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2018年6月 1日 (金)

広く見る

これも持って生まれた能力によるところもあるように思いますが、子ども達にタングラムなどの、お手本に合うように積み木を置いてもらうような課題に取り組んでもらうと、楽しそうにスイスイできてしまう子がいる一方で、どう見ても絶対合わないものを置いてみたり、違ったからやめたはずのところに何度も何度も同じように置いたりというようなことを繰り返す子がいます。

もちろん、後者のような子達も慣れなどによって、段々とできるようになっていくのですが、例えばタングラムであれば、残ってるものの形と、空いているスペースの形が全く違っていれば、当然今置いてあるものの何かが違うと判断できます。
また、辺の長さや角に目が向けば、そこにその長さが合うかどうか、角が合うかどうかの判断ができたりもします。(角の大きさに関しては、苦手な子は実際に合わせてみないとすぐにはわからない場合もあるように思いますが。)

ちょっと余談ですが、角の大きさといえば、例えば見ただけでその角が直角かどうか、その三角形が正三角形かどうかなどの判断ができる子がいる一方で、苦手な子はどう見ても直角じゃないものでも三角定規の直角部分をあてて確かめてみるなどしなくてはわからないということがあります。これは多分生まれ持っての差なのではないかなと思います。

話を戻しますが、苦手な子の多くは、全体が見えていないように感じることがあります。
お手本の今自分が見ている一部分と手に持っている積み木の形が合うかどうかだけを見ていて、残っている積み木の形には意識が行っていない、空いているスペースにも意識が行っていない、そんな印象を受けることがあります。
その場合、まずは部分ではなくお手本全体を見ること。積み木も手に持っているものだけでなく、残っているものも見ること。そういうことを意識させることがより重要になるのではないかと思います。
そういうことができなくて苦手な子に、いくら練習をさせても、目の前のお手本だけはどうにかこうにかクリアしたとしても、なかなか次につながっていきづらいのではないかと思います。(もちろん、それでもだんだんと慣れてはいきますが。)

形合わせに限らず、4つか5つの図の中から同じものを2つ選ぶとか、一番数が多いものを選ぶとか、そういうような問題でも、まず全体を見ることですぐに気づく場合や、除外できる選択肢に気づく場合があります。
「広く見る」というのは、意識的に働きかけなければ、子どもはずっと気づかない場合もありますので、参考にして頂けたら幸いです。

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