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2018年6月20日 (水)

わかっているかどうか

子ども達とレッスンをするとき、説明して覚えてもらうということは最低限に留めるよう心掛けており、また、多くの子は「わかりますか?」と聞かれると「わかりません」と答えることにためらいを感じがちだということもわかっているので、問題の意味を理解できているかどうかなどを確認したいときも、できるだけ「わかる?」というような尋ね方をせずに確かめられないか考えます。

もちろん、その言葉の意味を知っているかどうか確かめるだけというような簡単なことであれば、直接的に尋ねる場合もありますが、例えば、右左を知っているかどうかであれば、右手を挙げてみてもらうとか、多い少ないを知っているかどうかであれば、目の前にいくつかおはじきなどを2つに分けた状態で出して、「どっちが多い?」と尋ねて答えられるかどうかなどで確認したりします。

今日のレッスンでも、時計が数秒遅れていて、その場合の正しい時刻を考える問題があったのですが、その問題を考えてもらうと、これまでの感覚だと半分以上の子が答えを間違える(遅れているのに更に前に戻してしまう)印象があり、今日その問題を考えた子も、やはり遅れの分を引いて答えを出そうとしました。

そこで、時計が遅れているという意味がわかっているかどうか確認するため、教室の時計を指して、「今4時5分だけど、あの時計は正しい時刻より1分遅れてるんなら、今何時何分?」と尋ねてみました。すると、少し考えて「4時6分?」と答えられたので、問題の意味は理解できるということが判断できます。
また、このように問題を簡単にして尋ねることで、どう考えたらいいのか気づく場合も少なくありません。

小さい子であれば、まだ「おつり」という意味を分かっていない場合もありますので、おつりが関係するような問題が出てきたときにも、まずおつりの説明をするのではなく、例えば「80円のガムを買うのにお店の人に100円渡したらおつりはいくらかわかる?」などのように尋ねて、「20円」と答えられる子はおつりを理解していると判断できますし、そこで答えられない場合に初めて「おつり」の説明をするようにします。

わかっているかどうかを確かめたいときには、このように、何か簡単な数字や例に置き換えて尋ねてみたりすることで子どもにわかるかどうか尋ねずに済むことも少なくありません。

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