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2018年8月27日 (月)

切実な問題

これまでにも何度も書いていますが、レッスンの準備のために自分で予習などをする際、空間図形の類ではこれまで経験したことのないような図形や操作が出てくると、本当にどう考えていいかわからないということがあります。
それは、算数の問題であってもです。(算数といっても受験算数なので、実質は中学の数学内容だったりしますが。)

私の場合はもうこの先、算数や数学で試験を受けることはないでしょうし、事前に予習をしているので、ものを使って再現してみるなどして確かめ、ああ、こうなるのか!とか、こういう意味なのか!とか、納得して問題を解き進めるようにしているため、最終的には何らかの解決ができるのですが、世の子ども達の中には私と同等か、私よりも空間のイメージが苦手な子というのが恐らく半数ぐらいはいるのではないかと思います。

もし中学受験を考えておられる場合、その力が劣る子にテクニックを覚えさせて何とか乗り切らせようとしても、図形に関しては見たことがある問題、解いたことがある問題が出るとも限りませんし、全くイメージができない状態で問題を解くのはただただ苦しい作業でもあると思うのです。

先日、図形が弱いと感じた子にご家庭で積極的に積み木や色板などをしてもらったところ、短期間で変化が見え始めたのですが、その力が弱い子でも、小さいうちから積極的に具体物を使ってものを作ったり、のこぎりなどで一部を切りとったり、色々な立体を使った経験をさせてあげることで、「見たことがあるもの」が増やせますから、考えられる範囲が広がるのではないかと思います。

見たこともないものを想像することは難しくても、見たことがあるものに似たものであれば、ある程度想像できる場合もあるでしょう。ですから、実際の経験として色々な蓄積があるかどうかが、受験算数に向かう際に差になってくることがあるのではないかと思います。

計算などは反復練習である程度乗り切れるところもあると思いますが、図形問題などになると量をこなすのもなかなか大変ですし、同じような問題を反復しても別の問題に活かせるとは限りません。
そういう意味でも、図形に関して持って生まれたものがありそうかどうか様子を見て、苦手そうだと思われる場合は小さいうちから積極的に具体物を使った色々な経験をさせてあげてほしいと思います。

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