情けなく悲しい
もう1年以上にわたって、国会中継を見ては腹立たしくなり、関連のニュースを聞いては情けなく、悲しくなっていますが、ここに来て今度は次官のセクハラ報道。音声まで公開されての報道にもかかわらず、ご本人は全面否定。財務省もその長も擁護の立場を見せているのを見て、心底情けなく、悲しくなりました。
海外で昨年来、「MeToo」の運動が盛り上がりを見せ、声をあげられなかった女性達がずっと抱えてきた辛かった思い、苦しかった思いを告白しており、その告白、告発によって、大物と言われた方が立場を追われたり、自らがしてきたことの報いを受けたりしています。
しかし、未だに日本では、勇気をもって告白した女性がかえって悪者のように扱われるということが続いていて、どれだけ時代が変わっても、まだまだ日本は男尊女卑の考え方が色濃く残っているんだなと感じます。
今回の次官の件も、相手が記者だろうがなかろうが、ああいう発言を女性に向かってすること自体不快ですし、あの方に奥様や娘さんがおられたら、あの音声を聞いたらどう思われるか…。
そんなどうしようもない発言をしたことに対して、恥ずかしいとさえ感じないような人が国の重要なポストについていて、その人を多くの男性が擁護しようとしている現実に背筋が寒くなります。
どうすればそんな世の中を変えられるのか…。
女性だけでなく、心ある男性も一緒にもっともっと声をあげてほしいなと、心からそう思います。
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