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2018年5月 1日 (火)

気づく・気づかない

ある3年生さんとのレッスンでのこと。
その子は1年生の時点で算数でかなり苦戦しているということでご縁を頂いたのですが、すっと理解できることと、理解に時間がかかることがあり、それも一般的に多くの子は比較的すんなりいくところで時間がかかったり、これはちょっと難しいかな?と思うことがそうでもなかったりというようなこともあったり、その日のコンディションが大きく影響したりというようなこともあったりします。

その子と前回からわり算の学習を始めたのですが、絵を見ながら分けていく問題は順調にスイスイと進み、教具の図を見ながら、掛け算の式と割り算の式を作るものも問題なく進んで、割り算は大丈夫そうだなと思いながらレッスンを進めていました。

図に描かれたドットの数を求めてから、決められた数で割るといくつになるかという問題も、助ける必要なくスラスラ解き、掛け算の式の四角にあてはまる数を求めるものも難なくクリア。これなら安心だなと、いよいよ割り算の式だけのプリントを渡した途端、完全に手が止まり、突然目の力もなくなりました。

余りの変化に眠くなったんだろうかと思ったりもしましたが、そうではなさそうで、何度か声掛けをしたり、それまでやってきたプリントを見直してみてもらったりしたものの、少なくともその時点ではまだ全く掛け算と割り算の関係に、その子は気づいていなかったようです。

ただ、こことここを掛けたらこの数になるでしょ?というような指導はしたくなくて、それだと、その子は自分で気づいたわけでもなく、なぜそことそこを掛けるともとの数になるのか、なぜ割り算を掛け算で考えられるのかを考えることなく、答えだけが出せるようになる状態になってしまうかもしれないので、何とか自分で気づいてもらえるよう待ってみました。

その結果、時間はかかったもののゆっくりと動き出し、マルがもらえると次、その次と、この考え方で合っているんだなと確信が持てたのか、段々とスピードが上がっていきました。

同じプリントを同じように提示しても、何かに気づく子と気づかない子がいたり、同じ子でもあることには鋭く気づくのに、別のことでは全然気づかなかったりということがあったりします。
気づく子にはあれこれ説明は不要ですし、気づかない子にも小出しに手助けをして、最終的には自分が気づいた、自分でわかったと思ってもらえるよう、できるだけ努めていますが、相変わらず試行錯誤の日々は続きます。

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