われたようですし、街中でも屋根や建物の一部が飛ばされているような映像も見ました。
皆さまは大丈夫でしたか?

明日からはまた通常通りレッスンさせて頂く予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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台風接近

予報では明日はレッスンを全面的にお休みにさせて頂く方がよさそうだということで、今日は出勤して明日のレッスンの方にご連絡を差し上げたり、明後日のレッスンの準備をしたりして、遅くならないうちに切り上げて帰宅しました。

それにしても、今年は豪雨、勢力の強い台風が何度も何度も来ますね…。
そのたびレッスンをお休みにしたり、振替をお願いしたりしていますが、色々とご予定があって振替をお取り頂くことが難しいお子さんも少なくないので、週1回しかないレッスンがとんでしまうのは悩ましいです。
これからが台風シーズンでもありますから、心配は続きます。

明日の台風は25年ぶりの勢力とも言われていますので、皆様どうぞお気を付けくださいませ。

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2018年9月 2日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2018年9月 1日 (土)

9月初日

今日から9月が始まりました。
しかし、今日は自分の力不足を感じることがあったり、ちょっと凹むことがあったりの1日になりました。
2学期のスタートをしっかり気持ちを引き締めて、もっとがんばりなさいと言われているのかもしれませんね。

しかし、週明け火曜あたりにまた大きな台風が来る予報が出ています。
予報次第では火曜のレッスンをお休みにさせて頂くかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

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