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2018年7月 4日 (水)

思い込み

教室では色々な算数パズルなどにも取り組んでもらうことがあるのですが、図形に関する問題に不安があるということで、面積パズルや角度を求めるパズルのようなものを頭の体操的にやってもらっている子がいます。

算数や数学の問題で、中には敢えてバランスを変えた図を使い、ぱっと見た感じでは解けないようにしているものもありますが、図が複雑になってくると(例えば正三角形をわざと歪めて描いて、そのまわりに他の図形などをつけていくなどすれば、図が成立しなくなるようなこともあるので)おおよそ正しいバランスで描かれているものも少なくありません。

バランスが合っていそうな場合、解き方を思いつかないときや、時間が足りずとにかく何か書かなくてはというような場合には見た目で答えを書けば正解する可能性は多少あるだろうとも思います。
また、多くの場合、教科書で扱う問題やそれに準拠するドリルやワークブックなどの問題では、正しいバランスで描かれているものが多いので、なんとなく解けてしまうものも少なからずあるのかもしれません。

ただ、その感覚に慣らされていると、同じ長さだという条件が与えられていないのに見た目だけで長さを同じだと思い込んでしまったり、見た目でこれは直角だなと決めて問題を解き進めてしまったりということをしてしまう場合があります。
受験をしない小学生であればそれでも大丈夫かもしれませんが、中学受験をする場合、条件が与えられていないのに思い込みで解き始めるといつまで経っても解けないというようなことにもなりかねません。

図形に不安があるというその子は、算数自体はかなりいいセンスをしているのですが、その類のパズルを考えてもらっていると、何も書かれていないところを勝手に二等辺三角形だと決めていたり、長さが書かれていないのに、二等分されていると決めていたりということがちょこちょこ見受けられました。
「それ、同じ長さってどこにも書いてないよ?」「そこ、なんで30度って決まるの?」などと声をかけるたび、「え?違うん?」というその子に「見た目で解いたらダメなのよ。」と繰り返し言っているのですが、その感覚を身につけてもらえるのにどのぐらい時間がかかるかはわかりません。
それでも、この先数学へとつながっていくことを考えれば、しっかりと身につけておくべきことなのは間違いありませんので、気づくたび何度でも声掛けをしていこうと思います。

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