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2018年8月 9日 (木)

目盛りの読み方

今日レッスンをしていてふと思ったことがあります。

もう随分前になりますが、真面目で大人しい高学年に差し掛かった女の子とレッスンをさせてもらっていたときのこと。算数に少し苦戦をしているということで通ってくれることになったように記憶していますが、話はきちんと聞き、言われたことはその通りにしようとする子でしたので、こういうタイプの子であれば、学校の算数ではさほど困らないのでは?と、少し不思議に思いながらレッスンをさせてもらっていたところ、どうやら数量感覚がなかなか身につきづらいのかなと感じるようになりました。

ですが、コツコツ努力できる真面目な子だったので、学校の算数ではほぼ困ることはないのではというぐらいにまで変わってきた一方で、その子が極端に苦手としていたのが目盛りを読むということでした。
目盛りを読むといえば、子ども達にとって身近なところでは時計の文字盤の目盛りを読んだり、定規で長さを測ったりということや、リットルますなどの目盛り、数直線の目盛り、秤の文字盤の目盛りを読んだりなどがあるかと思います。
そういう基本的なものについても、その子は数えることにとても苦労していました。これまでそういう子を見たことがなかったので(ほかにできることと比較して、目盛りを読むことだけが極端に苦手という状態)、効果的な対処の仕方が見つけられず、申し訳なく思ったことを覚えています。(幸い、その後中学受験をして、行きたい学校に行けたようですので、目盛りを読む以外の部分でしっかり補ったのだろうと思いますが。)

そのことを今日のレッスンで思い出したのは、今日のレッスンの1年生さんが時計の学習をしているときに、半端な分の目盛りを読むようなものを(例えば38分から60分ちょうどまでの読み方だと、60分の位置から5、10、15、20とあと2分と数えるか、38分の位置からそのまま、1分ずつ数えるか、39、40の2分を後回しにして、40分から、5、10、15、20と除けておいた2分と数えるかなど、どう読むかでスムーズに読めたり、面倒になったりします。)一度ちらっと60の方から数えたほうが数えやすいかもと言っただけで、さっさと5、10、15…と読み始め、見ていると、時には「ここで10」といきなり10ずつ数えていたり、分の帯が2本に分かれても、その子なりに工夫をしてスイスイ読んでいく姿を見たからでした。

そして、そういえば、算数が得意、数量感覚が優れていると感じるような子達はほとんど、目盛りを読む際にも何らかの工夫をしたり、自然と読みやすい方法を選んだりしている印象があります。
他方で、算数が苦手であったり、数量感覚が身についていないように感じる子は、とにかく1目盛りずつ「1、2、3、…」と数えていく場合が多いように思います。

算数に限らず、大人が教えなくても何かが上手にできるというようなことがそれぞれの子にあるのではないかと思いますが、目盛りを読むということに限ってみても、それで算数の現時点でのその子の能力がある程度わかるのかもしれないなと感じました。

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