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2018年7月20日 (金)

空間認知能力

子ども達とレッスンしていると、空間認知の能力については生まれ持ったものがかなり大きいように感じます。
私は残念ながら、その能力はあまり高くないので、展開図や立体の切断、回転体など、頭の中でイメージ操作が必要な問題は、過去に経験したことがあることや、解いたことがある問題などでなければ、どう頑張ってもその場で解くことができない(実際に物を使って確かめなければわからない)ものがあります。

それは子ども達を見ていても感じることで、例えばサイコロの展開図を見せて、それを組み立てたらサイコロができるかできないかを判断させると、これまでそういう問題をしたことがないという子でも頭に何か思い浮かべている表情をして、あっさり解いてしまう子がいる一方で、さすがにそれは絶対できないよね?というようなものでも見分けることができない子もいます。

前者の場合はその能力をより伸ばしてあげればよいだけですが、後者の場合、早く気づいて早くから働きかけてあげることで、ある程度まではその力を伸ばすことができるように感じます。
それはもちろん経験を積み重ねているからでもあるのだと思いますが、頭が柔らかいうちに始める方が、よりよく伸ばせるのではないかと思います。

以下、画像を3枚あげますが、例えばこの展開図を組み立てる場合、ピンクのシールが貼ってある部分は3つの頂点が集まっていますから、これ以上ほかの頂点が付くことはありません。(4つの頂点を集めるの正方形になり、平面になってしまいます。)



2枚目の画像の2つのシールを貼った頂点は、組み立てると付きますが、3枚目の画像の2つのシールの頂点は同じ面の頂点ですから、絶対付きません。(付けようとしたら、その面を対角線で折らなくてはなりません。)





しかし、苦手な子だと、3つ集まっている頂点に更にほかの頂点が付くと考えたり、3枚目の画像の2つの頂点が付くと考えたりすることも珍しくありません。

真面目に考えているようなのに全く正解できない、全くありえないようなことを答える、そういう場合は空間認知が弱い可能性があります。
それが早くに分かれば、積み木やブロック、折り紙、厚紙などでの工作、お料理のお手伝いで食材を縦や横、斜めなど色々切らせてみるなど、実際に立体に触れ、目にする機会を意識的に作ってあげて頂けたらなと思います。

もちろん、算数、数学の一部の問題ができなくても生きていく上ではさほど困らないかと思いますが、空間認知が弱いと、極端な場合、例えばこの引き出しにこの物が収まるかどうか、この箱にこの荷物が収まるかどうかなどが目で見ただけでは判断できなかったり、判断を誤って無用に大きな袋や箱に入れてしまったり、しまうことができなかったりということが起こってくるかもしれません。それは算数ができないより、不便を感じることが多いということになるかもしれませんので、伸ばせるのであれば伸ばしておく方がいいのではないかなと思います。

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