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2018年5月 2日 (水)

嬉しい瞬間

子ども達とレッスンをしていると、多分、一般的な指導ではなかなか出合えない瞬間にしばしば出合い、そのたび感動したり、驚いたり、嬉しくなったりします。

多くの場合、子供に勉強を教える立場の人は、どうすれば解けるのか、どうしてそうするのかなどを「説明」するところから入るのではないかと思います。特に子供の人数がある程度多くなると、そうしなければ授業が成立しづらいということもあるだろうと思いますので、やむを得ないところもあるのでしょう。
また、その一方方向での指導では子ども達の力が付きづらいということに気付き、アクティブラーニングとか、学びあいとかいう方向へ向かおうとしてもいるようです。

うちの教室では、一度に見せてもらう人数をごく少人数にしているので、子どもの表情や反応を見ながら進めることができるため、最初に説明をするのではなく、これまでに積み重ねてきた知識や経験で考えられるかもしれないようなものはまず考えてもらうところから入ります。
その結果、私が予想していなかった考え方をする子がいたり、教えなくても完璧に自分で気づいて解いてしまう子がいたりして、そんな場面に出合うたび、嬉しくなるのです。

今日のレッスンでも、ある高学年の子が、連続する4つの数の和が54になる場合、その4つの数が何かという問題を考えていたとき、「あ、いいこと思いついた」といって、54を4で割り、それぞれ平均が13.5になるという計算をして考え始めました。
もちろん、これまでに解いたことがあるのであれば別に感心も感動もしないのだと思いますが、私は一切考え方を説明していないのに、自分でそう思いついて解き始めた姿に嬉しくなりました。

別の低学年さんとは角度の学習をしていたのですが、分度器で角度を測る問題をしているとき、180度を超える角を求めるもので、180度より小さい方の角度を測って100度だとわかっていて、1回転は360度というのがわかっている状態なのに、なぜか360度から100度を引けばいいというところにつながりません。
それまでほかの問題などでスイスイ順調に解いていたので、たまたま気づかなかっただけかもしれませんが、説明せずに気づいてもらいたくて、紙に円を描き、1周が360度だということを確認した後、ハサミで90度切り取って見せて、「これ何度?」と尋ねると、「えっと、270度」と答えました。そこで、あ!と言ってくれるかと思ったのですが、まだつながっていないようだったので、「じゃあ、あと10度分、全部で100度切り取ったら、何度になる?」と尋ねると「260度」と答えたので、「そうよね?」というと、先ほど手がとまっていた問題に「260度」と答えを書きました。
その後2問、そういう考え方で解く問題が続いていたので、もうできるだろうと思ったのですが、なぜかまだ完全に腑には落ちていなかったらしく、小さい方の角度を測ったところでまた考え込んでいました。
そこで、もう一度「1周からそこ切りとったら何度になるの?」と言ったところ、「ああ~~あ!そういうことか~~!」と表情がパッと明るくなり、ようやくすっきりしたようでした。
こんな風に、子どもが本当に理解してぱっと表情が変わる瞬間も本当に嬉しい瞬間です。

そういう表情をたくさん見られるよう、がんばっていきたいと思います。

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